林房雄は、若い頃は共産党員でした。治安維持法違反で逮捕され、刑務所内ではじめて日本の歴史を勉強したそうです。

出獄した林房雄はプロレタリア文学者としての廃業を宣言します。その後は中間小説を書くようになりました。

支那事変が始まると文学報国会の会員として戦地に赴いて戦意高揚のための文章を書きました。

これが災いして戦後は公職追放の憂き目を見ます。

林房雄という人物は酒好きの豪傑だったようで、日本の敗戦を自虐的に解釈したりはしませんでした。占領期の日本で権力をふりまわしていたケーディスというGHQの官僚と口喧嘩をしたこともあります。

そんな林房雄は「大東亜戦争肯定論」を書きました。林の歴史観は明確です。日本は幕末から昭和二十年まで祖国を守るために戦い続けた、という百年戦争史観です。

実際、そのとおりです。幕末の争乱、朝鮮の動乱、日清戦争、三国干渉、日露戦争、満洲事変、支那事変、大東亜戦争、およそ百年のあいだ日本は欧米列強の侵略をはね返すために戦い続けました。自国に加えてアジアの独立までも背負い込んで無理な戦争をやりました。

そして、敗戦です。欧米列強に敗れたのです。敗れたおかげで平和にはなりました。戦いが終わったからです。しかし、これはカルタゴの平和です。隷属状態だから戦う必要がなくなっただけです。独立を回復するためにはなお戦う必要があります。

林房雄と同時代の小説家である阿川弘之は「山本五十六」というつまらぬ小説を書きました。さらに海軍善玉論という大嘘を撒き散らしました。陸軍の悪口を書きまくり、アメリカの悪事にはまったく触れませんでした。阿川弘之は保守を気どっていましたが、エセ保守のアメポチです。阿川弘之を支援していたのは読売新聞です。読売はCIAとつながっておりました。実にわかりやすいですね。

そんなエセ保守の阿川とは違い、林房雄は日本の立場から独自の史観を打ちたて、世に問うたのです。林の百年戦争史観こそ日本国の正しい歴史であると思います。

 

 

 

 

 

 




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