本の評価 ・特A(人にプレゼントしたいくらい面白い)・A(かなり面白い)・B(面白い)・C(普通)・D(暇潰し程度)・E(時間を返せ❗️) 


 「C」

2008年出版(単行本は2002年刊行)



私は、なにをしているんだろう。どうしたら「私」でいられるんだろう? カトリック系女子高校に通う、三人の少女、那由多、淑子、翠。性格の異なる三人の「私」は、家族、学校、男たちの中にあって、それぞれが遠いはるかを、しずかに深くみつめている。「秘めごと」をかかえる彼女たちの微笑の裏側の自由。甘やかな痛みの底に眠る潔くも強靭な魂。自分を生き抜いていくために「私」が求めていたことは。記念碑的青春小説。(データベース引用)


今まで読んだ三浦しをん作品で

始めて登場人物の中で一人も好きなキャラが居ない作品


一切笑わせにこなかった…

いつもの三浦しをん節が無いのは寂しい…


章ごとに3人の少女が入れ替わり主人公になる


しかも3人とも怖い

闇を抱え過ぎタイプ

得体の知れないタイプ

マイナス思考の被害妄想タイプ


途中何を読まされてるのか状態になる(笑)


哲学的であり純文学風であり

好きな人は好きな作品ではあると思われる


今回結末を書かない作品で

目茶苦茶気になる


何十年後を舞台の続編が出てたら

その後の主人公の状態は怖いが

気になるから読みたい