本の評価 ・特A(定価で買っても良い程面白い)・A(かなり面白い)・B(面白い)・C(普通)・D(暇潰し程度)・E(時間を返せ❗️) 


 「A」

1998年出版(単行本は1995年刊行)



年金暮らしの老女が芸能人の“おっかけ”にハマり、乏しい財産を使い果たしていく「おつかけバアさん」、“タヌキには超能力がある、UFOの正体は文福茶釜である”という説に命を賭ける男の「超たぬき理論」、周りの人間たちが人間以外の動物に見えてしまう中学生の悲劇「動物家族」…etc.ちょっとブラックで、怖くて、なんともおかしい人間たち!多彩な味つけの傑作短篇集。(データベース引用)


短編集でかなり攻めた作品だった


簡単に例えると

性根の腐った星新一作品(笑)


良い意味で


世にも奇妙な物語で使われそうな作品ばかり


もしくは

創作落語のような上手さもある


「しかばね台分譲住宅」は

普通に考えれば怖い話なのに、途中麻痺して声出して笑ってしまった。


「あるジーサンに線香を」は

読んでる途中


このタイトルに違和感


内容的に

「アルジャーノンに花束を」を

モチーフにしてた(笑)


やられた


今回あとがきが掲載されていて


東野圭吾の教師嫌いを知ることとなる


教師に恵まれなかったと書かれていたが


逆に恵まれていたら


教師になっていて


数々の名作を

世に輩出してなかったらと

考えると


教師嫌いで

心底良かったと思う。