本の評価 ・特A(定価で買っても良い程面白い)・A(かなり面白い)・B(面白い)・C(普通)・D(暇潰し程度)・E(時間を返せ❗️) 


 「B」

2012年出版(単行本は2009年刊行)



映画化もされた第135回直木賞受賞作『まほろ駅前多田便利軒』の多田と行天が帰ってきた!相変わらず、汚部屋清掃、老人の見舞い、庭掃除に遺品整理、子守も料理も引き受ける多田便利軒。ルルとハイシー、星良一、岡老人、田村由良ら、お馴染みの愉快な奴らも健在。多田・行天の物語とともに、曾根田のばあちゃんの若き日のロマンス「思い出の銀幕」や岡老人の細君の視点で描く「岡夫人は観察する」など、脇役たちが主人公となるスピンアウトストーリーを収録。(データベース引用)



ブロガーのなりりさんに教えて貰った

エッセイも小説も面白い

三浦しをんさん


その中でも大好きな

まほろシリーズ


今回は短編集で

お馴染みの登場人物が現れ

同窓会的な気持ちで

あっという間に読破した

読み終わった後も

さらに余韻が残る

まだまだ続けてほしいシリーズ


ディスったつもりが哲学的に思えてしまうような文章が度々出てくる。

エッセイが面白い人の強みが垣間見られる


その一部抜粋


行天の行動に怒りを抑えた主人公の表現として

「悟りの境地とは、なげやりと同義なのだなと、発見に1人うなずく」



行天というキャラクターが

とにかくいい


主人公の便利屋の所に居候

手伝いにならない

いい加減な男だが

なんだか憎めない

腕っぷしは強い


ドラマ化と映画化で

演技が上手いのか下手なのか永遠の謎で

お馴染みの

松田龍平が演じる


この行天役

松田龍平以外

絶対出来ない


正直

松田龍平に寄せたのかと思うくらいハマり役


探偵はbarにいるの高田役も

松田龍平に寄せてる気がする


どちらも異常に喧嘩が強いキャラ


この部分は

松田優作のDNAを引き継いでるよなあ


毎回

まほろシリーズの

本レビューのつもりが

松田龍平のレビューになってしまう(笑)