本の評価 ・特A(定価で買っても良い程面白い)・A(かなり面白い)・B(面白い)・C(普通)・D(暇潰し程度)・E(時間を返せ❗️) 

 

「B」

2008年出版



我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。(データベース引用)


会話の描写が異常に少なく

コラム、エッセイなのか?と思ってしまう作品。

独り言のような感じで話が進んでいく。


今までにないパターンで斬新。


ただ、このパターンは苦手な人は途中で読まなくなる可能性はある。

そのゾーンを越えると止まらなくなる。


伏線回収はお見事。面白かったが爽快感が、余りにも無さすぎる。

望んでる結末に近いのに爽快感がないのは、作者は相当ひねくれてるな(笑)


毎回、会話の描写が少ないパターンの作風なら

頻繁には読みたくないかな?