空海 KŪKAI | 奈良国立博物館 https://www.narahaku.go.jp/exhibition/special/202404_kukai/
明日から6月にかけて開催されます。
前期と後期があるみたいですね。
ふとしたことがあって、この開催を最近知りました。
口幅ったい言い方をすれば「来い」ということです。
思い立ったが吉日、と申します。
ではまた明日。
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整骨院の予約の時間を無理言って繰り上げてもらい、近奈良から登大路を歩き大量の外国人と鹿を掻き分けなんとか10時に博物館に着きました。今日は展覧会初日です。そこそこ混んでました。
入館料大人1枚¥2000です。
見合うといえば見合いますが、まあ、微妙な金額ですね。でもお薦めはします。
【お大師様のおことば】
【密蔵深玄にして翰墨に載せ難し。
更に図面を仮りて悟らざるに開示す】
(弘法大師請来目録)
密教は深淵なもので、文字では全てを伝えられない。
そこで図や絵を用いて、悟らない人に開き示すのだ。
【法は元より言なけれども、言にあらざれば顕れず。真如は色を絶すれども、色を待ってすなわち悟る】
(弘法大師請来目録)
真理はもとより言葉を離れたものだが、言葉がなくては真理を表すことができない。絶対的な真理は現象界の物を超えたものだが、物を通じて初めて真理を悟ることができる。
【杳杳(ようよう)たり、杳杳たり、甚だ杳杳たり、道はいい道をいうに百種の道あり。書(しょ)死(た)え、諷死えしかば本何がなさん】
(秘蔵宝鑰)序
広く深く、広く深く、きわめて広く深いことよ。さまざまな道を説くのに百種の道がある。それらを書くことなく、暗記することもなければ、教えの根本をどうして伝えられようか。
【目を驚かす奇観を貴ばず、誠はすなわち国を鎮め人を利する、これ宝なり。】
(弘法大師請来目録)
目を見張るような奇異な教えが貴いというわけではない。国を鎮め、人を幸せにすることこそ、価値ある宝なのだ。
【虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、我が願いも尽きん】
(性霊集巻第八)
この世の全ての物が消滅し、仏法の世界が尽きるまで、私は人々が救われることを願い続ける。
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マンダラの宇宙ー本質(球)の世界
mandaーまるい、円、輪、球、中心、本質
laー所有すること
「本質を有するもの」
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まんだら、曼荼羅、曼陀羅
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両界曼陀羅……上にも記してありますが、あまりにも深すぎて、高野山大学で学ぼうが僧侶になろうが、正味で一身を捧げて修行修養に打ち込まないと本質を理解するのは真の意味で無理かと思います。
密教法具の展示が多数ありまして、勿論触れることはできませんが、近くに寄って【気】を感じてください。