(この記事は2023年の1月に記載し今回加筆します)




年末年始の神社仏閣のお参りの仕方を伝えるテレビ番組を見てて、番組名とか忘れたんですけど、お伊勢さんの広報担当の方?がお参りの作法を坊主頭のお笑いタレントさんに説明していく場面がありまして、鳥居のところからの作法を説明されていました。

他の神社様でもされているところもありますが、伊勢神宮様の内宮・外宮の鳥居の左右の支柱には【榊(さかき)】が巻かれています。

その【榊】が支柱に巻かれている理由を広報担当の方がお笑いタレントさんに説明されていました。


【鳥居に神様がいらっしゃるんです】


と仰っていました。


ええ、その通りなんです。


初めてじゃないですかね、公の番組で仰っていただいたのは。


【鳥居に神様がいらっしゃるんです】


神の在座(かみのます)

鳥居に伊礼ば(とりいに居れば)   です。


分かりやすく言いますと

イギリスの宮殿の出入り口の左右に

衛兵(近衛兵)が警備に立って居るでしょう?あんな感じです。

何してはるか?


人に憑いてやってくる悪鬼の取り締まりと、どんな人がお参りに来たかを御祭神様にご報告をされるのが主な【御仕事】です。

それから、【榊】が巻かれていない鳥居でも必ずされてください。

榊が巻かれていなくても神様はいらっしゃるので。


稲荷さんの千本鳥居は1本づつしないといけないの?

安っぽさの象徴である千本鳥居はされなくていいです。

そもそも、このブログ内の記事で述べていますが、稲荷神社さんはスルーされてください。


皆さん神社様にお参りにお伺いされていて、鳥居の前で一礼されている方はよく見掛けますが、それは鳥居の向こう側にいらっしゃる本殿・拝殿にいらっしゃる御祭神様に礼をされているのだと思います。


これからは、この記事を読まれた方はロック掛かりましたので、

神社様または鳥居のある寺社様にお伺いされた時は鳥居にも必ず手を合わせてください。

鳥居の左右の支柱にそれぞれいらっしゃるので鳥居の左側に寄って手を合わせて左の支柱の神様に一礼、そして右を向いて右の支柱の神様に一礼、そして【鳥居の祝詞】を唱えて終わったら左足から、左右の支柱を結ぶ線を跨いで入らせていただく。

これが御神域に入らせていただく【最低限のルール】です。

やってなかった人は?

これから今からやりましょう。

それを神様仏様はご覧になっているので。


実行実践あるのみです。




(以下の記事は2014年の8月に記載し、今回加筆します)


祝詞は沢山ございまして、代表的なものは「大祓祝詞」ですが、神社様にお参りしますと横の人が唱えていたりしますが、


まあ、大祓祝詞を覚えてそれを神前にて唱えるのはそれはそれで宜しいのですが、覚えるのがなかなか大変でして般若心経のように直ぐには覚えられないので特にお薦めはしないです。

大祓祝詞の簡易版もあるのはありますが、私も滝行をしていた時に御滝に入る前に唱えたりしていましたが、簡易版なのでフルバージョンよりは覚えやすいことは覚えやすいのですが、まあ興味があれば覚えて唱えられても良いかとは思います。



加えて、勘違いされている方が沢山いらっしゃるのですが、沢山ある祝詞の中で大祓祝詞は最高最強の祝詞ではありません。

祝詞にも【格】と【位】と【おチカラ】の順位付けがございまして、祝詞の中ではまあ3位ぐらいです。1位と2位は別にございます。3位でも高いことは高いのですが、覚えるのが大変で、大祓祝詞を覚えるぐらいなら、その分般若心経の読経と暗誦に時間を割いたほうが宜しいです。






今から紹介します【鳥居の祝詞】は平易で直ぐに覚えることができ、お参りの際に直ぐに実践できますので是非覚えられて唱えてください。




鳥居の左側に立って一礼して目の前で手を合わせて頭を垂れてからお唱えします。





【神の在座 (かみのます)

 鳥居に伊礼ば (とりいにいれば)

 此身より (このみより)

 日月の宮と (ひつきのみやと)

 安らげくす (やすらげくす)  】





【かみのます  とりいにいれば 

 このみより  ひつきのみやと 

 やすらげくす 】





1分あったら覚えられる平易な祝詞です。

20回ぐらい繰り返し唱えれば覚えられます。




唱え終わったら左足から鳥居の左右の柱を結んだ線を跨いで入ってください。



一般的に鳥居があるのは神社様ですが、神仏混交が色濃く残る寺社様でも鳥居があるところは、鳥居の前でこの『鳥居の祝詞』を唱えてから入られてください。
例えば大阪の四天王寺様は神社様ではなくお寺さんですが西門(さいもん)に巨大な鳥居がございます。



これも一段階上の礼儀・礼節に充たり、御祭神様から「おっ!わかってるやないか」という評価をいただけ後押しをしていただくための指標になります。

但し域内で写メや動画を撮ると神罰仏罰の対象になるので後押しどころの話ではなくなります。




以前に霊感の鋭いお客さんのお参りに同行した際に、現地の神社様の鳥居の前でこの【鳥居の祝詞】を教えて唱えて入ってもらいましたが、以前までとの違いにビックリされてました。




まあ、しかし、感じようが感じまいが、礼儀・礼節に則ってお参りすることが【根本】です。