7月7日は【五節句】の一つ【七夕】です。棚機です。



織姫と彦星のお話ですが、出会いとか縁結びに歪曲されて広まっていますが、本来の意味は我々人間に対する啓示であります。



そして【7】【七】の隠された意味もございます。



織姫は
『天帝』(中国の古書では)の娘であり、
大変な働き者で、その功績によって彦星と結婚することになり、大変仲睦まじい夫婦になるわけですが、



仲良くなりすぎて
【仕事(仕える事)(誰に仕えるのか)】が疎かになり
【上】【お上】(古書では天帝と記されている)の怒りを買い仲違いさせられますが、


反省したので
一年に一回【(人間時間にしたら)】だけ
【天の川】を挟んで逢うことを許される…………



これが七夕伝説の大まかなところです。


(『上』『お上』『天帝』『天の川』にも隠された意味がありますが、説明はまたの機会に譲ります)

(そして皆さん『お仕事、お仕事』と気軽に口に出されると思いますが、【お仕事】の言葉の本当の意味も別にございます、これもまたの機会に記します)


そしてこの物語には一連の流れがあります。


一生懸命に働く

功績が認められる

油断をする

神様(お上・御上・淤加美)の怒りを買う

天罰が下る

反省して改心する

許される



つまり、何が云いたいかと言えば



【神様(お上)はいつも見ていますよ・観ていますよ】

そして

【生かされているのですよ】


ということなんです。




それがなぜ【7】月【7】日なのか。
ぞろ目にするのか………


ここからが特に大事です。



全宇宙の中心は


【北極星(北辰)(太一)】であり、
(なぜ北辰であり、なぜ太一なのか?)

【北を極める星】であり、



最も気が強く出ている星であり、



全ての総ての神様・仏様がおわします場所でもあります。



(霊感が鋭い人は、お月様や北極星や北斗七星やその他の星々が異常に輝いているのを感じる時があると思います)



その【北極星】の周りを回っているのが
【北斗七星】であります。


(北斗七星でもあり、実は『北斗八星』でもあるのです、八星の一つを弘法大師様空海様が秘法を用いて関西のとある場所に落とされました、七夕伝説は各所に存在しますが、その落とされた場所が本家本元です、また道教においては北斗九星になります)



【北斗七星】は神社様や寺社様のお手水舎にある【柄杓】の形をしています。



全天に【88】星座がある中で
(なぜ【88】なんでしょうか)


北極星は【子熊座】の中心星であり



北斗七星は【大熊座の尻尾の部分】を形成します。



全天で第一位と第二位の【格】と【位】の高い、また【おチカラ】が強い星座でもあります。



(この『熊』にも隠された意味がありますが、またの機会に譲ります。『熊野』は聖地でもあるのです)
(なぜ【球磨川(隈川)(熊川)】なんでしょうか)
(球磨・久万・隈・熊・熊野………)


北極星を中心として回転する北の星座は沈むことが無く、曇天で無ければ夜間はどの時間でもいつでも見る・視ることができます。

(人間から)いつも見る・見えるということは
(神様仏様から)いつも見て頂いている、ということでもあります。



その見ていただいている……



もっと正確に云うと


【見守られている】



どこのどなたに、どちらのどなた様に見守られているのか……


その見守っていただいている
【神様仏様に手を合わせる】・・・
【見守っていただいている感謝の意をお伝えする】為に神社様寺社様にご挨拶にお伺いすることの大切さを



【7】【七】の【重なる】【襲なる】日に故事にからめて伝えているのです。




南天の夜空に広がる【天の川】ですが、鍵は【北】にあるのです。


余談ですが
4年前の大河ドラマ「麒麟が来る」は
明智光秀が主人公ですが、
明智光秀は有職故実は勿論のこと、陰陽道や奇門遁甲、算命、宿曜等の東洋占術に通じており、
本能寺の変の際は本能寺への最短距離を進まずに北斗七星の一星である【破軍星(はぐんじょう)】を背にして(破軍星を背にして戦うと絶対に負けない)、わざと遠回りをして本能寺へ突入しています。