翼くんとアッズーリ | 虹色スタジアム

翼くんとアッズーリ

1980年代、日本全国のサッカー少年をトリコにしたアニメ『キャプテン翼』。
先のワールドカップ(W杯)を最後に現役を退いた中田英寿が
子どもの頃に影響を受けたというのは有名な話。
フランス、スペインなど欧州でも人気があり
サトルステギも真っ青のヘッドバッド(頭突き)を披露して去ったジダンが
サッカーを始めるきっかけになったらしいというのも、おそらく有名な話。
同じように、
世界王者イタリア代表の面々も、翼の影響を受けているようです。
(はい。締切り直前、ようやくイタリアの話です!!)


まずは、アッズーリの10番を背負うフランチェスコ・トッティ。
「『キャプテン翼』は、ほとんど見逃さなかった」そうで
今でも見ていて、たまに自分を同化させたりしていると、
とあるインタビューで告白しています。

同化させる=真似をする。
トッティには、翼のライバル・日向小次郎(ひゅうが・こじろう)の
ネオタイガーショット(※)の練習をして骨折をしたという噂もあります。

※通常のシュートの倍のスピードで一直線に飛ぶシュート。
 ポストに当たるとボールが破裂するほどの威力があるらしい。


真似は真似でも、プレーではなく
岬太郎(みさき・たろう)の色男っぷりをお手本にしたのは
ユーベのセリエB降格を受けバルサに移籍したジャンルカ・ザンブロッタ。
岬くんを見てモテる方法を懸命に研究したらしいです。

結果については
「一定の成果があったって言えるんじゃないかな(笑)」とか。


翼や岬に比べると実力は劣るものの、
ガッツあるプレーが魅力の石崎了(いしざき・りょう)に憧れていたのは
闘争心溢れる“イタリアの狂犬”ジェンナーロ・ガットゥーゾ。
「顔もイマイチ。サッカーも上手くはなかったけど、
 あの、仲間を思う優しさ…。最高に好感の持てるヤツだね。
 ああいうヤツがいるから仲間の輪ができあがるんだ」

ガットゥーゾの石崎好きは、ただただ納得。
とにかく走って、とにかく当たる。泥臭いプレーが身上なので
女性ファンは少ないらしいけれど、私は愛してます。ガットゥーゾ。


『キャプテン翼』好きをさらに堂々とアピールしている(?)のは
今季いまだ調子が上がってこないアルベルト・ジラルディーノ。
メディアのインタビューに翼Tシャツで登場した姿が
ピンク色の新聞「ガゼッタ・デッロ・スポルト」のHPに掲載されています。
http://www.gazzetta.it/Calcio/Squadra/Milan/primopiano/2005/luglio/08gila.shtml

でもこれ、日本人選手が着たらただのアニメオタクになっちゃうかも(笑)。


同じくファッションに翼を取り入れているのが
そう、私が足型を狙っている“イタリアの至宝”アレッサンドロ・デルピエロ!
大の日本ツウとして知られる彼は、もちろん翼も大好き。
翼シューズ(推定15,000円)を履いている姿がスクープされています。
(私が見た写真の提供元はスカパーでした)


翼ファンとしてはこのほか
フィリッポ・インザーギ、ファビオ・カンナバーロらの名前が挙がっています。
インザーギは自宅にコミックが全巻揃っているんだそう。
イタリアの優勝の陰の貢献者は、間違いなく翼くんですね。


今回のW杯。
日本は早々と帰国の途についてしまうし、
大好きなロシツキーのいるチェコも、まさかのグループリーグ敗退。
本命ブラジルも実力を発揮できず
華麗なパスワークで魅せてくれたアルゼンチンも姿を消し、
決勝のカードは私にとって予想だにしないものとなりました。
それじゃあ せめて「ジダンに有終の美を」と願えば、
これまた驚きの頭突き事件。
なんとも形容しがたい気持ちでイタリアの優勝を見つめていたのですが
W杯を制した彼らが、日本のアニメに影響を受け育っていたと考えたら
イタリアの優勝が、今大会が違うものに見えてきました。


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