どうなる稲本!? | 虹色スタジアム

どうなる稲本!?

稲本(ウェスト・ブロムウィッチ)が、久々にやってくれました。


25日に行なわれたカーリングカップ3回戦

古巣のフルハムを相手に1ゴール1アシストの活躍!!


後半18分にボア・モルチの先制点をアシストすると

2-2の延長前半9分には

自ら約30mの豪快なミドルシュート!

9試合ぶりに公式戦出場で見事 結果を残し

ロブソン監督からも

「ウェストブロムに来てから最高の試合だった」とお褒めの言葉をもらった模様。


しかし、稲本は監督からすでに事実上の戦力外通告を受けており

冬の移籍市場(12月~1月)で

昨季 プレーしたカーディフ(2部)に放出されるようです。



Jリーグではフィジカルの強さが際立っていましたが

プレミアリーグをはじめ強豪国のリーグに行けば

稲本は"並"レベル。

特に、激しい当たり(接触プレー)のプレミアリーグでは

体の強さは必須条件でしかなく、それは強み・持ち味にはなりません。


海外のリーグでプレーするという事は、立場は常に「助っ人」。

外国籍の選手と母国(欧州ならEU圏内)の選手、

たとえば同じレベルの選手がいれば

当然のごとく母国の選手が起用されます。

+α(プラスアルファ)をもたらしてこそ助っ人。

移籍金を払って日本から連れてくる必要もないし、

給料を払って使わない外国籍の選手を置いておく必要もない。


「これ」という絶対的な何か加わらなければ

稲本がレギュラーの座を獲得するのは難しいですね―-。



フィジカルについて言えば

イングランドに渡ってからの稲本は

太ったり痩せたり、ばらつきがある気がします。

中田英寿(ボルトン)は

体に厚みができても、顔はスッとしたまま。むしろ年々引き締まっている。

稲本は明らかに顔にお肉がついているので

筋肉がついて「ガッチリした」のではないですよね。


しっかりコミュニケーションがとれる

日本人のフィジカルトレーナーがついていれば

こういうことは起こらないのでは? と思うのですが…。


海外に行きたいという本人の意思と

高く売りたいという代理人の思惑が先走ってしまい

選手として最も重要な"環境"が整えられなかった、

そんな気がしてなりません。


2002年W杯で

うまいことゴールが入り注目を浴びてしまったことも

現時点で見ると、あまり良いことではなかったのかもしれません。


ただ、海外移籍の失敗・成功については、私には分かりません。

・コンスタントに試合に出場する

・高額な移籍金で売り買いされる

こうしたことをはかり(測り?計り?)にして

安易に失敗・成功を語るコラムや記事には

正直うんざりします。


いつだったか、中田英寿も言っていました。

「何がどうなれば、成功なのですか?」


そう、何をもってして「成功」とするか、

それは本人が決めることであり、本人にしか決められないことのはず。

精神的な成長、人間関係の構築はもちろん

その土地の文化・風土を受け入れるということさえも

選手にとっては重要なこと。

それは人として、生きていくうえで大切なものでもあります。


とはいえ、

ここ数年、サッカー選手としての稲本が足踏みしていることは明白。

そうしているうちにJリーグでは

同年代の選手が成熟し、若手選手も成長してきています。

このままでは来年のW杯出場も確約されないでしょう。


しかし、個人的に、稲本にはもうひと踏ん張りしてほしいと願っています。

会ったことはないけれど、同じ1979年組として…。