実は料理嫌いな管理栄養士
家族を守るアレっ子ママのサポーター、加藤美佳です。
ママは家族の宝物
食物アレルギーを持つ小学生のママの
楽しい食育と頑張りすぎない心をサポートしています。
先日、小1の娘と学校の給食の話をしていると
「うちのクラスにはマグロのアレルギーの友達がいるんだよ。」
との話が出ました。
マグロのアレルギー・・・
確かに魚介アレルギーはあるけれど
なかなか稀です。
因みに魚の場合、アレルギーと同じような症状であっても
本当はヒスタミン中毒である場合も多いです。
もちろんこれはそもそも原因物質が異なりますし
診断は医師でも1度の発症だけではなかなか判断が付きにくいと言われるものです。
今日は、そんな食物アレルギーと混同しやすい症状4選をお伝えします。
①ヒスタミン中毒
鮮度の落ちたさばなどの魚を食べた後に、じんましんや嘔吐などの症状が
出るものです。
さば・まぐろ・かつおなどの魚には、ヒスチジンというアミノ酸が多く含まれており、
保存している間にヒスチジンからヒスタミンという物質がつくられます。
そのヒスタミンを大量に食べる事でアレルギーに似た症状がでます。
②乳糖不耐症
牛乳や母乳、粉ミルクなどを飲むと下痢などの消化不良の症状をおこします。
牛乳などに含まれる乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が先天的に少ない場合や
酵素の働きが弱い場合におきます。
腸炎などの病気をしたあとにおこることもあります。
③化学物質過敏症
食品添加物・残留農薬・保存料・着色料・甘味料・香料などによって
食物アレルギーに似た症状の他、精神症状や頭痛、発熱、疲労感なども出る
事があります。
④食中毒
食物に付着したウイルスや細菌のほか、毒キノコなど、本来食べてはいけないものに
含まれた毒などが原因でアレルギーに似た症状が出る事があります。
まとめ
本当は食べられる物を勝手に食べられないと判断して食べなくすると、
バランスの良い食事をしようとすると、色々と考えなくてはいけなくなってしまいます。
それって、非常にストレスですし非常に面倒で大変になる場合も有りますよね。
是非、アレルギー様の症状が出た時には必ず受診してくださいね。
参考情報
食物アレルギー研究会記事
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