白い袴は紺屋の羽根飾り(こころいき) -35ページ目

テアトルBONBONnite.

藤倉梓さんのソングサイクルが帰ってきました。


  14:30

  tekkanさん

  岡田亮輔さん

  田川景一さん

  飯野めぐみさん

  水野貴以さん

  吉田萌美さん


  19:30

  山田宗一郎さん

  堀江慎也さん

  田川景一さん

  上田亜希子さん

  水野貴以さん

  高田亜矢子さん


  ピアノ/村井一帆さん


澄み渡る歌が、トウキョウを広げるハーモニーが、こぼれる笑いが、涙の行く果てが、どよめく歴史が、美しい音楽で綴られる。

寄せ打つ波が心を躍らせ、さざめくように鎮め、時に予想もしない場所に打ち上げられる。


一日しか来られなかったけどもっと観たかったな。




IMAホールにて。

ミュージカル座創立20周年記念公演。


最初の予定では富山にいる筈だったんですけど、キャスト見てすぐに予定変更。

日程的に月、星両組観るにはマチソワしかありませんでした。


 12:30  月組

 17:30  星組


I HAVE A DREAM

キング牧師、公民権運動、KKK、高邁な理想と歪んだ優越思想。

人種差別と戦う非暴力。

主演のジャネットは受動的ながらキング牧師の言を借りるかのようにストーリーを進めます。

幼くして両親を亡くし、弟を育てながら働いてきた文盲の黒人女性。アネットの店で働く女工たちにあって中心になるだけの人生の重みを持ち、その重みを見せずに一歩引いた説得力を吉沢さんが演じています。

弟マイク。努力と忍耐に生きながら理由なく解雇され、キッズたちと堕ちた生活をして、キング牧師に感化され修養と新たに進学を目指し、と能動的に話を進めていくのはマイクのほう。

フィリス。混血の、といっても32分の1以上の黒人の血ということから黒人の血が入ってから5代孫ということですかね?容姿に黒人的なものがないけれど黒人としての規制や差別を受けるわけで、どちらの世界にも溶け込めないし、婚約相手は白人の富裕層で、アネッツのなかでもかまびすしい風当たりがあり、と。

揺らぐアイデンティティのなかで黒人白人間のストーリーを結ぶ難役ですね。河野さんフィリスが吉沢さんジャネットと親友らしさがバッチリ(ジャネットがニュートラルな感性を持ってることがよくわかる)、大胡さんは姉妹に近い間柄のような。フィリスとトムの歌う二人の世界は1幕では二人の幸せを、2幕では二人が進んでいくこれからの世界を現わしていると思うんですが、河野さんは澄みきった浄化を、大胡さんはトムと二人澄んでいこうとする未来を感じました。

トム。演出の中本さん。トムがフィリスに恋すればこそ話が始まるわけで、寛容と排斥、温厚と傲慢、最終的には白人社会での絶望と全人種の進むべき希望とをひとり背負う。

キッズのリーダー、スパイク。怒りと、怒りを超える愛。不良グループキッズのキャストが個性的に魅力をもって駆け回るなか、宮垣さんがブレないカッコよさでキッズの方向性を示していました。

リン。キッズにあって姐御感がたっぷり漂うのに温かい家庭を望み、スパイク亡き後の悲しみあふれるキッズに最後の道を与える。

アネット。店の責任者で夫あり。この人の旦那さんてフィリスみたいな混血じゃないのかなー?女工たちを取り仕切るのがアネットで、店の表で地域のお客(白人も有色人種も)の相手をするのが旦那やフィリスのように外見的に白人から抵抗の薄い混血の店員さんだったりするんじゃないかって。すごく差別的だけどそんな時代に歩きはじめることを描いた作品だろうと思ってます。かわづさんの安定感があってこそアネッツが活きる。

ベス。気弱な女工だったのがみんなを奮起させるほどの勇気をもって。魅力的な役を今井さんはわななくようにか弱く、小松さんは勇気はあるけど進むことに臆病(慎重)なというようにそれぞれの持ち味を魅せてくれます。

リーナの鈴木さん、平川さん雰囲気違うのに賢さがにじみ出ててWの醍醐味。

キッズではサンシャインの中村さん、高橋さん。中村さんの駆けまわる姿、通りのいい高橋さんの台詞。キッズらしさですね。

ベイビーラヴもよかった。詩音ちゃんも穂葉ちゃんもオトナにまじって大熱演。


大きな筋がしっかりあって、役にある余白を各キャストの味付け肉付けで両組とも見応えありました。


ジャネット…吉沢梨絵さん

マイク…田中秀哉さん/植木達也さん

トム…中本吉成さん

フィリス…河野由佳さん/大胡愛恵さん

スパイク…宮垣祐也さん

リン…中村百花さん/佐々木由布さん

アネット…かわづ恵さん

ベス…今井 瑞さん/小松春佳さん

リーナ…鈴木彬子さん/平川めぐみさん

ダイアナ…緒川真生さん/中山 圭さん

ステファニー…南條さゆりさん/前田有希さん

アンジェラ…金村 瞳さん/川田真由美さん

プリシー…内藤もゆのさん/三村萌緒さん

ポーラ…鈴木莉菜さん/香本真梨奈さん

ジュディス…野沢美喜さん/二本松広子さん

ジャッキー…滝口恵梨果さん/菅野暁音さん

ヴァージニア…牧内ひよりさん/西川純奈さん

グレイス…大賀萌生さん/櫻井恵里佳さん

アンジェラ…金村 瞳さん/川田真由美さん

スモーキー…森西 健さん/松本 誠さん

タイガー…梶 雅人さん/冨田浩児さん

バディボーイ…佐久間雄生さん/太田達也さん

ロンリー…粕谷成寿さん/大塚駿介さん

サンシャイン…中村ひかりさん/高橋 咲さん

マドンナ…児玉愛里さん/後藤紗亜弥さん

ムーンライト…高橋伶奈さん/柳井麗亜さん

ウィーピー…川島めぐみさん/美友さん

レディーL…平栗ひろみさん/沼舘美央さん

ショーティー…岩崎若葉さん/久代侑果さん

ナスティ…菅 千鶴さん/新 舞美さん

ベイビーラヴ…清水詩音ちゃん/小松穂葉ちゃん

アンサンブル1…山下雄吾さん/山下雄吾さん

アンサンブル2…飯田寛和さん/小島達也さん

アンサンブル3…藤島智勝さん/高畑俊規さん

アンサンブル4…小林 瞳さん/河西菜穂子さん

アンサンブル5…鎌田沙織さん/川又 茜さん

アンサンブル6…友 純子さん/藤森啓子さん

アンサンブル7…小笠原崇子さん/狩野久美子さん



富山市芸術文化ホール オーバード・ホールにて。

オーバード・ホール名作ミュージカル上演シリーズ第5弾。


休みを作れたので遠征しました!

北陸新幹線の開業時期と重なり、弾丸日程でしたが。


近代ミュージカルの金字塔と銘打たれた本作は目を瞠る美術に、魅力あふれるキャスト(それも多数!)、オーケストラの厚い編成など地方主催の公演とは思えない豪華な陣容。


ミシシッピのショウ・ボート、シカゴのクラブを舞台に、マグノリアとジュリーの合離する運命を軸に人種差別の吹き荒れる社会のなかで逞しく生きる人びとを浮かび上がらせながら、結実する愛を物語る。



土居さんのマグノリア、岡さんのゲイロード、剣さんのジュリー、劇中の人生を重ねていく度により深く訴えかける歌が響く。

コメディパートともいえるのが浜畑さんのアンディ船長、北村さんエリー、本間さんフランク。名前を聞いただけでも踊りだしちゃいたいくらいですがダンスも、コミカルに演じながらマグノリアらに人生を示唆する奥深さを感じてウットリ。

田中利花さんもすごく目を惹く(ちっちゃいほうの田中里佳さんもすぐ見つけられた)。

ショウ・ボートという作品をよく知らなくても、この曲は聴いたことがある!Ol’man river

長谷川さんのジョーが胸にささる!

ちなみに12月こんな恰好の長谷川さんとお会いしてました。

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麻尋さんのキムはもっと観たかったな。

アンサンブルキャストに観たい人いっぱいいたけど、あまりの人数の多さに見逃してるトコいっぱいあるんだろうな。



マグノリア/土居裕子さん

ゲイロード/岡 幸二郎さん

ジュリー/剣 幸さん

アンディ船長/浜畑賢吉さん

エリー/北村岳子さん

フランク/本間憲一さん

クイーニー/田中利花さん

ジョー/長谷川大祐さん

パーシー/末次美沙緒さん

スティーブ/川井康弘さん

ウィンディ/浅地直樹さん

ヴァロン保安官/石本伎市朗さん

キム/麻尋えりかさん


茜部真弓さん/荒井香織さん/泉 佳奈さん/大内慶子さん/大迫七重さん/太田泰信さん/大泰司桃子さん/大谷 唯さん/岡本悠紀さん/小川善太郎さん/加能 大さん/北川理恵さん/木南清香さん/黒沼 亮さん/佐瀬龍城さん/冴月里実さん/白木美貴子さん/白山博基さん/鈴木絢弓さん/竹内晶美さん/田中里佳さん/田中連太郎さん/中川絵梨香さん/梨本明日香さん/藤井凛太郎さん/藤岡義樹さん/松本和宜さん/森 雄基さん/矢鳴優花さん/渡邊恭子さん


富山アンサンブル

青葉みちるさん/石倉千穂さん/押田 栞さん/越場由貴さん/小堀雅行さん/谷屋桃威さん/西野杏実さん/野上聡子さん/久田 潤さん/福満美帆さん/藤川未央さん/室田 勝さん

ジュニアキャスト

坂田夏凛ちゃん(キム)/内橋来琉未ちゃん/江蔵香凛ちゃん/柴原世奈ちゃん/中瀬愛菜ちゃん/藤岡 彩ちゃん/松井未來ちゃん/渡 胡々路ちゃん


第6弾は、ミーマイです。次は新幹線乗れるかなぁ?







日生劇場にて。

初日のウイリアム・シェイクスピア戯曲。


ふがいなくも相変わらず勉強の足りないシェイクスピアの喜劇を観てまいりました。

美しい美術と楽士の奏でる音楽、ジョン・ケアード氏の魔法の如き演出に幸せなひとときを過ごしました。


ヴァイオラ(男装してシザーリオ)・セバスチャン/音月 桂さん

オーシーノ/小西遼生さん

オリヴィア/中嶋朋子さん

マルヴォーリオ/橋本さとしさん

フェイビアン/青山達三さん

サー・アンドルー・エイギュチーク/石川 禅さん

サー・トービー・ベルチ/壤 晴彦さん

フェステ/成河さん

マライア/西牟田 恵さん

船長/宮川 浩さん

アントーニオ/山口馬木也さん

船員・役人/生島 翔さん

司祭トーパス/内田紳一郎さん

侍女/折井理子さん

役人/キム スンラさん

侍女/河野しずかさん

ヴァレンタイン/佐々木誠二さん

キューリオ/扇田森也さん

船員・役人/平野潤也さん

フェイビアンのお小姓/真瀬はるかさん


成河さんの道化こそが影の主役か。


各々が多重に関わり、すれ違う道化の物語。

迂闊に恋を語らばひとりよがりに身悶えて。

至誠を乗せた唇には隠した色好み。

肩を並べた友の懐を漁り、誇りは塵と変わる。


音月さんの男役(セバスチャン)が宝塚らしさなんでしょうか。未だ宝塚を観に行けてないので自分のイメージとしてはセバスチャンって男役っぽいかなと思っています。で、シザーリオは男装女子、それも男としてふるまってるときとヴァイオラとして胸のうちを語るときと、と男子の姿三様を演じ分けてますもんね。

オーシーノとオリヴィアは自己中?語りだすと苦笑しちゃうタイプです。

マルヴォーリオは憎たらしいんだけどカタルシスを生むにふさわしい橋本さんの怪演。

アンドルーの稚気、トービーの悪だくみ、いやそれはマライアか。

ずっと男の子だった真瀬さんは最後に腑に落ちる魔法が。


振るう剣と鋭い舌鋒が冴える喜劇。

2列目という席では音月さんの語りや、橋本さんのコワレっぷり(手紙のMOAIだって確認したよ)をタップリ堪能できました。

あー、面白かった!




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「ショウボート」を観にオーバードホールに来ていました。

北陸新幹線の開業を明日14日に控え、街も少し変容していく模様です。


鉄道は利用するのみで本来興味が薄いのですが、北陸本線は明日から第3セクターに業務が委譲されるとのこと。
駅構内はうら悲しい警笛(正式にはなんて呼ぶの?汽笛?)に包まれていました。