JOY JOY STATIONにて。
Tip TapのLifeシリーズ最終作。
白猫チーム、黒猫チームの順にマチソワ。
〈白猫チーム〉
丹宗立峰さん
木村花代さん
田中里佳さん
〈黒猫チーム〉
小林遼介さん
池谷祐子さん
平川めぐみさん
小澤時史さんのピアノが いま を奏でている。
年の瀬の、開演前の、そして時の流れるなかでの、いま。
気忙しくも楽しく、楽しくも張りつめ、張りつめたなかで世過ぎに暮らす、いま。
音楽に潜みながら、キャストが世界を固めていく。
人生の一幕が演じられていく。
男は俳優を志していた、今は非常勤講師。
非常勤講師にもかかわらず、教育実習生の指導をしている。
教育実習生は、恩師に憧れて教師を目指した。
男の家には女の姿がある。
男の妻、かつて教師だった。
今は猫に話しかけている、苦手だった猫に。
今を生きる。
今を生きよう。
いきなりの一曲目で暗示されてしまっていますが、素敵な世界観でした。
教育実習生が予想以上の大活躍!
田中さんの初々しく救いを与える健気さ、平川さんの目まぐるしい表情の魅せ方、絶対いい教師になる筈。
男の隠している秘密。
丹宗さんの絞り出す、ひとがひとと織りなす歴史。
小林さんは、飲み込んで吐きだす激しさに憂いを放つ。
女。そこに在るようで、いない。男がすがる残像、教え子の成長を促す追憶。
木村さんの存在感、見守る優しい眼差し。
池谷さんに見た幽明。突き刺すようで通り抜ける視線。
今を生きている実習生が、今を生きられない女の言葉を今を拒む男に伝え、愛の歴史を紡ぎなおした。
生きることの素晴らしさを見ました。