気持ちが悪い。
フラれて、辛いから、親友のきーちゃんに八つ当たりして。
フラれて、集中できないから、授業をまともに受けず。
挙句の果てに、学校に通わず。
こんなの・・・最低だ。
鏡に写る私。酷い顔してるなぁ・・・。
今、私は引きこもり状態です。
あの時、なぜフラれたのか答えて、屋上から逃げ出した。
その日はすぐに早退して、家で寝てた。
それから三日ほど体調が悪いと言い、学校を休んだ。
きーちゃんがお見舞いに来てくれたけど、会える気がしなかったから帰ってもらった。
それから、学校には通うものの、成績は落ちる一方。
もう、嫌になった。
学校になんか行かない。親にブツブツ愚痴言われるけど行きたくない。
もう、家にもいたくない。
気づけば、住んでいるマンションの屋上に立ってた。
ここから落ちれば死ねるよね。
そんな言葉が頭の中を走り回ってる。
そう、死んじゃえばいいんだ。
フェンスを乗り越え、下を見下ろす。
ああ・・・。多分死んだら私は地獄に行くんだろうなぁ・・・。
そう思い、息を吐いた瞬間。
衛「歩美!」
ああ、大好きな衛さんの声が聞こえる。幻聴かな・・・。
歩美「あはは・・・。バッカみたい。」
衛「歩美!馬鹿なまねをするな!こっちを向いてくれ!」
しょうがないなぁ・・・私の幻聴はしつこいみたいだし。
後ろを振り向いた。その瞬間。私は心臓が壊れてしまいそうなくらい胸が締め付けられた。
歩美「ま・・・もる、さん?」
そう。いた。そこには、私の好きな人がいた。
涙が、出るのを競い合うようにして出てくる。止まらない。
衛「歩美・・・。ほら、早くこっちに来て。」
優しくて、心地の良い声。その声に導かれ、私は彼の胸へと飛び込む。
私・・・今、すごく幸せだよ。
~つづく~
いつもどおりの朝。
いつもどおりのクラスメート。
いつもどおりの学校。
――――私が失恋したって、なにかが変わるわけじゃない。
そう、わかってた。
でも、こんな世界壊れてしまえばいい・・・なんて数え切れないほど願った。
奇跡「歩美ー。」
ああ、いつもどおりの親友の声だね。
安心。怒り。その二つの感情を同時に覚えた。
歩美「なに?」
そっけない。自分でもそう思う。そして自分は子供だと思い知らされる。
自分の失恋に親友を巻き込んじゃいけないのはわかってる。でも、ある一言が聞きたくて、私は子供になる。
奇跡「どうしたの?」
そう。その一言が聞きたかった。
親友を操作してしまった自分に吐き気がする。
歩美「・・・・・・昨日。」
小さくつぶやいた。
奇跡「昨日?どうしたの?大丈夫?」
ああ、優しくて心地よい言葉。それが聞きたい。もっと聞きたいよ。
歩美「衛さんと別れた。」
私を慰めてよ。
奇跡「え・・・?」
別れた・・・なんて馬鹿みたい。フラれたって言えばいいじゃん。
自分を良く見せようとする自分に怒りを覚える。
奇跡「えっと・・・。その、教室じゃアレだから、屋上行こう?」
なんて優しいんだろう・・・。
こんな汚い私に気を使ってくれるんだもんね・・・。
歩美「・・・・・・・。」
奇跡「・・・・・・・。」
屋上に来たものの、私達は一言も話さない。二人とも無言のまま。
その沈黙に先に耐え切れなくなったのはきーちゃんだった。
奇跡「あのさ、別れたって・・・その、本当?」
歩美「なんでこんなことで嘘つかなきゃいけないわけ?ほんとだから。」
きーちゃん。ごめんね。こんな酷い言い方して。
奇跡「あ、そう・・・だよね。ごめんね。変なこと聞いて。」
そんな、謝らないでよ・・・。悪いのは私なんだから・・・。
歩美「・・・・・・・。」
謝ってよ・・・私。きーちゃんは大事な親友なんだから、ちゃんと謝ってよ。
奇跡「その・・・さ。どっちからだったの?」
歩美「・・・衛さんから。」
奇跡「そっか・・・。」
涙・・・出ないな。昨日、あんな泣いちゃったもんね。
奇跡「えっと・・・。その、なんで?」
歩美「・・・私のことは、もう恋人として見れなくなった。・・・ただ、それだけ。」
そう。ただ・・・・それだけでしかない。
愛が・・・・いや、一時の気持ちに流されてできた恋が壊れてしまっただけ。
ただ・・・それだけ―――――――。
~つづく~
いつもどおりのクラスメート。
いつもどおりの学校。
――――私が失恋したって、なにかが変わるわけじゃない。
そう、わかってた。
でも、こんな世界壊れてしまえばいい・・・なんて数え切れないほど願った。
奇跡「歩美ー。」
ああ、いつもどおりの親友の声だね。
安心。怒り。その二つの感情を同時に覚えた。
歩美「なに?」
そっけない。自分でもそう思う。そして自分は子供だと思い知らされる。
自分の失恋に親友を巻き込んじゃいけないのはわかってる。でも、ある一言が聞きたくて、私は子供になる。
奇跡「どうしたの?」
そう。その一言が聞きたかった。
親友を操作してしまった自分に吐き気がする。
歩美「・・・・・・昨日。」
小さくつぶやいた。
奇跡「昨日?どうしたの?大丈夫?」
ああ、優しくて心地よい言葉。それが聞きたい。もっと聞きたいよ。
歩美「衛さんと別れた。」
私を慰めてよ。
奇跡「え・・・?」
別れた・・・なんて馬鹿みたい。フラれたって言えばいいじゃん。
自分を良く見せようとする自分に怒りを覚える。
奇跡「えっと・・・。その、教室じゃアレだから、屋上行こう?」
なんて優しいんだろう・・・。
こんな汚い私に気を使ってくれるんだもんね・・・。
歩美「・・・・・・・。」
奇跡「・・・・・・・。」
屋上に来たものの、私達は一言も話さない。二人とも無言のまま。
その沈黙に先に耐え切れなくなったのはきーちゃんだった。
奇跡「あのさ、別れたって・・・その、本当?」
歩美「なんでこんなことで嘘つかなきゃいけないわけ?ほんとだから。」
きーちゃん。ごめんね。こんな酷い言い方して。
奇跡「あ、そう・・・だよね。ごめんね。変なこと聞いて。」
そんな、謝らないでよ・・・。悪いのは私なんだから・・・。
歩美「・・・・・・・。」
謝ってよ・・・私。きーちゃんは大事な親友なんだから、ちゃんと謝ってよ。
奇跡「その・・・さ。どっちからだったの?」
歩美「・・・衛さんから。」
奇跡「そっか・・・。」
涙・・・出ないな。昨日、あんな泣いちゃったもんね。
奇跡「えっと・・・。その、なんで?」
歩美「・・・私のことは、もう恋人として見れなくなった。・・・ただ、それだけ。」
そう。ただ・・・・それだけでしかない。
愛が・・・・いや、一時の気持ちに流されてできた恋が壊れてしまっただけ。
ただ・・・それだけ―――――――。
~つづく~
今、なんて言ったの?
歩美「え?」
彼は私を抱きしめたままなにも言わない。
なにも言ってくれない。
衛「いやかな?」
い、いやだよ。いやだよ。いやだいやだいやだいやだいやだ!
なんで?おかしい、急になに言ってるの?冗談でしょ?ねぇ?
私を抱きしめていた手を離して顔を覗き込んでくる。
衛「泣きそう?」
当たり前じゃん・・・。なにおかしなこと聞いてるわけ?
でも私の口からは嘘が吐き出された。
歩美「平気」
え?私なにおかしなこと言ってるの?
(困らせたくない。面倒な女って思われたくない。)
嘘だ。こんなの違うでしょ?
衛「ほんとに大丈夫?」
歩美「大丈夫。平気だよ」
私の・・・バカ。
衛「ありがとう・・・」
彼の・・・衛さんのキス。今までで一番悲しいキス。
その日の夜、私の涙腺が壊れたようになってしまうのは言うまでも無い。
そして、残酷にも、私は少し大人に近づいた。
~つづく~
歩美「え?」
彼は私を抱きしめたままなにも言わない。
なにも言ってくれない。
衛「いやかな?」
い、いやだよ。いやだよ。いやだいやだいやだいやだいやだ!
なんで?おかしい、急になに言ってるの?冗談でしょ?ねぇ?
私を抱きしめていた手を離して顔を覗き込んでくる。
衛「泣きそう?」
当たり前じゃん・・・。なにおかしなこと聞いてるわけ?
でも私の口からは嘘が吐き出された。
歩美「平気」
え?私なにおかしなこと言ってるの?
(困らせたくない。面倒な女って思われたくない。)
嘘だ。こんなの違うでしょ?
衛「ほんとに大丈夫?」
歩美「大丈夫。平気だよ」
私の・・・バカ。
衛「ありがとう・・・」
彼の・・・衛さんのキス。今までで一番悲しいキス。
その日の夜、私の涙腺が壊れたようになってしまうのは言うまでも無い。
そして、残酷にも、私は少し大人に近づいた。
~つづく~