牛めしげんき
東京朝ごはんの定番、新橋の牛めしげんきへ。ここのんはこんにゃく、焼き豆腐いりの甘辛いすき焼き風。BSEで日本中から牛丼が消えた時も『和牛使用の為、ご安心ください。』と営業。分かってはいたがそれまで和牛使用をひけらかさないスマートさもかなりカッケー。肝心の牛丼だがここの牛丼以上のモノは無いと断言できる。良く染みた玉ねぎ、しっかり煮られ表明が少し固くなったこんにゃく、あるいみスパイスを演じる和牛。ご飯にちょうどよい脂気を与えまるで名人の焼飯よろしくはらりとしたご飯。味噌汁は具が豆腐3カケラと貧相だがダシが無茶苦茶美味しくて40円。定食も充実していて焼鮭定食は身厚の塩辛くチョイ焦げでいい具合。海苔は味付けではなく焼海苔。納豆はパックのままみたいな色気の無い店と違い混ぜて器ででてくる。東京にも美味しく安い店はいくらでもあると言うことです。100点。
月見そばの作法
とり平では月見そばとおにぎりを基本としている。410円とお値打ち感も十分。だしはもとより葱もテンカスもそこらへんとは一線をカクス(麺は普通)この店は食べ飽きない。丁寧に盛り付けられた丼は美しい。まずはおにぎりのごまがついている部分をパクリ。葱とおソバ、テンカス、その両方を楽しみながら半分程度食べ進める。おにぎりは半分に割ってそれまた半分、こうすることにより一口当たりのコブ平均化が図れる。さて卵を割ってそばを絡める、口の中が幸せになる。程なく黄身がダシに溶けるが食べ進める。ソバがなくなっても悲しむなかれ、液体茶碗蒸しよろしく美味しい椀モノが図らずしも完成。あとは懐石の〆の様に残った半分のおにぎりとダシがまた最高。95点。