2016年10月27日、待ちに待ったヤイバ決勝戦の舞台、三重県尾鷲に向かいます。
決勝戦は29・30日の2日間なのですが、尾鷲は初めてなので今回は2日早く前入りをして練習をする事にしました。
高知から師匠の保木さんと一緒にお昼頃に出発です。
往復1000km以上のロングドライブ(^^
大坂でファイナリストの山本俊介君と合流。
途中、伊賀サービスエリアで遅い夕食を済まし、午後11時頃にやっと尾鷲に到着。
ドライブ時間、約10時間(^^
港で大坂のファイナリスト、清水さんも合流。
少し酒盛りをして眠りましたが、少し気が張っていて余りちゃんと眠れませんでした。
早朝準備をして、船に乗り込みます。
初めての尾鷲の海!!
向こうに見える巨大なものは発電所かな。

30-40分程で、最初の磯「小山本島」に到着。
私は、一番右の釣り場にする事にしました。


マキエを撒いてみますが、何も見えません。
ついでにサシエも取られません。。。
少し深く入れていくと、サシエは取られますがグレではないようです。
反応は良くないようです。。
結局少し深いタナで、35cm程度(当日では良型)が1匹釣れただけでした。
9時程度に磯替え。
プラクティクス(練習)なので、磯替えしないと効果が薄れます。
後半の磯は、グンカン。
大きな磯です。
グンカンと言う名前の磯は、色んな地域にあるのですね(^^


沖向きの左側で釣り開始。
全体的に浅いので、軽い仕掛けで張りをいれて浅ダナを釣ります。
20cmクラスのグレの活性が高いようです。
この手のサイズの中からサイズアップしてゆく釣り方。
秋口のトーナメントらしい釣りです(^^
徐々に天候が悪くなってきたので、正午程度に終了。
状態は大体分かったので、練習としては十分な成果だったと思います。
港に上がり、近くの釣具屋さんで翌日の決勝戦用の準備をします。
グレのサイズ余り大きくないようなので、細めのタックルにしようかと思いましたが、保木さんのアドバイスで、高知で釣るような、ここでは少し強めのタックルにしました。
道糸は1.75で、ハリスも1.75から2号、30-40cmまでがかかっても、遊ばせずタモも使わずに、そのまま抜いて時間短縮する方法です。
グレの活性が低く、細糸ではないと食わない状態ではないと、判断した作戦です。
余談ですが、高知県ではその辺の堤防でも、普通に40cm・50cmオーバーのグレが釣れる地域なので、釣具屋さんで小さい仕掛けを余り見かけません。
グレ針4号以下なんて、存在も知らない人が多いのではないでしょうか(^^
その日は、手配してもらった民宿 風帆(ふうはん)に、保木さんと俊介君と清水さんと宿泊しました。
凄く良い宿で、気力・体力も十分回復(^^
午前1時半に起床。
準備をして直ぐに港に向かいます。
といっても、港は民宿 風帆(ふうはん)の目の前(^^
到着すると、既に大勢の関係者の方々が来られています。
選手到着前に大会本部を設置しないといけませんので、早朝というか夜中から本当に大変です。
私は、少しお手伝いをして、朝食を食べたり道具の確認をしたりして、時を待ちます。
ここは全国大会決勝戦の会場。
やはり予選とは全然雰囲気が違います。
久しぶりのピリピリした雰囲気に身が引き締まります。
開会式を済まし、渡船に乗船します。
私は、ゼッケン16番で<B船第1グループ>です。
【第一試合】
第一試合目の対戦相手は、なんと前日のプラクティクスからお世話になっている、清水さんです。
偶然にも対戦までお世話になってしまいました(^^
前半戦は、地寄りのポイントです。
潮は、緩やかに当てています。
シモリがかなり多くあり、海溝が通っているので、そこを重点的に狙おうと思います。
とりあえず様子を見ながら釣りますが、グレはいるのですが、かなりシブい状態のようです。
なかなか針掛りしません。
観察していると、たまに下から表層近くまで食いあがっている固体がいますので、針を重量の軽いライトに変えて、仕掛けの張りを強めにしてサシエが浅ダナで漂う時間を長くします。
食っても吐き出すので、からまんぼうの変化で合わせを入れ、前半戦に10匹は揃える事が出来ました。
ただ、サイズが小さいです。
向こうを見ると、清水さんは繊細な釣りでどんどん釣り上げていますので、かなり焦ります。
あっと言う間に55分が経過して、後半戦に突入。
後半戦は沖側のポイント。
ここは左側に流れています。
状況は前半戦と似たような感じです。
手前はエサトリが多いので、かなり遠投して沖を狙いますが、木っ端グレが物凄くいます。
沖の潮目を重点的に探り、何とか木っ端グレをかわして、サイズアップを計ります。
すこしずつサイズアップが出来たところで第一試合終了。
検量の結果、重量差で勝ち抜ける事が出来ました。
1勝0敗10ポイントで、第二試合の磯に向かいます。
【第二試合】
第二試合の対戦相手は、ファイナル唯一の女性、和歌山の生駒さんです。
ジャンケンで負けて、前半戦は潮上で開始です。
とりあえず、早い時間に7-8匹揃える事に集中します。
エサトリは沖まで沢山居ます。
グレは浅ダナで食ってはいますが、サシエを直ぐ離します。
さっきの磯と同じです。
マキエを、手前 → 沖 → 手前の順番で撒き、時間差で仕掛けを沖に入れて、ラインを張ったままアタリを待ちます。
アタリを待っている間に、手前に更にマキエをしてエサトリを釘付けにします。
このパターンで、30分程度で20cm程度までを10匹。
あとはサイズアップなのですが、これがなかなか難しい。
マキエとサシエをずらしたり、タナを深くしたりして、何とか25cmクラスを数匹。
後半戦は、潮下のポイントです。
風がどんどん強風へと変わってきました。
まさかこれほど風が出るとは思わなかったので想定外です。
生駒さんは、この強風の中、高場で釣っているにも関わらず、コンスタントに竿を曲げています。
流石に上手だなと感心しました。
感心ばかりしてもしょうがないので、サイズアップに努めます(^^
結局、25cmクラスを更に数匹追加して、勝ち抜ける事が出来ました。
これで、2勝0敗20ポイントです。
次の磯に向かいます。
【第三試合】
あっという間に第三試合。
この試合に勝てば準決勝戦に進むことが出来ます。
対戦相手は、シマノ・ジャパンカップ王者の田中修司さん。
私も田中さんも同じ2勝0敗20ポイントですので、どちらか勝った方が準決勝戦に進む事が出来ます。
強敵ですが、どうせいつかは戦う事になる相手。
精一杯戦いたいと思います。
ジャンケンに負けて、前半戦は左側で潮上。
負けてばかりです。
ここも状態はさっきと同じような感じなので、同じ攻め方で進めます。
5-6匹程度揃えた時、合わせると同時に何故か道糸からラインブレイク。。。
意識するところでは傷がつく事はなかったのですが、フグにでもかじられていたようです。。
とにかく時間が少ないので、直ぐに仕掛けを直しますが、その間に田中さんはどんどん良型を釣り上げています。
見なければいいのですが、気になって見てしまいます。
焦ってしまい、仕掛けもいつもの倍の時間がかかります。
段々とプレッシャーが大きくなってきました。
これで大きくリズムが崩れてしまいました。。。
後半戦は、出来るだけリズムを取り戻すように心がけますが、一旦狂ったリズムはなかなか正常には戻りません。
途中、今日一番ではないかと思われるグレがかかりましたが、直結の部分で切れました。
感覚で分かりますが、直結で切れるテンションではありませんでした。
ただ、直結の結び方にミスがあったのだと思います。
結び方にミスがあるなんて、普段では絶対にありえません。
そんな余計な時間をロストしたり、境界線をオーバーして審判に注意を受けたり、全然集中できなくなってしまいました。
結果、負けてしました。
戦っている間の55分間は、本当にほんの一瞬に感じます。
その中でのミスやトラブルは、致命的でした。
直ぐに立て直せば良いのですが、どうしても気持ちが焦ってリズムが崩れてしまいました。
今回は、メンタルの弱さを痛感しました。
果たして、自分はこの1年、この日の為に十分な練習はできたのだろうか。
もっと他にやる事はあったのではないのだろうか。
勝手な思い込みで重要な部分は見逃していないだろうか。
言い訳をして逃げていた部分はないだろうか。
色々な事を考えました。
ただ、今回の戦いの中で、自分がやってきた事は間違いではなかったという確信は持てました。
次回こそはと言う、焦りにも似た妙な自信もあります。
今まで考えていなかった事も、問題として捉えられるようになりました。
色々な大切な事に気づく事ができて幸せだと思いました。
この機会を与えてくれた方々に感謝の気持ちしかないです。
それらを踏まえて、来年はよりいっそう頑張りたいと思っています。
ずっといつまでも、情熱の炎を身にまとい、躍動しながら生きて行きたいと思います!!
そうして、うなだれることもなく、むしろ雪解けを待つ若葉のような爽やかな気持ちで、ホテルの懇親会へと向かいました。
~ホテルに移動~
懇親会では、何故か四国選手は私だけなので、九州選手勢のテーブルにお邪魔させて頂きました。
挨拶では、高知県須崎市の親善大使(非公認)として高知県と須崎市のアピールをしておきました(^^
次はしんじょう君の帽子でも被って、勝手に更なるアピールを目指します!
最近は結構慣れてはきましたが、大勢の方の前でカメラを向けられるとやはり緊張をしてしまいます(^^
お酒が入るにつれて段々と賑やかになってきました。
懇親会自体は終わっても、まだまだ宴は続きます(^^


スマートフォンのバッテリーが切れたので、部屋に充電しに戻り、少しベッドに横になったら、いつの間にかそのまま眠っていました。
気がつくと、午前3時。。。
直ぐに色々と準備をして港に向かいます。
私はもう試合はないので、閉会式などの準備をして、役員の方たちと2016年の決勝戦の舞台へと船で向かいました。
決勝戦の磯は、プラクティ後半に上がった「グンカン」でしたが、ウネリで試合が出来るような状態ではないらしい。。
グンカンに着くと、時折高場まで大きく波を被っています。
これは無理と言う事で、急遽変更となりました。
変更後の磯は、28日にプラクティス前半で渡磯した磯でした。
荷物を運び終え、準備をして暫く待っていると、勝ち残り3選手が到着致しました。
大坂県 山本俊介選手
広島県 小松和伸選手
静岡県 石川論選手
上記3名で決勝戦を争います。
こちらの模様は、詳しくは下記ページで確認出来ます。
ヤイバレポート
http://www.yaiba-x.com/event/8399
ヤイバTV(ユーチューブ)
https://www.youtube.com/watch?v=jAZ2bezZ_58
3名で、時計回りに50分交代でローテーションです。
インターバルは5分。
この磯は、俊介君と一緒にプラクティスで上がっているので、自分が釣っていたポイントを3選手がどのように釣るのかが気になります。

試合が始まり、全選手は好調にグレを掛けていきます。
ポイントとしては、若干一番左のサラシが少し出ている部分が良さそうです。
当たり前ですが、全選手とも基本的な部分がやはり凄く上手です。
例えばですが、コロコロと変わる潮に迷いなく直ぐに対応したり、サラシでサシエがふらつく部分もガン玉を打たずにラインメンテナンスだけで対応したり、基本的な技術が素晴らしいです。
それにプラスして、トーナメンター独特の特殊な技術、経験があるので、とても勉強になります。
誰がともなくグレを釣っていき、最後の試合になりました。
ここまでは僅差だったと思いますが、最後の試合で小松さんが大きくリード。
そのまま優勝となりました。
俊介君が2位。
石川さんが3位。
こうして2日間の熱き戦いに幕がおりました。
港に帰り閉会式をすまし、私は保木さんと一緒に、また約10時間かけて高知に帰りました。
今回、色々な大切な事を得える事ができ、色々な方々と出会える事ができて本当に心から感謝します。
右も左も分からない尾鷲練習に同行して頂いた、大坂の俊介君と清水さん。
いつも全国各地に一緒に行って頂いている師匠の保木さん。
今回の大会の役員の皆様、選手の皆様、メーカーの皆様、メディアの皆様、関係者の皆様。
2日間、本当にお疲れ様でした!!
そしてありがとうございました!!
次回もよろしくお願いします!!
【タックル】
ロッド : ヤイバ ウルフ タイプⅡ(1.5号-50)
: ダイワ メガディスハイパー 1.85号-53
リール : ダイワ プレイソ 2000LBD
道糸 : サンライン 磯スペシャル SKING(Sキング)1.7号
ハリス : 東レ トヨフロン スーパーL EX ハイパー1.2号~1.75号
針 : ヤイバ閃烈グレ ミドル・ヘビー(茶)4・5号
ウキ : 釣研 全遊動EX-R 00号 + 自作ウエイトバランサー
パーツ : 潮受×2
マキエ : オキアミ生3kg + つりまん(カラーグレ×1袋) ※1試合分
サシエ : オキアミ生M・自作加工ボイルS・自作加工オキアミM・自作芝エビムキミ×2種類
その他 :
ハピソン・エクセル・ベルモント・プロックス・昌栄・ユンケル
ヤイバレポート
http://www.yaiba-x.com/event/8399
ユーチューブ
https://www.youtube.com/watch?v=jAZ2bezZ_58
京都の廣岡さん、写真をありがとうございました!







