GIA 3EXTの矛盾⁉
皆さん こんにちは!
最近アメリカ発のサイト名 「Pinterest」をよく見ています
ジュエリーだけのサイトではないようですが 毎日新たなジュエリー関係の記事がたくさん送られてくるので
ついつい見てしまい 参考になる画像は私のブログにも使っています
先日はこんな記事↓があり 海外に仲間がいてくれていると思い嬉しかったです
主旨は ”GIA 3EXT の真実” 「宝石商の言う GIAの3EXTは可能な限り最高のカットである という言葉に
惑わされたらいけない!宝石商が決して言わない真実を知ろう」 という内容の記事です
記事内の赤丸は「こんな数字で3EXTなの」という意味だと思います
GIAがカットプロポーショングレードを開始したのは2006年1月なので 皆さんも疑問を持たずに
「そうなんだ」と思っておられるでしょうね
そのトルコフスキーのアイデアルカットのプロポーションは↓です
テーブルは53% クラウン角34.5度 パビリオン角40.7度 となっています
全体の深さ59.3%はガードル厚が含まれてないので この頃は2.5%が主流でしたので加えると
全体の深さは61.8%位です
カット評価は日本の鑑定機関の方が早く1994年6月からでした
その基準は↓です
以降2006年GIAが発表するまでの12年ほどは日本ではこの基準に従っていました
ところが問題の2006年GIA発表の基準は↓です
例えばテーブル%をご覧下さい AGLのベリーグッド52~63% GIAのエクセレント52~62%とほぼ同じです
ベリーグッドとエクセレントですよ
クラウン角もAGLのベリーグッド32~36度 GIAのエクセレント31.5~36.5度とGIAのエクセレントの基準の方が
AGLのベリーグッドより広い(甘い)のです
このようにGIAはとにかくエクセレント基準が広過ぎ(甘過ぎ)なのです
私はこのGIA基準を目にした時「有り得ない‼」と驚愕しました
そして日本の鑑定機関も”GIA基準に従って”とGIA基準で評価しているので 従わざるを得なかったのですが
しかしではそれまでのAGL基準って何だったのか 昨日までベリーグッドだったものが今日エクセレントに
なるのですからもうちょっとGIAと詰められなかったのかと思います
そんなこんなで私は何十年も”明るくよく輝くダイアのプロポーション”のデータを取っていましたので
ブログ上で”これが正しいです”という基準を発表したのです↓
この適正基準外(一番左)のプロポーションを持つダイアがエクセレントなんて”あり得ない”です
国内でも心ある業者さんは皆私の意見に賛同してくれているのですが サイト内でハッキリと言ってくれた記事を
初めて見ましたので お~お仲間やん と嬉しかったです
皆さんにおかれましてはGIAのカット基準にはこんな大きな矛盾をはらんでいることを理解した上で
間違わないダイア選びをして頂きたいと心から思っています
もう一つ矛盾が絡んでいますので 続きの記事を書きま~す
アンレーおじさん