アンレーおじさんのブログ
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2018-05-26 17:00:47

ブレミッシュ・フリー、ブラック・フリー??

テーマ:ダイヤモンド

 皆様今日は。

 

 ダイアモンドに本当にこだわろうとした場合は、ブレミッシュ(人為的な瑕疵、カッティングあるいは研磨後の摩耗等によって生じた

 外面的なもの)がなく又黒い内包物(インクルージョン)を含んでいないダイアモンドであることが求められます。

 

 それぞれに以前記事にしたことがあると思いますが、ガードル周りが汚なかったり(キャビティです);

               

 

               

 これはヘアラインフェザーです。

 

 

               

 インデンティッドナチュラル。

 

 

               

 ガードルにあるフェザーインクルージョン。

 

 

 キズが表面にダメージを与えていたり(キャビティ);

               

 

               

 

 キューレットが摩耗していたり;

               

 

 上の画像の中にキャビティがございます。これは本来ブレミッシュではなく、インクルージョンとして鑑定されるべき

 なのですが、最近の鑑定を見ていると殆どキャビティだからグレードがダウンするようなことはないようです。

 研摩中にインクルジョンに当たってしまいそこが表面にきて、そのインクルージョンが取れてしまい表面からこそげ落ちた

 状態がキャビティなのです。

 そんなの知ってしまったら嫌でしょ。

 激しいのはGIAでは鑑定書に記されておりますが、上の画像のような小さなものは無視されているので、

 皆様には知りようがありません。

 

 

 それから黒いインクルージョンを内包しているダイア、ダイアにこだわるというところでは、業者間では非常に重要な

 ポイントなのですよ。

 インクルージョンが白いか黒いかで全然違ってきます。

 こだわりの度合によって違ってまいりますが、黒は全然ダメという業者さんも非常に少ないもののいらっしゃるのは

 いらっしゃいます。

 クリスタルインクルージョン;

               

 これは何かの白い結晶のインクルージョンで、これだけだと典型的なVS1のキズです。

 しかしこれが黒でもグレード的には同じだし、表記も両方クリスタルインクルージョンとなって、皆様には

 白か黒か分からないのですが、業者間の評価は全然違います。

 業者の人たちはこの黒をカーボンインクルージョンと言いますが、ダイアの中に炭素のインクルージョンはあり得ない

 そうで、鑑定機関の人たちはブラックインクルージョンと言っております。

 

 こんな黒いのもあります;

               

 

 こんなのも;

               

 

 本当にダイアモンドにこだわると申しますと、まず良好なプロポーションが第一です。

 しかしこれだけでは不十分で、ブレミッシュ・フリー&ブラック・フリーであることが求められます。

 ただブレミッシュを持たないそしてインクルージョンで黒くないダイアってどれ程少ないことか。

 これは皆様の想像を超える位に探すのに大変なことです。

 

 両方とも中々皆様には中々知り得ない部分ですので、本当の本当にこだわったダイアをお求めになられたい方は

 信頼できるプロにお願いするしか方法がないと思います。

 

 何か自分を売り込むような記事になってしまいましたね。。

 

 それでは今日はこの辺りで失礼します。

 

 

                                                            アンレーおじさん

 

               

2018-05-19 15:13:57

分かって言うてんの??

テーマ:ダイヤモンド

               

 

 皆様今日は。

 

 画像はGIAのドシエ(ミニ鑑定書)ですが、左側の真ん中(GRADING RESULTS)がご存知の4Cで、

 

 その下(ADDITIONAL GRADING INFORMATION)、言わば追加グレーディング情報として、Polish(ポリッシュ)・

 

 Symmetry(シンメトリー)・Fluorescence(フロレンセンス=蛍光性)が記載されています。

 

 追加と言ってもシンメトリーは非常に重要なのですが、今日はそれはさておき、ポリッシュと蛍光性について

 

 お話しようと思います。

 

 というのもこの二つですが、熟練者がルーペでダイアを検品しているときに、非常に認識がし難いのに

 

 なぜか価格に影響を及ぼしているからです。

 

 ① 蛍光性

               

 

 ダイアモンドの蛍光性とは、長波紫外線に対するダイアモンドの反応ということです。

 

 難しい話はさておき、その反応の強さによって、”なし(NONE)・弱青(FAINT BLUE)・青(MEDIUM BLUE)・強青

 

 (STRONG BLUE)・(VERY STRONG BLUE)” の5段階があるのかな。

 

 ごめんなさい、VERY STRONG BLUE の日本語表記を忘れました。(ないのかな??)

 

 業者さん達はいつも蛍光性の簡易検査をする道具を持っておりますが、蛍光性をルーペで見分けるには、

 

 特に、なし~青(MB)でも弱よりのもの、は中々認識できないもんですよ。

 

 きっと紫外線の降り注ぐ外部でも見分けは困難かと思います。

 

 ただ蛍光性を強く持つダイアで、ごくまれなケースとして、極端に強い蛍光を示すダイアモンドが、濁ったり

 

 油っぽく(オイリー)見える場合があります。

 

 勿論こういうダイアは問題であり価値が下がります。

 

 ただそれ以外は、そんなに目くじらを立てる必要がないと思うのですが、ダイアを見ない派(鑑定書つまり紙だけで

 

 判断する人たち)は、蛍光性がミディアムブルーだと間違いなく値段を叩く材料にします。

 

 「認識して言ってるの」と言いたいです。

 

 ダイアを見る派は、ちゃんと見て判断しているので、ミディアムブルーであれそれを見て問題なしと判断しているので

 

 ことさら値段を低く踏むことはないです。

 

 この前に記事にしたブルーナイルなどは蛍光性の有無と強弱で値段を変えていますよね。

 

 ブルーナイルだと、3EXでプロポーションが素晴らしく蛍光性がミディアムブルーのダイアと、

 

 3EXでもプロポーションが悪く蛍光性がないダイアの場合ですと、グレードが同じなら前者の方が安く値付けされています。

 

 こういう場合は前者の方が間違いなく価値は高いのですが。

 

② ポリッシュ

               

 

 白い矢印、これは以前説明に使ったグレインラインですが、ポリッシュラインも見え方としては似た感じです。

 

 ポリッシュがエクセレントかベリーグッドかのレベルでは、こんなに強く出ませんし、中々確認・認識が難しいです。

 

 ダイア販売に従事している方々の多くは、ポリッシュラインを確認したことがないと思いますし、エクセレントと

 

 ベリーグッドでダイアの美しさに何ら影響は及ぼしません。

 

 でもポリッシュがベリーグッドになれば、3EXではないので価格面で大きな差が出ます。

 

 例えば3EXでないダイアで、プロポーションは素晴らしいがポリッシュがベリーグッドなので、価格的に安い

 

 ダイアがあり得ます。

 

 これは間違いなく価値があります。

 

 

 

 

 このように蛍光性とポリッシュは、そこまで気にしなくても良いのに価格に大きく影響を及ぼしてしまっています。

 

 ダイアを上手に買いたい派の方々には、そのあたりは大きな狙い目ではあると思います。

 

 それでは今日はこの辺りで。

 

 

                                                     アンレーおじさん

 

 

 

 

 

2018-05-11 17:23:28

0.1ミリの世界

テーマ:ダイヤモンド

 皆様今日は。

 

 ダイアモンドやダイアモンドジュエリーの良し悪し、つまり明暗・輝きの違いですが、例えばデーライトなどを当て

 光をいっぱい入れると、大したことのないジュエリーでも輝き、良し悪しの差が実感しにくくなります。

 ただずっとデーライトをジュエリーに当てるわけにも行きません。

 従い本当にこだわったジュエラーは、自然光の下、日当たりだけではなく日陰の下でも、或は薄暗い建物の中や

 レストランでも出来るだけ輝やかせるように、そのためにダイア選びから加工に至るまで神経を使います。

 

 ではダイアの明暗は、何ミリの違いで明るかったり暗かったりするのでしょうか。

 以前ブログで使った画像ですが;

          

          

 

 一番右は明るい、真ん中は普通、左は少し暗いといったレベルです。

 (一番左でも巷では普通に明るいキレイと言われているレベルで、もっともっと暗いダイアが

 あちこち普通にあります。)

 その差は、クラウンとパビリオンの角度そしてクラウンの高さの%をご覧頂ければと思います。

 真ん中はパビリオン角が40.6°ではありますが、パビリオンの深さ%は42.5%ではなく43%あるので

 何とか普通レベルにとどまっています。

 これが42.5%だと一番左のレベルの暗さになってしまいます。

 逆に一番左は、クラウン角が33.5%でクラウン%は13.5%となっているので、真ん中のダイアより暗いのです。

 これが14%や14.5%あると真ん中のダイアレベルにはなると思います。

 このようにバランスの良さを知る場合には、クラウン%やパビリオン%を見ると分かりやすいです。

 

 さてそれでは一番明るい右側の寸法のダイアの深さをご覧下さい、2.43㎜ですね。

 では一番暗い左側の深さは、2.35㎜です。

 その差は、0.08㎜なのです。

 メレダイアになると、例えば直径2㎜とすると明るいダイアの深さを62.5%とすれば深さは2㎜×0.625=1.25㎜となり、

 同じ直径で少し暗い深さの%を60%とすれば2㎜×0.60=1.20㎜となります。

 1.25㎜-1.20㎜=0.05㎜、明るいメレ暗いメレといってもその差は0.05㎜しかないのです。

 

 以前デーライトの下でダイアの検品をする時光を入れ過ぎてはいけないと申し上げました:

               

 

 ダイアをライトの外側で見ていますでしょ。

 これは言わば日陰や建物内とか暗い状態を作っておいて検品する方が、明暗の差を捉えやすいからです。

 ただメレダイアなどは、深さが0.05㎜の差で明暗がかなり変わってしまうので、しっかり固定したブレのない

 状態で見ないと、暗いダイアを明るく捉えたりしてしまいます。

 メガネとルーペ、ルーペとピンセットの位置をどれだけ一定の状態を保てるかに検品の是非がかかっています。

 このようにマジ検品は、かなり神経をすり減らしますので、たくさん見た日の夜は肩がパンパンでへたり込み状態

 になってしまいます。

 ではどうしてそこまでしてやるの??の問いには、ダイアに惚れ込んでいるという面(カッコ良いでしょ)と

 このことが私の唯一の持ち味で、これでしかご飯が食べていけないという面もあるのです、ハイ。

 もっと楽して稼ぎたいで~す。。(冗談、冗談)

 

 先日、ある一般の方から、あるお店で私が言う悪いプロポーションなのにキラキラ輝くダイアを見ました。

 これってなんなんでしょう?という疑問を頂きました。

 少し違う要因もあるかもしれませんが、大きな要因はそのお店の光の環境です。

 ガンガンライトを当てているような環境では、比較の仕様がありません。

 悪いプロポーションでよく輝くはあり得ないですから。

 本当にマジ比べをするのであれば、光を入れ過ぎず少し暗いめの環境を作ってあげて比較しないと

 的確には出来ないかと思います。

 

 このように0.1㎜の違いで明暗の差がくっきり出てしまう世界、そんな世界に我々はいるのに、

 その繊細さを多くの業者の方々は理解出来ていません。

 だから適当であまりに軽い売り方になってしまっているのだと思います。。

 

 今日は「こんな繊細な世界にいます、いるのに」という記事でした。

 光、おそるべし!!

 

 皆様、良い週末をお過ごし下さいね~

 

 

                                                        アンレーおじさん

 

 

 

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