続・正に属するダイアと邪に属するダイア
皆様、今晩は。
前回の記事で、正に属するダイアと邪に属するダイアを同じ土俵で語れないと申し上げました。
でももし同じ土俵で語るとしたら次のようになります。
例えばD-SI2 3EXTというグレードのダイアがあったとします。
その場合そのグレードに相応しいダイアD-SI2 3EXTからカラーは相応しくなかったら
E-SI2 3EXT、クラリティが相応しくなかったらD-I1 3EXT、カラー・クラリティが相応しく
なかったらE-I1 3EXT………それからプロポーションも相応しくなかったらE-I1 GD(グッド)
に見えるダイアまで含まれます。
ダイアは同じなのに、D-SI2 3EXTなら非常に安く聞こえE-I1 GDなら非常に高く
聞こえます。
こういう類のものはそこそこあってしまっています。
実際に複数の鑑定機関に出しますと、さすがにプロポーションはGIAのソフトに準じますので
甘いところのEXTが厳しいところだからGDという結果はあり得ないですが、見た目の印象
から判断するとそれ位の違いを感じてしまいます。(プロポーションに関してはGIA基準
の問題です。)
それはD-VS1 3EXTがE-VS2 GDとかそれぞれのグレードで起こり得ます。
本来は真(正)のD-VS1 3EXTと実はE-VS2 GDに見える(邪の)ダイアは例え同じ
グレードでも値段に違いが出て当然なのですが、実は中々複雑です。
有名ブランドで邪のダイアが普通に売られていたり又逆にディスカウンターを上手く
探せば正のダイアがあったりするからです。
困ったものですね。
最近鑑定に関する記事が多いでしょ。
実は日本で最もステイタスがある(あった)鑑定機関AGTが衰退気味でこの2月には
大阪支店を閉めることになったそうです。
私は大阪ですが、ずっと東京のAGTを使っているので直接的に影響はないのですが、
この業界に入って以来40年以上のお付き合いで今でも相対的に一番良い鑑定機関
だと思っているので非常に寂しく感じる今日この頃です。
次回は思い切って具体的に最近の鑑定機関事情について触れてみようと思います。
(ちょっと言い難いこともあるのですが…)AGT衰退の理由が分かります。
それでは今日はこの辺りで
アンレーおじさん
松山英樹君又勝ちました。。
凄すぎ!!!
さあ帰ろっと