月下のサクラ
出版社
徳間書店
発売日
2024/2/9
言語
日本語
文庫
496ページ
定価
902円
カバーフォト
iStock
カバーデザイン
弾デザイン事務所
ISBN-13
978-4198949174
概略
警察広報職員だった
森口泉
ある事件をきっかけに
事件現場で収集した情報を
分析し
プロファイリングを行って
刑事捜査を支援する
機動分析係を志願した
だが、
実技テストに失敗
しかし、
稀にみる記憶力が買われ
係長の黒瀬警部の引きで
合格とされ、
個性が強する係の
メンバーに
だが配属当日
県警本部会計課の金庫から
1億円近い現金が
紛失するという事件が
発生
警察内部の犯行、
という疑いが濃く、
極秘の捜査が
進められていたが、
確たる証拠は見つからない
そんな中、
重要参考人と考えていた
元会計課長が
死体で発見された
さらに、
捜査の責任者だった
黒瀬警部が
不明瞭なタレコミをもとに
謹慎処分をくらい、
捜査から外されるという
非常事態に
黒瀬と行動を共にし、
ある疑惑を追っていた泉は、
事件の裏に
とんでもない闇が
潜んでいるのを知り、
このまま捜査を進めると
命までかけなければ
いけないのではないかと
危惧する
それでも、
正義感に突き動かされる
泉は
信頼する仲間とともに、
ひたすら事件を
解明しようとするのだった
感想
事件に関わる防犯カメラの
膨大な映像を
何十倍もの速度で再生し
人物や車の種類を
脳に刻んでいく
映っている動きを
目で追うのではなく
目に映るものを
記憶に落としていく
という泉
世の中、得意な事は
人それぞれだと思うけれど
泉の得意な事は
機動分析にうってつけ
機動分析係に
なるべくしてなったとしか
思えない
とはいえ、機動分析係では
入社間もない新人の泉
でも
その入社間もない新人の泉が
そういう特殊技能を有する為か
事ある毎に
重要な打ち合わせに
強制的に
参加させられたり
かと思えば
捜査に多大なる熱が
入っているとはいえ
捜査官でもない泉が
直接自ら
本部長に会いに行く、
なんてこともあったり
とどのつまりは
命に関わる危険な捜査を
事も無げに担当させたり
通常では
考えられない行動が多く
泉が主役とはいえ
優秀な筈の他のメンバーが
色褪せて見え、
ちょっと泉を
活躍させすぎかなぁと思った
「公安、刑事警察、
裁判官、検事、
この国自体が腐っている。」
勿論、
全員ではないと思うけれど
国の権力に
保護されている人達が
国民を守る為ではなく
保身に動くと
自分の地位を利用して
人に手をかけるまで
いってしまうのですね
今の政治家の
キックバック問題じゃないけど
保身に走る腐った人間って
どこにでもいると思う
組織にいると、
否応無く染まってしまうのか
泉の
まっすぐな気持ちも伝わったし
生命をかけて
信念を貫こうとする泉達の姿が
良かった
「マヌルネコ」と「カナブン」に
例えられた泉
納得
キャラが強そうな
他のメンバーの事も知りたいし
黒瀬を信頼している
このチームの活躍を
今後もみたい
シリーズ1作目に大活躍した
磯貝
今回出番がなかったけれど
そのうち登場するんだろうか
シリーズ第2作目
すかさず貸してくれたTさんに
感謝
おまけ
日の出5:31 -1
日の入17:51 +1
昼の長さ12h20m +3
⏫10度⏬-2度
明日3/25は
満月の大安吉日
なりたい自分にちまけいで
3/24
体内年齢:56歳
BMI:22.3
昨日の歩数:7950歩
無事過ごせて感謝
今日のことば
土台になる
人格と信頼がなければ、
合意は紙くずにすぎない。
-スティーブン・R・コヴィー-
良い成果を上げる
政府の基礎となるのは
国民の信頼である。
-ジョン・F・ケネディ-