10月の深まりとともに楽しめるコーデを組んでみました🍁

シックな泥染めの大島紬に、更紗柄の帯と琥珀の帯留めで、秋の気配をふんわり感じられるように。

泥染めの大島紬に更紗文様の帯、琥珀の帯留めを合わせました。絣柄を絣柄のまま着ると、昭和の郷土資料館ぽくなってしまうので、絣柄は難しいのです。


素敵に着こなすにはやはり、少しだけ現代流アレンジを加える必要があります。


今回は全体をシックにまとめたコーディネートなので、
指輪はブラックダイヤで艶をひとさじ。 

香水は甘さをおさえ、控えめながら凛と香る資生堂の「禅 ZEN」を選びました。(お出かけ前には華かなオーデパルファン、持ち歩きには深みのパルファンを使用)

ネイルは帯締め・帯揚げに合わせて深みのある赤を添えて、静かな中にも女性らしい華を感じさせる装いに。

それらの「時代の粒子」を振りかけることで、“今を生きる女性の装い”に変わります。


初めはベージュのネイルを塗っていたのだけれど、なんだかピンと来なくて。
赤を塗ってみたら、思いがけずぴたりとハマりました💗 

正直、いい年をして「赤いネイルなんて…」と、
自分で少し笑ってしまったのだけれど、 
ふと、草笛光子さんのことを思い出したんです。 

そういえば彼女は、いくつになっても赤いネイルを塗っていたなって。


赤いネイル💅の、テーマは「抗いと矜持」。

私は今、**真っ赤なネイルをつけてみる意味** をもう1度改めて考えてみたのだけれど…。


女優の草笛光子さんは、90歳になっても真っ赤なネイルを塗っていました。私も、あんなふうに赤いネイルが似合う女性になりたい──
そう思ったんです。

年齢に合わせた無難な色でまとめるのも素敵だけれど、
私はやっぱり、どこかに「革新」を持っていたい。
守るのではなく、少しだけ抗っていたい。 

 草笛さんが年齢を超えて赤を選び続けたのは、
「女であることを、最後まで諦めない」という
美意識への、静かな矜持なのだと思います。



草笛光子さんの指先の赤は、ただの色じゃなくて。

それはまるで…

❁ 魂のアクセント

歳月を重ねた肌に、さらりと映えるその赤は、
「私は今も、女として、生きてるわよ」っていう
静かな誇りと情熱の証明のようです。

あの赤いネイルは、誰かに見せるためというよりも──
自分自身の気分を上げるための戦闘服。
内に向けた「愛してるよ、私」っていう、静かな告白。

彼女の手元にあるその赤は、
「年齢に抗ってる」のではなく、
年齢を美しく肯定している色なんだと思います。

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー


そんなふうに、前回はしっとりと「赤」を纏ってみたけれど──


今回は、こんな 遊び心 を、ちょこっと忍ばせてみました🐸✨(着物片貝木綿・帯も木綿)

ちょっとユーモアの効いたコーディネートで、雨の日も味方にして、ガラリと雰囲気を🐸カエル。🤣


ネイルは明るいピンク、リング💍は翡翠、香水はカフェカフェプールオム(オードトワレ)。


ひと吹きで広がるのは、まるでヨーロッパの小さなカフェの朝──
エスプレッソの香ばしさとシトラスの爽やかさがふんわりと混ざり合って、**「気取らない洗練」**を感じさせる香りです。今回のようなユーモアの効いた明るいコーデにもぴったり。

今回、私がこんなに軽やかでポップなコーディネートにした理由──それは、お客様たちと「吉本」を観に行ってきたからです!照れ

まずは、がってん寿司で「女子会コース」をしっかり堪能💗
……それにしても、お寿司屋さんなのに油物多めという謎。爆笑

「いや〜、皆さん本当にお若いですね✨修学旅行生ですか?🙈」……って、言われました🤣🤣🤣🤣

(画像は ネットのもらい画像です)


クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー


……と、吉本でたっぷり笑ったあとは── 

今度は撮りためてあった、皆さまのうっとり着姿をご紹介💗


~ お客様の着姿より~
ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇
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街を歩いていると、ふと「もう自分を飾ることをやめてしまったのかな」と感じる女性に出会うことがあります。 
でも本当に美しい女性って、自分をあきらめなかった人なんじゃないでしょうか。 
美しいものに心ときめかせ、 
「着てみたい」「出かけてみたい」 
「笑いたい」「楽しみたい」── 
そんなささやかな灯を手放さなかった人。 

 草笛光子さんのように、年齢を重ねてもなお赤いネイルを纏い続ける姿は、 
「私はまだ、女として生きている」っていう静かな誇りのようでした。 

若い頃の美しさは“贈り物”。
年齢を重ねたあとの美しさは、“選び取った生き方”。 

楽しむことに貪欲であっていい。
憧れを持ち続けていい。

着物をまとうそのひとときに、
自分を大切にするよろこびと、
人生を慈しむ美しさが重なって── 

今の自分が、いちばん好きって、言える気がしました。