先日転職組新入社員の女の子とお話をしていた時のことです。彼女は20代後半であり、理系の大学院卒、ここに来る以前はIT関係のお仕事をしていました。


私「なんで理系の大学院でうち(呉服販売)にきたの?全くジャンルが違うじゃない?」


新入社員女子「ITのお仕事では、朝から晩まで上司に言われたことを、ただひたすらこなしていただけなんです。一日中パソコン🖥️に向かいっぱなしで苦痛でした。呉服の仕事はお客様のお着物のコーディネートなどを自分で作り上げることができるじゃないですか。そこが楽しそうだなと思いました照れ


私「確かにこの仕事はお店に着物を着て立って、お客様とお話するだけで良いから、仕事はすごく楽だよ。おねがいただしお給料は安いよ。私(正社員)が育児勤務の間は年収◯◯◯万円だったし、 この4月からフルタイム復帰をしても、勤続26年目の正社員で年収は◯◯◯万円台だもの。呉服を長く続けようと思ったら、高額な着物をお給料の中からバンバン買ってしまうし、着物が大好きで、着物にたずさわれるならお金なんてどうでも良いですっていうくらいの人じゃないとまず続かないよえー」←毒舌ママン登場。


新入社員女子「えっっ!ガーン アパレルのお給料はそんなに安いんですか。 アパレル業の人達って、皆さんどうやって暮らしてるのかしら。💦」(前職はIT業界だったのだから、そんな疑問も無理ありません)


しかしながら新入社員女子のストレートなお言葉に、かなりグサッとショックを受けた私。私達のお給料って、確かに少ないよね。。。


うううっ。


先日着付け教室の先生をしておられるお客様ともお話をしましたが、着付け講師も少ないお給料から高額なお着物を購入するので、入るお金よりも出て行くお金の方が断然多いお仕事なのだそうです。よって着付け講師の方々は皆様、それが可能なお金持ちばかりばかりなのだとか。💦


そういうお仕事ってありますよね。


ちなみにアパレル業の正社員の平均年収でググると、350万円だそうです。

そして50代女性正社員の一般的な平均年収は概ね400万円台となる模様です。(だとすると、私も平均的かなあ・・)

50代の正社員の平均年収を調べると、男性が686万円、女性が315万円、中央値は500万円となっていました。

新入社員はびっくりしていましたが、実際に我々が貰うお給料は、新入社員の想像以上に厳しい現実があると言わざるをえません。

ちなみに私のお店には、週に2日くらいしかこないパートさんがおられますが、彼女は我々正社員よりはるかにお金持ちです。親からの相続で貸駐車場は20台分持っていて、それ以外にも株や不動産もあります。

お客様をみていても、ご自身の賃金は扶養の範囲内なのにバンバンお着物を購入出来る方々は沢山おられます。女性の自由になるお金は、労働賃金だけではないことを日々思い知っています。(。´Д⊂)💦