最近読んだ本がこちらの3冊です。ニコニコ

有吉佐和子「悪女について」
"社会問題関係"の話が好きな読んでいる私にとって、久しぶりの小説でした。主人公の富小路公子は、様々な悪事を働きながら1代で財をなすのですが、結婚式の前日に空に浮かぶ虹を見て、虹色に輝く雲に乗りたいからと、結婚式の前日に窓から身を乗り出して死んでしまいます。(他殺か自殺かも謎)

彼女は純粋なのか大悪女なのか、そんな謎多き女性の一生を描いた作品でありました。

「美しいものが好きである」(宝石や愛)という少女のような純粋性と、悪事を働いてでも世の中に大成しようとする野心が、一人の女性の中に混在した作品でありました。

愛を求めて、愛を掴み損なうのが、悪女の定めなのでしょうか。悲しい
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小説を読み終わった後に、 中島みゆきの「悪女」が頭を駆け巡りました。(BEBEさんの悪女も素敵な歌声)


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高木瑞穂「売春島」

三重県志摩市東部に浮かぶ、人口わずか200人ほどの離島(渡鹿野島)は、古くから売春により栄えた島だったそうです。(現在は売春産業は衰退しています)


この島には彼氏やホストに騙されて金と引き換えに売り飛ばされて借金を追い、借金が終わるまでは島から出られずに客に体を売る日々の女性たちがいました。(逃げる唯一の船場はおさえられている)


ブローカーは家出少女(中学生含む)や不法滞在の外国人女性をあの手この手で騙し置屋に売り飛ばします。(ヤクザも絡んでいた)


悪いヤクザ達は女を惚れさせ「俺のために島に行ってくれ」と売り飛ばしたそうです。あるヤクザは 30人以上の女性を島に送り込み、毎月送金までさせていたそうです。


かつて売買島で売春をしていた女性のインタビュー。

「 だって売られてないもん。みんな自分の意思で働きに来とるんやもん。私も惚れた男のためなら売春でも何でもしたるわって。だから話も合うんよ。みんなこれ(ヤクザ)がついとるから。でも優しいんやで、とかな。


売春島での売春産業は2020年頃迄は残っていたそうですが、今ではもうほとんど行われていないとのこと。しかしながら「惚れた男のために体を売ってお金を送金する」システムはいまだに日本でもはびこっており、頂き女子事件の"りりちゃん"もホストに1~2億円ほど貢いでいます。


「惚れた男のために体を売って貢ぎ続ける」という心情を、私はどうしても理解ができないのですが、そういう女性たちがいつの時代にもいたという、悲しい現実を突きつけられた一冊となりました。

売春島 「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ [ 高木 瑞穂 ]

 

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さてさて。私は最近朝のテレビニュースで知った本のクリップを購入しました。(o⌒∇⌒o)

ドライヤーで髪を乾かしながらも本が読めるので、とても気に入っています。💕

 

本日はお休みなので、月曜日に向けて豚の角煮も作ってみました。まず下ごしらえで、青ネギと生姜を入れて弱火で1時間も煮込むだなんて。不安 豚の角煮は冷凍するとなお美味しいそうです 。💕

お休みの日には仕事の日の夕飯を一生懸命考えて作り置きしています。そうすれば仕事からの帰宅後にスープやサラダ等を作るだけでサッとだせますから。(土日のご飯作りはパパ)

なんだか私ったら、本当に健気です。悲しい

え、ワーママなら当たり前?

いやいや、自分で自分を褒めてあげたいです。泣き笑い