以前池谷祐二さんのこちらの本を読ませていただき 興味深かったため、


さらにこちらの本も読ませていただきました。照れ


池谷祐二( 脳研究者・東京大学教授)

先日 娘と小学5年生の進研ゼミを解いていたら、池谷先生が教材監修に加わっておられました。照れ



「なぜ人は勉強したことをすぐに忘れてしまうのか」

これは 永遠の課題ですね。(。´Д⊂)💦 

昔「記憶を忘れることができない」病気の方がいたそうです。ルリア病です。強烈な視覚記憶と共感覚で全てを記憶してしまいます。しかしその患者は、視覚記憶能力と引き換えに、次々と起こる視覚映像のために抽象的な思考を妨げられ、幻覚の世界に彷徨い込み、ノイローゼになってしまったそうです。

人間は忘れることができるから自由にのびのびと思考をして、過去にとらわれることなく「今を生きる」ことができるのですね。

人間の脳が「必要な情報のみをピックアップ」して長期記憶するためには、忘れようとする脳みそに繰り返し復習をさせて、脳を騙すしかないそうです。

一度しっかりと記憶したものであれば、無意識の中に記憶が入っていて、以前よりはすんなりと容易に習得できるそうです。そして復習を何度も繰り返すことにより 記憶が定着するそうです。

ただし 潜在的な記憶の保存期間は1ヶ月のため、1ヶ月以内に復習をすることが大事だそうです。

池谷祐二氏が唱える 理想的な復習プラン

学習した翌日に1回目

1週間後に2回目

3週間後に3回目

7週間後に4回目

(2ヶ月をかけて全部で4回の復習を行う)

ここまですれば 海馬はその情報を必要な記憶だと判定してくれるのだとか。


復習にそれだけの時間を取れればいいのだけれど。💦


ろくに復習時間を設けずに「娘は記憶力が悪い」と決めつけるのは、とんだお門違いですね。

確かにそれだけの復習をすれば、記憶にバッチリと残りそうです。照れ ただし 復習は同じ内容の学習を繰り返すことが肝心で、参考書をかえずに同じ参考書を何度も繰り返すことが大事だそうです。


参考書を何種類も使用せず、限られた冊数を最低4~5回は繰り返すこと。



ちなみに興味を持っている物事は復習回数が少なくとも覚えられるそうです。また強い感情が伴う出来事も記憶に残りやすいそうです。(動物にとって生命の存続に関わるような重大な出来事は、少ない復習回数でしっかりと記憶できるようになっている)

最近娘と家庭学習をしていて感じることは、娘の記憶力と理解力が向上してきているのではないかということです。 「子供の成績に期待をしては裏切られる」というのが 母親の定説ではありますが、「過去の嫌な記憶を忘れて ぬか喜びができる」というのも、家庭学習を継続する力となりますので、「母親の親バカ力」に基づき、最近娘はぐんぐん伸びてきていると信じて頑張ります。  爆笑