私「パパは子供たちの大学受験浪人はOKなんでしょう?」
主人「俺は浪人は大歓迎だ」
私「貴方自身が浪人合格(国立理系)だものね。私はストレートだったけれど(私立文系)。でも、浪人の一年間は素晴らしい期間だよね。あれだけの悲壮感や崖っぷちに追い詰められる体験は、社会人でもなかなか体験出来ないもの」
主人「まさに追い込み漁だな。皆が現役でキラキラ大学生になっていくなかで、自分だけが取り残された感覚、完全なる四面楚歌だからな」
私「人生をかけた戦いだものね。"崖っぷち力"という意味では、不登校並みに強くなれるね。私も浪人には大賛成だな」
主人「予備校には浪人寮もあるらしいし」
私「それを許せるご家庭は、まさに経済力だね」
繊細でひよっこだった息子は、小学生時代の不登校体験を克服したことにより、精神的に大成長しました。人は叩きのめされて復活した時には、壁を乗り越えた逞しさが備わりますよね。私個人としては、大学受験浪人はその逞しさを手に入れる素晴らしい機会だと思っています。
私「パパの同期でパパよりも先に出世したホープの方がいたでしょう?今はどうなったの?」
主人「鬱になってしまって、今は倉庫部署に移動したよ」
私の会社でもかつてバリバリのBL長だった方が鬱になってしまったり、第一線にいたエリートが退職をされていますが、人生は長期戦ですので、「偏差値よりも精神力の鍛練」が大事かもしれないと思う今日この頃です。
「日々恐怖や数字と戦うプレッシャー」を体験できる浪人生活は、振りかえれば貴重だよねと思うのです。