長年呉服屋さんにお勤めをしていると、日々様々なお客様と会話をするチャンスに恵まれます。


以下はお得意様(女性銀行マン50代)との会話ですが、"お金を貯められないキリギリスタイプ(私)"と"金融のプロ"との資産運用意識の違いを感じたので綴ります。照れ


私「例えば5歳の子供が500円を手に入れたとしますよね。その子供が500円でその時に駄菓子を買えば、子供なりの豪遊ができるわけです。しかしある子供はその500円を我慢して貯金箱に入れました。そしてその子供が30歳になった時にその500円を取り出したとしても(25年間貯金箱にいれ続けたと仮定)、もはやその500円には、5歳の時のような輝きはないですよね。私は年齢において 貨幣の価値というのは 全く変わってくると思っています。


これを大人に当てはめてみれば、20代・30代の時の100万円の価値と、80代での100万円の価値には違いがあると思うんです。20代・30代においての100万円は大金です。その100万円を使って沢山の事が楽しめます。しかし、80代ともなれば 美味しいものを食べに出歩くこともできないし、旅行も出来ない、お洒落な服を買っても見せて歩く場所もない。もはや20代の頃に感じる100万円の輝きは無いのではないでしょうか」


銀行マンのお客様「それはあるよね。だからこそ私もこんなにもお着物にお金を使ってしまったのだし。笑い泣き でも一番賢いのは、その100万円を投資に使って200万円にして、その半分の100万円だけを遊びに使うのよ」



私「投資で 本当にそんなに儲かりますか?」


銀行マンのお客様「株は落ちている時に沢山買って、上がった時に売り抜けるのよ」


私「 私には きっとそんなことはできないです。💦 持ち株が下がれば、これ以上の損をしないように慌てて売りたくなってしまうだろうし、株価が上がればもっと上がるのではないかと期待をして手放せないだろうし」


 私にとって 一番解せないのは、お金を必死に貯めて とうとう使わずに死んでいってしまうことです。せっかく10億円あっても 子供達に相続をすれば、半分は税金に持っていかれ、その子供たちが子供に譲るときには、そのまた半分を税金に持っていかれ、相続が3代も続けば せっかくの10億円はほとんど何もなくなってしまいます。そう考えると「節約をしてお金を貯めるだけの人生」が、本当に幸せなのかと疑問を持ってしまうのです。( たとえマンションなどの土地活用に回しても、その維持費や相続税対策のために 恐ろしくて現金など更に使えない)


この話を主人にしたところ、

「 お前は本当にキリギリスタイプだな。それはそれで人の考え方だけれど、俺はアリタイプだから コツコツとお金を貯めることに喜びを感じるよ。お前とは違う」


確かに私はキリギリスタイプです。だからこそ主人のようなアリタイプと結婚できて本当に良かったなと思っています。(そこだけは感謝爆笑)


昔話題になった本があります↓。ポチってみたのでまた読んだら感想を書きます。

 


もちろん主人のお金は主人のものであり、子供達のものであります。よって私が動かせるお金は、あくまでも私が働いた収入のみ。それを増やすも使い切るも私次第なのですが、 せっかくマネージャンルに移りましたので「お金」を今後どう捉えていくのか、 贅沢はせずとも、せめて自力で生き残れるだけのお金は確保したいと思うので、徐々に勉強してみたいと思っています。照れ