さてこちら↓は 上沼恵美子さんの人生相談の神回です。
ご相談↓
回答者
恵美子「では、まずはお姉ちゃんにきいてみましょう。」
お姉さん「なによそれ、どういう意味ぃ?」
お姉さん「まあ確かに、(恵美子と)二人で漫才を組んでいた時には私のブスをネタにされたけどな、実は私、これまで一度も自分をブスだと思ったことはありません!」
恵美子「なんでぇ?!(o゚Д゚ノ)ノ」
お姉さん「ブスでもなんでも、絶対にいつもニコニコしていれば心が綺麗で輝き出しますからね」
恵美子「うんうん。 それは詭弁(道理に合わないごまかしの議論) やな。男の人の99%は性格悪くても 綺麗な女性が好きやねんて。それははっきり言うとったわ」
恵美子「私は男どもにチヤホヤされて、綺麗に生まれた人ってずぼらな感じがするなあ。まず綺麗な人って、動かへんのよね。努力をしない。食事会の席でも美人はセンターにいてまず動かない。不細工は仲居さんかと思うほど動いてるわ。美人は動こうとしても、周りがあなたは"宴の華"だから動いてはいけないと。まあそうやって男どもが美人を付け上がらせて 調子に乗らせてるんですけどね。 ほんまに別嬪は努力しなくて済むのよ。そやけど、それはどないやろうという話になってくるんですわ」
上沼「綺麗な別嬪さんでスタイルもいいのは、ごめんな、その値打ち若い時だけやなって思うわ。そりゃあ若い時は綺麗にこした事はないわ。自分が男だったら誰とフレンチ食べに行きたい?誰と一緒に歩きたい?そりゃあ綺麗な人がいいに決まってるけど、その値打ちは32、3歳までかな。そこから何が勝負かって言ったら、生き様になってくるやんな」
上沼「その人がどんな仕事をしてきたか、 どんな人と交わってきたか、色んな事が加味されて顔を作り、生きざまを作ったりするんやろうけどね。若いうちの美しさは確かに値打ちがある。ダイヤモンドや。しかし、大事なんはそれ以降やねん。 人生は今100年で長いから、24才で不細工やなんや言うてる場合じゃないのよ。男にモテるだけが人生か?それが勝負か?人生は積み重ねやで、人間としてどんどんあがっていくべきやで。」
上沼「それでも確かに、若いうちの綺麗は得です。綺麗な人は人生で二億円得をするそうです」
上沼「羨ましい話ですよ。せやけどさ、その二億円自分で稼げへん? ほんまの二億の話をしてるんじゃなくて、人間としての財産よ。確かに24才はまだ美醜だけで生きてるところがある。それはしゃーない。そやけどここからやねんな。ここからが長いねん。ここからどんな化粧するか。化粧言うても顔やないよ。人生の化粧やで」
さすが上沼恵美子。
上沼「これが生きざまやな。生き方やな。私はこの世界(芸能界)に50年いますけどね、今の中年女性の素敵なこと。穏やかで優しさがありながら、仕事はバシンと出来る。そしてそれを鼻にかけない。そういった才能は年々積み上げるものだから、それが顔にも出てきます。表情にも人柄にも出ます。人が慕ってくれます。それが顔を作るわけ。人生は100年で、(あなたも)これから顔を作っていくわけですよ」
上沼「 ルージュを引くことが化粧ではない。人生というのは歩み、生きて行く行き方のお化粧、上手になった方がいいと思うねん。今は24歳、不細工であるコンプレックスに浸っていてもいいとは思います。でもあと10年経ってみ? 違うねんなあと思うと思います。どっかで差が出ますよ。生き方でピカッと別嬪さんになってほしいと思う。コンプレックスはあっていいと思うのです。そこをどのように見つめていくのか、十年後二十年後、どのようになっているのか。あなたが顔を決めるんやで。これが楽しみやねん」
お姉さん「わかった!顔じゃない」
私もパパに聞いてみました。
私「 パパは働かない美人と働く不細工、どっちと結婚したい?」
パパ「そりゃあ働く不細工やろなあ。働かない美人に何の価値があるんだ?」
私はこれからも「働く不細工代表」として、日々を邁進していきたいと思っています。人生100年時代、最後に勝つのはきっと「働く不細工」です。