(中学2年生)お兄ちゃんの、中間テストの結果が続々と返ってきました。 今回のテスト結果において、成績上位者として名前が 張り出された時には、ママが"1万円をあげる"企画を約束していました。( 私立中学では、成績上位者の名前の張り出しがあるのです)


お兄ちゃん、今回の試験に向けての気迫は本物でした。照れ いつ部屋を覗いても勉強をしていたし、夕飯や休憩のフルーツタイムにも、教科書を眺めながら食べる程でした。



さて、5教科が全て帰ってきた日の会話です。


パパ「 ねえねえ奥さん、ちょっと聞いた?息子くん、(男子) 学年1位だったんだって」


私「すっっ、凄い!(; ゚ ロ゚)」


( どの学校もそうだと思いますが、女子の方が成績上位は総なめです)


さて、そんな息子。中間テストが終了してから一週間経っていますが、完全に気が抜けています。💦 ポケモンの新しいゲームが出たようで、完全にポケモンの魅力に支配されてしまっています。


大丈夫かあ?


"マラソンレースにしたって常に走り続けることは不可能なんだし、メリーとハリーが きっと必要なんだわ"と、ガミガミ言いたい自分自身に言い聞かせる今日この頃です。


これが最初で最後の上出来だったとしても、冥土の土産に持っていきたいほどの嬉しい出来事でした。


小学生の頃は 毎日付きっきりで勉強を教えるも、一向に伸びず、中学1年生の頃は個別での家庭教師塾まで付けたけれど学校の平均値をグルグル。


中学2年生になって、

息子「ママは僕をもう解放して欲しい。僕はもう一人で翔きたい」という 言葉を受けて息子を完全解放しました。息子が勉強をしようがしまいが一切放置し( 私がしゃしゃり出ない)、塾も辞めて完全なる独学となりましたが、頑張っていたようです。(o゚Д゚ノ)ノ


ちなみに息子は、主人の単身赴任を機に4年生で 不登校を起こしました。その時に 病院で受けた IQ テストでは、「 IQ 80の境界知能」(小学4年生時点) と言われました。


 IQ テストの結果を試験官から告げられた時には、

試験官「 息子さんの IQ では自分で考えて自分で行動することは厳しいでしょう。将来仕事をするにしても、与えられた仕事・決められた仕事を こなすことしかできないでしょう」という厳しい コメントを頂いていました。


小児専門の精神科医の先生に、「 IQ というのは将来的に変化しないのですか?」ときいた時も「 IQ は変化しません」といわれていました。


しかし、2年後の6年生になった 時点で再度受けさせてもらった IQ テストでは100オーバーでしたし、 IQ とは成長と共に変化していく事を痛感しています。( 特に子どもはその時の精神状態なども大きく左右すると思いますし、 知的な成長率も子供によってそのスピードは様々だと思います)


確かに息子は小学校中学年ぐらいまでは、いくら漢字を練習させても覚えられず、具体的に目に見える形で算数の概念を教えても理解ができず、作文を書くことも苦手な状態でした。(学校の授業にはついていけても中学受験には対応できないレベル)


その時点(小4)でのワーキングメモリー IQ は73(今は違います)。「記憶する力が弱いのだから、勉強したそばから記憶がこぼれ落ちてもしょうがない」と思っていました。


しかし小学校6年生で突如「中学受験をしたい」と言いだしたあと、驚くほどの習得スピードで巻き返しました。


現在、「記憶力」は彼の得意分野となっています。 今回の社会(暗記力がものを言う教科)でも97点でしたし、当時の記憶力が弱かったお兄ちゃんの影はありません。


知能テストの試験官には「将来的にも自分で考えることは難しい」と言われた息子ですが、今や立論をパソコンで作成して弁論大会で戦っています。(毎回フルボッコにされて帰ってくるけれど)


あの時精神科医や試験官や母親に「難しい知能」と決めつけられた息子でしたが。


専門医も母親も、何もわかっちゃいなかったということです。

以前の娘も、当時のお兄ちゃんと同じような様子でした。「 子供にいくら勉強を教えても概念が理解できない、たとえその時は時間をかけて理解したように見えても 、 ある程度お時間が経つと記憶が飛んでいる」。(グレーゾーンあるある)

「10を教えていくつを知れるのか」、このスピードと容量が知能なのだと思います。息子にしても娘にしても、時間をかけてゆっくりと10教えても、2くらいしか理解できなかった頃は本当に辛かったな。

でもきっと子供は変わるんですね。「私はもう1人で大丈夫だから、ママにそばについていてもらわなくてもいいよ」と娘が言うその日までは( 中学生になったらきっとその時が来るから)、娘を諦めずに全力でサポートしてあげたいと思っています。( 現在も牛歩ではありますが、少しずつ確実に伸びています。きっと私の知能を抜かす時が来ることでしょう)


息子の不登校時代や、"グレーゾーン"と言われて嘆いていた時代から 私のブログを読んでくださっている読様には、 嬉しいご報告ができたかなと思いました。照れ