今ピンクサロンと呼ばれる風俗店は、素人の現役女子大生で溢れているそうです。


著者の中村淳彦氏による YouTube。↓


P87引用 もはや風俗や水商売の現場は、現役女子大生まみれだ。正直、異常なことになっている。

P89 不衛生で割に合わないピンサロは、若い風俗経験者からの応募はない。虚偽の広告など、かなり強引な手口で何も知らない素人女性を集めている。具体的にはフロアレディなど、水商売のイメージが強い求人広告で応募のあった女性を面接でピンサロに誘導する。お金に困って無知で若い、しかも素人と言う地方出身の現役女子大生は 格好のターゲットとなっている。

中村氏曰く、ピンサロが出す虚偽の広告はガールズバーだそうです。ガールズバーをうたい、地方の女子大生を集め面接で 「ガールズバーではきついし稼げないから」とピンサロをすすめるため、中央線沿線のピンサロは女子大生ばかりだそうです。

なぜ地方出身の真面目な優等生であった 女子大生達が、学生生活を送りながら性風俗のアルバイトをしなければならないのか。



(引用)  仕送りの8万円から家賃の6万円を引いた2万円では、1日あたりの生活費は600円台になります。


P104 大学の理学療法学科に通う現役女子大生 美咲さん
「大学の学費は高いです。春に120万円納入で、秋に55万円なので教科書とか雑費を含めたら年間200万円近く。それが4年間です。 奨学金は一種と二種を満額借りて入学当初は足りるって計画が立っていたけど、全然無理でした。 どうにもならなくなって、大学2年夏から風俗です。

国立大学ですら、4年間で500万円の学費

(大学4年間でかかる学費)


( 大学生の約50%は奨学金を受給)

ある女子大生の生活費のモデルケースです。
オートロックマンションの家賃65000円。光熱費2万円、携帯代8000円、食費4万円。これに交通費や洋服代や交遊費用を含めると 月の生活費は15~18万円ほど。これらの生活費を自分1人で働いて稼がなければならないとします。

時給1000円で8時間を20日間働いて、月に稼げるお金は16万円です。(フルタイム) これと同額のお金を学校が忙しい大学生が稼ぐには、まともなアルバイトでは無理ゲーです。・゜・(つД`)・゜・

P91 父親は50代前半、地方自治体の公務員だ。地方では中流以上の家庭である。バブル世代の父親は、現在の若者たちの深刻の貧困を知らない。進学で上京する時、「俺も学生時代は苦労した。お前を甘やかさない」 と釘を刺して東京に送り出した。甘やかさないとは学費は奨学金、 生活費は自分でアルバイトをして稼げ、ということだった。

中略

恵まれた親世代は、現在の大学生を取り巻く環境の変化を何も知らない。三宅さんの父親が「娘は甘やかさない」 という自分の世代の価値観を家庭に持ち込んだことで、 娘はピンサロ嬢になってしまった。

母親「大学での生活はどう。ちゃんとご飯は食べてる?」
娘「大丈夫だよ。塾の先生や家庭教師のアルバイトは結構時給が高いんだ。大学で友達もできて楽しくやってるよ」

親に心配をかけまいと、本当の現状を決して話さない女子大生達。でも彼女の現実は、東京での月15万円の家賃と生活費を稼ぐために、大学が終わった後は性風俗のバイトをし、サークルや友達と遊ぶ時間もなく、必死に大学の課題をこなしながら生活費を稼がなければならないのです。

大学生の4年間、性風俗バイトを続けてやっと社会人になった後には、800万円の奨学金の返済がはじまります。初任給の一人暮らしの生活費を自力でまかないながら奨学金の800万円を返すことはかなり難しく、彼女が体を売る生活は大学を卒業しても終わらないのです。

P106 仁藤さんは惚れ惚れするような清楚な外見だ。かわいい。高校も大学も成績はよく、高校でも大学でも、 真面目な優等生という立場なようだ。

そんな女子大生が性風俗には溢れているのです。そして、国からの無料支援はありません。

( 中村淳彦氏 YouTube より)


~13人に1人が退学検討~大学生の貧困の4大原因

これは誰の責任なのでしょうか。

東京で大学生をするには、学費・家賃・生活費があまりに高過ぎます。


理系の私立大学生の1年間の学費200万円を月で割ると約17万円、これに生活費の15万円を足すと月に32万円です。理系の私立大学生は東京で一人暮らしをするのであれば、大学費用と生活費で4年間に1520万円かかると言う事実を、我々大人は現実として認識しておかなければなりません。

これらの金額を 女子大生がマクドナルドのアルバイトで稼ぎ出そうと思っても、絶対に追いつきません。親からの資金援助が一切ない場合には、アルバイトの選択肢が性風俗となることを誰が責められましょうか。





P114
現在の大学生の親世代、そしてもっと上の団塊世代は孫世代に対して徹底的に理解がない。まだ日本は恵まれた先進国だと思っている。彼らは自己責任論で貧しい者たちの声を封印して、仁藤さんに本番強要や"ブランドものが欲しいの?" なんて質問しながら発射する、性的行為をしてくれれば、再分配してあげてもいいという社会が出来上がってしまっている。

日本は若者に徹底的に冷たい。

花の女子大生として親からの十分な仕送りをもらい、サークルや勉強や恋愛を思う存分謳歌できる学生がいる中で、 学費や生活費による貧困から、カラダを売り心をすり減らさなければならない女子大学生もいるということ。

そんな彼女達もコロナにより収入は半減となり、さらに追い詰められています。彼女たちは、稼げなければ退学するしか選択肢はないのです。

女子大生たちが 学業継続のために 性風俗に入ってくるたびに、30歳を超える女性達の価格が下がり風俗の市場から追い出されています。

そんな性風俗が本業の中年女性たち( 風俗の世界では30代は中年だそうです驚き)は、今や生活保護以下の収入にまで陥っているそうです。次回はそんな中年以上の女性たちの性風俗について考えてみたいと思います。