ここ20年で、うつ病患者数が沢山増えています。


2010年にサンディエゴで開かれた北米神経科学学会によると、幼児期あるいは胎児期に精神治療薬を使用した場合のマウス実験で、それが比較的短期間でも成熟して大人になった後の脳の機能には障害がみられたそうです。

イギリスの実験
うつ病患者148人を対象にイギリスで行われた研究では、 服薬していない患者群は6ヶ月で症状が62%軽減したのに対し、服薬治療群ではわずかに33%であった。( その他の国実験でも同様の結果)

「 抗うつ薬による治療は、気分障害の長期経過を悪化させる可能性がある」

精神科で「辛い、苦しい」といえば処方される抗うつ剤。 医療用の精神薬は、多剤多量を長期間にわたって飲み続けると、うつ状態の長期化や認知機能の低下をもたらすそうです。でも、そんなデメリットは患者さんには説明されません。

薬を飲んで更に悪くなるパターン

抗うつ剤は飲めば確かに気持ちが安定します。不安で仕方がない気持ちが一瞬は緩和され楽になれます。しかし精神安定剤には覚せい剤と同じ効力があるので、依存性が高く長期に服用すると 精神や脳もやられてしまうそうです。(障害や依存性、禁断症状のリスク)

それを長年見ていながら、なぜ精神科医のお医者さんは 精神薬の長期投与をさせることができるのだろう?

患者さんがどうなってしまうのかを一番よく知っているだろうに。


日本は世界トップの精神病院・長期入院期間があり、 国連や WHOからは人権侵害であると非難も受けてきました。

( 精神病院の平均在院日数比較)

精神病院への入院期間が40年も50年もの人がいます

日本における精神病院の入院者数は世界一


日本の精神病院の病床数は世界トップクラスであり、平均入院日数は 1ヶ月以内の先進国に対し、日本だけが9ヶ月とこれまたダントツの長期であります。

この理由には病院の利権(利益)が深く絡むそうです。

日本の精神病院には「精神科特例」があるため、たとえ長期入院により診療報酬が下がったとしても、患者の長期入院は病院の利益となります。

(日本の病院経営は8割の病院が赤字)


病院といえども、黒字収益を出すのに必死です。



日本の抗不安薬売り上げはダントツの世界一位です。どんどん増え続ける日本の精神薬売上高。
( 長期服用でかえって精神は悪化)

今 日本の製薬会社では精神病の新薬を競って開発しています。今後も精神薬は更に大きな市場になることが 予想されているからです。

でも本当に我々は精神薬に頼るばかりで良いのでしょうか? 長期の精神薬服用による弊害があまりに見過ごされているのではないでしょうか。

入院や薬💊に頼らずにどうしたら良いのか。


次回は そんな疑問について書いてみますが、ここから先は はっきり申し上げて、答えがあるようでないですよね。癌治療などと一緒で、沢山の「○○療法」があっても、どれが正しくてどれが間違いなのかなんて誰にも分からないし。

「 心の病を薬を使わずにどう治していくのか」 
凄く重いテーマだなあと思います。・゜・(つД`)・゜・