日毎秋も深まり、朝晩の冷も身にしみてくるようになりました。 お着物もぐっと秋色のものが着たいと思い、紫紺色の赤城紬(櫛引)を身に纏いました。
帯は紅花染め、 羽織も袷のお召素材の羽織を出してきました。秋って、色に深みがあって本当にいいですよね。

先生(息子が不登校だった頃にお世話になった 小児精神科医) との会話の続きです。(主に私について)
私「よくカサンドラの方々が書かれる事柄に、" アスペルガーの夫が理由もなく自己肯定感が高くて自信満々"と批判をしていますが、私も自己肯定感がとても高めですが これはアスペルガー独特なことなのでしょうか。💦」
先生「いや、我々が"自己肯定感が高い" と表現する時には " 人を信じ、自分を信じることのできる力が高い" ことを指します。 能力が高いから自己肯定感が高いとは限りません。 あなたは愛情いっぱいに育ってこられたからこそ、自己肯定感が高いのだと思いますよ。」
私「確かに私は、世の中は何て優しい人たちばかりなのだろうと思っています。」
先生「 私もそう思っているのよ。
世の中は何て優しい人たちばかりなんだろうって。 でもね、そう思える人というのは本当に珍しいのよ。 私も両親には溺愛されて育ったし、本当に甘やかされて育ったわ。愛情をたっぷりとかけてもらったの。 あなたのご両親もきっとそうだったと思うわ。」(先生もADHDがあり、いつも書類をバサバサと探していたり、私から見てもかなり大変だろうなぁと思うほどです。それでも人を心から信頼していると言う事は、沢山の愛情で育まれていらしたのでしょう。💦)

私「 私の父親はアルコール中毒でしたし、 母親はワーカホリックでした。
」


先生「 それでもたっぷりと愛情をかけてくださったでしょう?」
私「まあ、言われてみれば。
💦 だからこそ私はネットの世界の中で人を攻撃して回る人たちに、本当にびっくりしてしまうのです。そんな人達がこの世にはいるのかと。 ネットでの攻撃は 煽り運転と似ていると思っています。"お互いの顔が見えない"状況下で、相手が人間であるということを忘れてしまう行為。自分が攻撃している相手がどのような気持ちや状況になるのかを考えられずに、自分の怒りだけをぶつけ続けてしまう。

なぜこの人たちは人を攻撃して喜んでいられるのだろうか? 一体どういうタイプの人達がこうなってしまうのか? ものすごく興味があるのです。」
先生「 彼らの根本には"愛着障害"があるのだと思う。 成長の過程で愛着を形成できなかった大人は 人への基本的信頼感が芽生えず、人に対しての過度な警戒や攻撃をしてしまうの。社会的なモラルも自分の内側に取り込めないでいる状態なのね。」
愛着障害。
自分の欲求を愛情で満たされずに育ち、人を信頼出来ずに攻撃的な他害行為を繰り返してしまう人物像。煽り運転やネットいじめなどは愛着が足りない大人の、他害行為であるのでしょう。ネットいじめも煽り運転も、相手が悪いと曲解し、自己を正当化しながら他害を繰り返す行為です。これを脳化学的に説明したのが、こちらの↓本です。
見る人の視点により解釈も変わるものだなあと。次回は こちらの本について語りたいと思います。😊