ジャーナリストの伊藤詩織さんの1時間20分にわたる会見を全て拝見させて頂きました。やはり、伊藤さんにとっても木村花さんの事件の影響は大きかったそうです。
性的暴行事件を公表してからの伊藤さんのもとには約70万件にわたる誹謗中傷の コメントが殺到していたそうです。今回はその中でも悪質性が高いと思われる Twitter での風刺画を書いた1名と、 それをリツイートした 匿名の Twitter2名に対しての損害賠償請求の裁判を起こすそうです。まずは スピードを重視して3名に対しての アクションとなったそうですが、今後順次 訴訟の幅を広げていくそうです。
彼女の 会見での言葉ですが、 現在のネットにおける誹謗中傷は特に若い方たちにおいての被害が甚大であるということ。
高校生や 大学生ぐらいの若い人たちには、 いくらネットを見ない方がいいと言われたとしても 、ネットの世界がそのすべてに感じてしまう危険性もあります。 その中で誹謗中傷をされるということは 本当に辛く悲しく、命の危険性すら伴うことであると思います。
また、 日本は海外に比べ ネットにおける誹謗中傷対策が遅れているそうです。
今までは何の対策もされずに やりたい放題であった ネット上における誹謗中傷でありますが、それにめげずにアクションを起こし 声を上げてくださる女性がいるということが、これからの日本における ネット改革の中枢を担っていくのではないかと思います。
伊東詩織さんのように、被害にあわれてきた方々の声無き声を拾いその悲しみを代弁してくれるような強い女性がいることに、勇気を頂きました。![]()

