2月28日は、高2息子の誕生日でした。🎁🎂
私はその日も仕事だったので、帰宅は21時。
家に帰ると、パパが何やら一生懸命にトイレを掃除していました。
…なんと、娘がトイレで吐いてしまったのだと。 ![]()
トイレに様子を見に行くと、パパに「お前が片付けろよ💢」と言われたけど、
帰宅したばかりの着物姿で、片付けなどできるはずもなく、 …まずは着替えよう、と思って2階へ向かいました。
…そうしたら。
しばらくして、1階のトイレから、パパの号泣が聞こえてきたんです。
💦
パパ
「……情けない。もう嫌だ。壁まで汚れてる!」
結婚して20年間、パパの涙なんて一度も見たことがありませんでした。
吐瀉物を片づけながらの号泣。
たぶんパパは、その場の汚れだけで泣いたんじゃないんだと思う。
…パパが泣いたのは、
ずっと溜まっていた『しんどさ』が、その瞬間にあふれてしまったのかなと。
トイレ掃除は、悲しさの引き金にはなったかもしれない。
でも中身は、もっといろんなものが混ざっていた気がします。
きっとパパはその時、
『家長として背負ってるものの重さ』
…その全部に、泣いたんじゃないかなと思って。
その日は娘の視力低下で、眼科に連れて行ったら
「ゲームのやりすぎ、携帯の見過ぎ」と言われたらしく。
何度注意しても、携帯がやめられないこと。
そういう生活習慣が積み重なって、悪い結果になっていくこと。
親が必死でも、追いつかない感じ。
その全部が、パパの中で一気につながってしまったんだと思う。
それに娘のテストだって、いくら勉強しても思うように点が上がらない。私が付きっきりで見ていても、現実はなかなか変わらない。
パパは本当に子煩悩だから、吐瀉物を片付けながら、
娘のことが心配で、情けなくて、胸がいっぱいになってしまったのかもしれない。![]()
でもさ。
…それなら私の方がよっぽど辛いよ。
吐瀉物を一度片づけただけで限界になるなら、
私が毎日どれだけしんどいか、想像してよって思った。
娘のテストの一問一答カードまで作って、
毎日勉強を見て、時間も気力も削ってきた。
…それでも結果につながらない現実に、
私の方がずっと長い時間、もっと深いところで、
何度も何度も泣きたかった。
息子が号泣してるパパを心配して、
「俺がかわりに片付けるから」って声をかけていて。
でもパパは黙々と、
一人で片付けていたみたい。

……息子は、優しいんだよね。
でも優しい子ほど、家庭の一瞬の不穏を自分の責任みたいに背負ってしまう。それが何で就職という結論になるのか、私には本当にわからないけれど。
私、『……パパが号泣したせいで、息子が大学に行かずに就職するって言ってるよ。今日は息子の誕生日だったのに、もうケーキどころじゃなくなっちゃったね』
パパ『……。茶を沸かせ』
さっきまで泣いてたくせに偉そうなのが、いかにもパパらしい。(……どこの武士だよ。笑)
……で、私は紅茶をいれた。
さっきまでの修羅場なんてなかったみたいな顔をして、
みんなで息子のバースデーケーキを食べた。

それだけで少し安心しました。






