最近、特に寒いですね。震えています。((⛄))

静かに春を待つ季節、椿の花がそっと咲くように。 
寒さに凛と立つその姿は、まるで「芯のある美しさ」。
そんな椿の柄をまとった、最近の着物姿です。
佐伯武晴先生による、手彫り木版画染の着物と帯。 
先生の優しく、のびやかな雰囲気には、メルヘンな世界を感じます。
小物のご紹介です。 スター
白い星模様が浮かぶガラスの蜻蛉玉帯留め。
指先にはシャネルのブラウン、
右手の薬指には、本翡翠のリングをひとつ…。
静かに、芯のある女性らしさを添えてくれます。 
香りはエルメスの《ツイリー》。 
可憐さの中に、コケティッシュな余韻を残す香水。
装い全体に、ほんの少しの“いたずら心”を漂わせました。

そしてこちらは、冬の光をまとったような、
渋みのある赤城紬(櫛引き)。 
新潟・青柳工房さんの作品です。 

帯には、異国情緒が香る更紗柄を合わせました。 
落ち着きのなかに、少しだけスパイスを効かせたコーディネートです。 

小物のご紹介です。スター
帯締めには、柔らかな光沢の道明組。
繊細な色の組み合わせが、異国柄の帯を優しく引き締めてくれます。 

指輪は、うっすら蜂蜜色に透ける琥珀をセレクト。
更紗のぬくもりある色調とリンクさせて、どこか懐かしい空気を纏わせました。 

香水は、インドの風を思わせるGUERLAINの「サムサラ・パルファン」。
甘くエキゾチックな残り香が、異国情緒漂う帯柄にぴたりと寄り添います。💗

ちなみにこの「サムサラ」という香水、
とにかく深みがあって、奥行きがすごいんです。 
私はもう、完全に…虜になりました✨

    

Samsara(サムサラ)はサンスクリット語で「輪廻転生」「永遠の生死の循環」という意味。

ゲラン初の「女性のためのウッディフレグランス」として開発され、インド哲学や東洋思想へのリスペクトが随所に感じられる作品です。


特に、使用されている天然のサンダルウッド(白檀)は、インドの宗教儀式や瞑想において古来から重要視されてきた香材。その神秘性とスピリチュアルな雰囲気が、サムサラ全体に“崇高な女性性”を纏わせています。


そしてこちらが、本日まで着ていたコーディネート。 

黒地の久米島紬に、紅型柄の織り帯を合わせました。

久米島紬は、国の重要無形文化財に指定されている織物です。伝統的な技法の中に、沖縄らしい素朴な美しさと温かみを感じます。
小物のご紹介です。スター
彫刻の美しい珊瑚の帯留めに、指輪は一粒ダイヤモンド。
香水はあの東大で開発販売されている(笑)、蓮香という香水です。
久米島紬の素朴で清らかな印象には、こうした静けさを纏う日本的な香りがよく似合いますね。照れ
2日目は帯をかえて。
可愛らしい色目のピンク色の紅型帯をあわせました。
そして↓こちらの写真が、昨日のブログに書いた、
仲良しの70代の店員さんとふたりでお揃いで購入した、帯留めコーディネートです。💗

…そして、最近ふと思ったことがあります。


私はずっと「50才になるのが嫌だなあ」と思っていたのですが(笑)、

もしかしたら50代になれば—— 

私がこれまで夢中になって追いかけてきた着物たちが、
とうとう私のために「本気を出して」くれるんじゃないかって、そんな気がしたの。おねがいスター


50代は、今まで着物に恋焦がれてきた恩返しに、着物のほうが本気を出してくれる年代。


20代〜40代は、“着物を追いかける”時代。
どんな着物が似合うんだろう?
どんな色が好きなんだろう?


帯締め、半衿、小物、髪型…。
全部、夢中で探して、試して、失敗もして。
たくさんの反物をくるくる広げては、
「いつかこの子を着こなせる日が来るだろうか」って、
ときめきと、畏れと、期待と一緒に集めてきた。
 
そして50代…

“着物たちが、本気を出してくる”。
タンスの中でずっと静かに待っていた子たちが、
ふいに…目を覚ますの。


「そろそろ私を着こなせるんじゃない?」
「ねえ…あなたが50になるのを待ってたのよ」
 
着物は、50代からこそ「女の物語」を語り始めるのかもしれない。

“着物が似合う”んじゃない。
“着物が物語を語ってくれる”年齢になるっていうこと。


だからね、
着物は、きっと50代からが本番。


それは、「着物を愛した女性」だけが享受できる魔法、なのかもしれない。スター


そしてこれから、着物の“恩返し”伝説がはじまるのだとしたら、50代が憂鬱な世代ではなくなり、夢と希望に満ちた、豊かな季節になるかもしれない。


“着物の本気”は、70代になっても 80代になっても、ずっと終わらないまま、

一生その女性を守り続けてくれる…。


そんなふうに…
着物は、“女の成熟”に寄り添い続ける衣服。


「あなたが私を愛してくれたから、
今度は私があなたを美しく包みます」って。


… もしも着物が私を守ってくれるのだとしたら、50代になるのも、そう悪くはないのかもしれないね。照れ💗