高知県の将来。

10年後、20年後高知県はどうなっているだろうか?

県庁は令和9年度若年層(39歳未満)の減少をゼロにするという。

そして2050年には県人口を55万7000人を維持するという。

現実には年間若年層を中心に1万人減っている。

県は制度利用・利子補給・貸し付けなどで移住者増・人口減少を止め

るという。日本全国ほとんどの自治体で人口が減少し、日本全国の自

治体が高知と同じような方法で人口減少を止めようとする中、高知だ

けが人口が増えるのだろうか?

私は以前、県に請われ県庁で講演し「高知の活性化には産業革新が必

要で既存の政策では衰退する」と述べた。

 

私は、中でも県とJAの無能力さが際立っていると思う。以前JAに「農

産品を高次加工して農家が主体になって事業するため、原料のオリゴ

糖を作るため米をとりあえず100万円分売ってください」と現金を

持って行って依頼したがJAのコメ部門の責任者は「お前らあ(ママ)

にコメは売らん、欲しければクズ米を多度津の業者に売却してるからそ

こで恵んでもらえ。うち(高知県)は園芸中心や、コメなどどうなって

もかまんがや!」と罵られた。農協のコメ販売部門の責任者にである。

私は心の中で〈クソ脳狂!〉と叫んだ。完全に農家に対する背信行為だ

以来農協とはつきあいはしない、と決めた。県庁の幹部から知事選出馬

を要請された時も「農協とは私は一切、知事になっても口はきかんぞ」

と言うと県は「知事がしなくても大丈夫です。下のものがしますから」

と言われた。農協は本来、農家の代表で有るべきだが権力と癒着し、本

来の使命から大きく逸脱している。