もし自分の大好きな友達がいじめに合ったらどうしますか?


昨日素敵なものが届きました。去年末に行った「羽海野チカの世界展」で購入した漫画「3月のライオン」のキャラクター 中学生のひなちゃんの版画。
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この版画の中では朗らかに笑っているひなちゃんですが、作中ひなちゃんの友達がいじめにあいます。特に理由はありません。
ひなちゃんはいつも通り仲良くするのですが、エスカレートするいじめに耐え兼ねその子は転校してしまいます。そしてそれに怒ったひなちゃんがいじめた子につかみかかると今度はターゲットになってしまうのです。


泣きじゃくりながらも彼女は言うのです。 
「後悔なんてしないっっしちゃダメだっ
だって  私のした事は ぜったい まちがってなんか
ない!!」

「私が私の人生を棒にふる理由はひとつも無い」
「こんな所 何があったって生きて卒業さえすれば私の勝ちだ」

理不尽な状況の中なんて強くてまっすぐなんでしょうか。
ひなちゃんのお姉さんは「友達を気遣うより逃げてほしかった」と思うのです。その気持ちも分かります。実際あまりにひどいいじめからは逃げた方がいいと思います。
しかし転校した友達が最悪の事態にならなかったのはひなちゃんがいたからでしょう。
彼女の勇気が友達にとってどれだけ救いになったか…。


ちなみにこのエピソードは実際、作者羽海野チカ先生の姪っ子さんの話が元になっているそうです。
羽海野先生は「やりこめられることの多いうちの一族からこんなに強くて正しいことをやってのける子が生まれるなんて…」と驚きすごく感動したそうです。
(ニコ・ニコルソンさんの漫画道場破りに描いてありました)

羽海野先生の描くお話はひとつひとつがきらめいて
キャラクターは人物としてひとりひとりに血が通って動いていてモノローグは心を揺さぶります。

神木隆之介君主演で実写映画化もされますので
気になった方はぜひ観ていただきたい。
このエピソードも入っていると思いますよ。
わたしも観に行きます。



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わたしは漫画や雑貨の販売で出展します。
かさこ塾 とは 好きを仕事にする大人塾。かさこ塾フェスタでは色々なお仕事の方が出展します。
誰でも遊びに来れるので、ぜひ足を運んでみてくださいね☆



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