カール・シュナイダー(順みつき) 

 前出の『宝塚ステージ・アルバム』の中にあった写真。 
 これ、よくよく見たら神保町の古本屋で「映画/演劇/音楽/芸能」を扱う『古本 ヴィンテージ』で300円(定価500円)で手に入れたもんだった☝️

 琴線に触れる...巷でよく曲解している人を目にする...「怒りを💢買ってしまう」という意味の「禁忌に触れる」とは、違うからね。

『琴線に触れる』は、物事に感動しやすい心を「琴の糸」に例えて、良いものや素晴らしいものに触れて感銘を受ける。っていう意味なんで、そこのところを間違えないように☝️

 菊田一夫...さんは知ってるよね演劇好きな人だったらもちろん☝️😏

❇️1983年花組
 菊田一夫:脚本 柴田侑宏:潤色・演出
宝塚ミュージカル・ロマン
【霧深きエルベのほとり】17場
⭐カール 順みつき
⭐マルギット 若葉ひろみ
⭐フロリアン 平みち

🎼霧深きエルベのほとり
 菊田一夫:作詞 入江薫:作曲

鴎よ 翼に乗せてゆけ 我が心の吐息を

遠きふるさとの エルベの流れ
霧は深く ため息のごと
窓辺に寄せる 漣(さざなみ)は
別れし人の 睫毛にも似て
いつもふるえる

鴎よ伝えてよ 我が心いまも 君を愛す
鴎よ伝えてよ 我が心いまも 君を愛す

今は遥かな エルベの流れ
霧は深く ため息のごと
愛せし人と 語らいし
岸辺の葦も 木枯らしの色
寒くふるえる

鴎よ伝えてよ 我が心いまも 君を愛す
鴎よ伝えてよ 我が心いまも 君を愛す

ミッキー扮する主人公カール・シュナイダーが絶唱して暗転...緞帳が下がる....😥

 この歌を、あれからン十年経った2022年でも自分で歌ってみたりすると😢が滲む~なぜ?
それが「琴線に触れる」って事なんだろうな、と、つつづく思う...。何曲かあるんだよなそれが...美空ひばりの🎼愛燦々とか...。

 ミッキーの歌唱力に吾輩の心💘が「震えた」んだろうな、きっと☝️なぜならこの作品は、1963年初演の内重のぼるの「当り役🎯」で、内重さんの歌声も聴いた事も有るけど、やっぱりミッキーの「エルベ」なんだよな、吾輩にとっては。

【霧深きエルベのほとり】
 ドイツ🇩🇪のエルベ川の河口にあるハンブルクを舞台に、荒くれ水夫カールと良家の令嬢マルギットの悲恋を描いた名作。初演は脚本を書いた✍️菊田一夫自身が演出も担当。

...夜霧をついて、出港の汽笛が鳴り響く中、憎まれ口と偽りの別れの台詞を吐き捨て別れたマルギットの幸せだけを願いながら、カールは再び海へと旅立つ...(主題歌)絶唱...暗転...緞帳下がる...だもんなぁ~😭←これはおかしくない。

❇️1963 月組(東京公演は1965年)
 作・演出 菊田一夫 
 ⭐カール 内重のぼる
 ⭐マルギット 淀かほる(八汐路まり)
 ⭐フロリアン 藤里美保(上月晃)
❇️1967 月組 内重のぼるサヨナラ公演
 作・演出:菊田一夫 演出:鴨川清作
 ⭐カール 内重のぼる
 ⭐マルギット 八汐路まり
 ⭐フロリアン 古城都
❇️1973 月組 
 作:菊田一夫 演出:鴨川清作
 ⭐カール 古城都
 ⭐マルギット 初風諄
 ⭐フロリアン 大滝子/榛名由梨
❇️1983 花組
 作:菊田一夫 潤色・演出:柴田侑宏
❇️2019 星組
 作:菊田一夫 潤色・演出:上田久美子
 ⭐カール 紅ゆずる
 ⭐マルギット 綺咲愛里
 ⭐フロリアン 礼真琴
☝️歌唱指導ちあきしん...ってあるけど、元星組69期の千秋慎?もしかして...マジか😃



文中敬称略

追伸.
 エッセンシャルワーカーの末端にいる俺らは本日3回目のコロナワクチン接種💉でござんす。
根付くであろう3月初旬にはチラッと出掛けてみてもいいな歴史散歩に。尤も吾輩が足繁く通う場所はお墓なんで、人はあまり居ない、ってか殆ど居ないw