俳優の田村正和さんが去る4月3日にお亡くなりになったという。 享年77。
 田村さんといえばフジテレビの人気刑事ドラマ
【古畑任三郎】がすぐ浮かんでくるが、
 吾輩的にはTBSのコメディホームドラマ路線が好きだった。先ずは小学校の教師役の
【うちの子にかぎって】(1984)。そして1987年の
【パパはニュースキャスター】(87.89.94年にSP版OA)...12年前に酒の席で口説いた3人の女性との間にできた娘が突然現れ、いきなり3人の子持ちになった主人公、もちろん独身☺️「子どもができたら名前は決めてある。愛情の愛と書いて"めぐみ"愛に包まれるように」現れた3人の娘は皆その「愛(めぐみ)」😓

2000年の【オヤジぃ。】
 妻に黒木瞳、長女が水野美紀で次女が広末涼子、末っ子で長男が岡田准一...。頑固で曲がった事が大嫌いな偏屈親父の開業医を好演。
 そんなTBSのホームドラマ路線が好きだったが、ニヒル剣士の系譜とダンディズムが融合したキャラクターを演じた時代劇も好きだった。
 転び伴天連と旗本の娘の間にできた混血...柴田錬三郎原作の人気小説【眠狂四郎】☝️😏
 映画では、鶴田浩二(東宝/1956~1958全3作)、市川雷蔵(大映/1963~1969全12作)、松方弘樹(大映/1969)が演じた眠狂四郎。テレビ🖥️では平幹二朗さんも演じられたが、テレビ版眠狂四郎といえば、もう田村さんしかおりません。そしてもう一作品☝️「小池一夫・作/小島剛夕・画」そう、【子連れ狼】や【首斬り浅右衛門】と同じコンビの【唇役主丞 乾いて候】
1983.84年のスペシャル時代劇、1984年連続ドラマ版で長兄・田村高廣(将軍吉宗)と弟・田村亮(大岡忠相)と三兄弟初共演。
 表向きは将軍吉宗のお毒味役だが、その実は吉宗の落胤・腕下主丞(かいなげもんど)....。眠狂四郎と相通じるニヒル+ダンディズム剣士の踏襲☝️

 田村三兄弟(俳優三兄弟)の父は戦前~戦後にかけての時代劇の"四大スタア"(👈スターではない🔆スタア🔆なのだ。残る三人は"アラカン"こと嵐寛寿郞、片岡千恵蔵、そして🖥️現在放映中のNHK大河の「こんばんは、徳川家康です」でお馴染みの北大路欣也のお父上・市川右太衛門)。
その中のお一人で世に"バンツマ"と呼び親しまれた阪東妻三郎☝️😏
お兄さんの
田村高廣さんも2006年に77で亡くなられたんだよなそういえば....喜寿といえばめでたい年回りの筈なんだけど。

 そして、吾輩が白金台の高級弁当屋の営業🚗時代、広尾・麻布担当の吾輩は日毎、南麻布界隈を訪れていた関係で...
👇南麻布にあるこの高級マンション「ホーマット・アンバサダー」が田村さんのドラマ(何のドラマだったかは失念)の自宅設定で、前の路上を含めドラマ撮影で足止めを食ったことがある...という今は懐かしい思い出。

 生前の田村正和さまのご活躍を偲び
謹んで哀悼の意を表します。  合掌。



文中敬称略