『精霊の日』精霊と言っても西洋の「せいれい🧞‍♂️」ではなく、我が国のそれは『しょうりょう』である。

 ほら☝️😉「精霊流し」って聞いたことあるでしょ。その由来は、飛鳥時代の歌聖・柿本人麻呂と、平安時代の女流歌人・和泉式部と夢の歌人と言われた小野小町の三人の忌日が奇しくも三月十八日に重なったというところから制定されたらしい。しかし、実際このところ柿本人麻呂だけは三月十八日らしいが、式部と小町は歿年不詳で「伝承に依ると」としかわからないそうだ😓😰


 昨日の3月17日は「彼岸の入り」...どうもこの辺りから来てるような気がするんだけど...😓


【彼岸(ひがん)】

 春の彼岸は春分を、秋の彼岸は秋分を挟み、前後3日を合わせた七日間の事。最初の日を「彼岸の入り」最後の日を「彼岸の明け」という。祖先を偲んで仏事を行う期間とされ、お墓や仏壇を洗い清め、先祖供養をするのが一般的。仏壇を丁寧に掃除をし、朝晩ろうそく🕯️を灯して線香をあげる。お供え物は、個人の好物やぼた餅(牡丹餅...因みに秋はおはぎ(萩)、夏は夜船、冬は北窓という)、-○○○―団子、精進料理など。寺院では、死者の冥福を祈って読経や説法をする『彼岸会(ひがんえ)』という儀式が行われる。彼岸とは字の通り仏教用語で「向こう岸」。煩悩を脱して達する涅槃(究極の安らぎ)の境地という意味。それに対し、生死の苦しみに迷う現世は「此の岸」と書いて「此岸(しがん)」という。春分、秋分は、昼夜の長さが同じで、太陽🌅が真西に沈む日。

「暑さ寒さも彼岸まで」

と言われる通り、この時期を境に寒さも和らぐ。


【春分の日】

 太陽が真東から出て真西に沈み、秋分と共に昼と夜の長さがほぼ等しくなる日で、3月21日頃にあたる。お彼岸にお墓参りする風習は、太陽が真西に沈むことから西方の極楽浄土につながる日とされたから。この日を境に徐々に昼の時間の方が長くなる。



東(ひむかし)の 野には炎(かげろひ)の たつ見えて かえり見すれば 月かたぶきぬ

 柿本人麻呂(斉明天皇六年~神亀元年/660-724)



冥(くら)きより 冥き道にぞ 入りぬべき
はるかに照らせ 山の端の月
 和泉式部(天元元年~歿年不詳/978~)


花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身よにふる ながめせしまに
 小野小町(天長二年~昌泰三年/825-900頃😓)