【四方連】
◆四方赤良(よものあから)
 天明三大人の筆頭。四方連領袖。本名大田直次郎のち七左衛門。名は覃(たん或いは「ふかし」)。南畝と号す。幕府御家人で御徒の家柄。後年、昌平黌に於ける幕府の学問吟味(登用試験)に首席合格し支配勘定の役職に就き大坂銅座に赴任。これより「銅」の異名から蜀山人と号す。文政六(1823)年四月六日歿、年七十五。菩提寺は白山本念寺。大きな一枚石の墓碑が現存。
   
 文豪永井荷風が蜀山人信奉者で関東大震災の後、何度もこの墓に詣でているそうだ。因みにこの学問吟味で旗本部門の首席合格が遠山左衛門尉景普で通称金四郎、長崎奉行に就任。🎦映画📺テレビ等で有名な「遠山の金さん」こと江戸町奉行遠山景元の実父である。通称金四郎は遠山家代々の称。

◆紀定丸(きのさだまる)
 「気の定まる」爆笑紀定麿も同一人物。初め野原雲輔(野原というと、俺ら達、現代人感覚からあの子どもを思い出す「野原しんのすけ」☺️)。
晩年巳人亭為丸と改む。赤良の姉の子で甥にあたる。通称吉見儀助。旗本でのち御勘定組頭まで出世している。牛込豆腐屋敷に住す。天保十二(1841)年正月十八日歿、年七十八。

◆峰の松風(みねのまつかぜ)
 通称榊原男依。牛込若宮小路に住す。

◆坂上竹藪(さかのうえのたけやぶ)
 通称安藤喜兵衛。牛込痩嶺坂に住す。

◆子子孫彦(このこのまごひこ)照れ
 通称村岡孫右衛門。小川町広小路に住す。旗本佐久間六左衛門家臣。
まさに子供の子供は孫だよね☝️☺️

◆沢辺帆足(さわべのほたり)
 讃岐高松藩松平家家中で通称:信沢重次郎。小石川高松藩中屋敷に住す。

◆小川町住(おがわのまちずみ)
 高松藩松平家家中で小石川中屋敷に住む通称:大高仁助。小石川から石を抜いて小川町の藩邸(中屋敷)内に住んでるよぉ...っていう意味でござんしょか☝️☺️

◆星屋光次(ほしやのみつつぐ)
 高松藩松平家家中で小石川中屋敷住の通称山口治部之助。

◆久須根兼満(くすねのかねみつ)
 金をくすねた(盗った)の意びっくりでしょうな😄。同じく高松藩藩士で通称:左立和二郎。

◆節原仲貫(ふしはらのなかぬき)
 同高松藩藩士で通称:吉田十五郎。藤原○○でしょうね✋

◆地口有武(じぐちのありたけ)
 地口=江戸弁で洒落(シャレ)の意。通称:星野瀬兵衛。号は文竿、駿河台住。

◆二分只取(にぶのただどり)
 二分は一両の半分。無償で二分取ったの意。牛込住の通称:鈴木伝右衛門。

◆片目ノあきら
 市ヶ谷田町住みの通称:梅忠梶右衛門。

◆檜皮釘武(ひのかわくぎたけ)
 市ヶ谷田町の家根(屋根)職。通称:家根屋小左衛門。

◆薪の高直(まきのたかなお)
 市ヶ谷田町住。屋号は平河屋。薪とか炭団とか売っていた炭商かも。

◆大石小石のみかげ
 新宿仲町の石工で通称石屋新兵衛。御影石☺️

◆奈万須盛方(なますのもりかた)
 「なます」は刺身。つまり「刺身の盛り方」の意。馬喰町二丁目の旅籠山城屋主人で通称遠藤弥市。寛政三年七月四日歿。

◆宿屋飯盛(やどやのめしもり)
 姓は石川、名は雅望(まさもち)、字は子相。通称:糠屋七兵衛。戯号のとおり宿屋の主人。六樹園とも号す。晩年霊岸島に住す。天保元年閏三月廿四日歿、年七十八。ここから天保元(1830)年は三月が二度あったことが判る。というより天保元年は十二月十日に改元されている☝️ので実際には文政十三年であろうか。蔵前榧寺に墓碑が現存。銘は「糠屋代々」。

◆只の人成(ただのひとなり)爆笑 
 多田金次郎、小石川に住む。

◆一富士二鷹(いちふじにたか)
 橋本町住みの通称藤田仁助、三尺庵と号す。🎍正月に見る縁起のいい初夢「一富士二鷹三茄子」からそのままパクったんでしょうな。

◆多の旅人(たのたびひと)
 他の旅人😄の意?姓は多田氏、通称秩父屋幾八という馬喰町の旅人宿の主人。

◆勘定外成(かんじょうのほか<そと>なり)
 橘町竹川岸に住む。

◆大會礼長良(おおそれながら)
「 畏(おそ)れながら」☺️😂目下の者がへりくだって言う言葉。

◆路治口志万里(ろじぐちしまり)
 😊各町内には門限があり、その時間帯になると木戸が閉められた。そこから付けた戯号であろう。但し犬🐕猫🐈専用抜け口は常設されていたもよう👌小伝馬町二丁目住の号・柳和。通称未詳。

◆頭光(つむりのひかり)
 「つむりの光」とも。別号桑楊庵、のち巴人亭と号す。通称岸宇右衛門。名は誠之。画名を一筆斎文笑。亀井町に住む。寛政八(1796)年四月十二日歿、年四十三。頭が薄かったのか?それともスッカリ、ピッカり君だったのかしら?😊

◆人まね小まね
 大久保百人町住みの通称:真田弥右衛門。幕府御鉄砲組同心。

◆大原ざこね
 日本橋通塩町に住む上州屋忠四郎。宿屋か?「雑魚寝」から想像すると....

◆紫のゆかり
 小川町(こちらは神田小川町か?)住みの通称:萩原藤十郎。

◆鼻毛永人(はなげのながひと)
 小伝馬町三丁目住の通称:遠州屋佐助。宿屋か?

◆普栗釣方(ふぐりのつりかた)
 「ふぐり」とは睾丸のこと。いわゆる「きゃんたま」ね爆笑
小伝馬町の書肆(📚本屋さん)・奈良屋清吉。漫々堂と号す。天明三(1783)年八月廿四日歿。

◆御膝元成(おひざのもとなり)
 お膝元。

◆玉たれの三すじ

◆池田諸白(いけだもろはく)
 「諸白」とは濁りのない清酒🍶の意。

◆よみ人しれた
 大膳亮好庵、本名:河野元貞。牛込御門前の医官(奥医師)。作者不明の作品を「よむ人しらず」と書くパロディ✌️なかなかシャレの効いたお医者さんです。

◆樽のかゞみ
◆五畳たゝみ
◆紀の津麿
◆千里亭白駒
◆やはり棟梁
◆きねやのせん旨
◆鼻毛永人
 鼻毛の長い人😁