完全犯罪の成立条件 | 茹先炊(じょせんすい)のブログ

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簡単に『殺人』を考えてみる。


殺人を決意するだけの『理不尽』とは…?



例えば……『愛する人の理不尽な死』



恋人が一方的に殺され、しかもその相手が誰なのか分かっていながら…相手は何の罰も受けずに生きている。


相手を『殺して良い』ほどの『理不尽』である。


細かい状況は…とりあえず置いて、更に『良心の呵責』も無視すれば……『完全犯罪』の『殺人』の前提条件は、そんなところだろう。



その相手は…当然死ぬべき、なのに「のうのうと生きている」更に『官権の手から逃れて』いる。


『証拠』は自分しか知らない。


相手を罰する手段は……無い。



自分が相手を罰する以外『等価の法則』は成り立たない。



そう………完全犯罪を支えるのは、この


『等価の法則』である。


犯した『罪』と、受ける『罰』は『等価』であるべきだ。


なのに……相手は『罰』を受ける可能性が無い。



『死』とは、『殺された本人』には『無』でしか無い。


『死』は『遺された者』にしか、意味を持たない。



然も、遺された『私』は


『現在その為に苦しんで居る』


この苦しみは


『相手が一方的に私に与えた苦しみ』である。


この苦しみからの『解放』は相手に『等価の苦しみ』を与える事でしか為され無い。



『相手を殺すしかない』



………が、その為に自分が『罰』を受けたくは無い。



これは……『完全犯罪…殺人』しかない…な………




これが『完全犯罪殺人に至る』一つの精神の流れであろう。


勿論……『完全犯罪殺人』の理由なんかは



他に幾らでも有る………けど…






殺したいほど憎い御方に

 死ぬほど………されて…生き還る




逝くは逝くでも……

  すぐ…もう一度殺されたい





  茹先炊(じょせんすい)