完全犯罪が成り立つ為の最大の条件は
誰も気付かない…事なのだが
この定義は、その前に……全て先ずは『犯罪』の必然性が必要なのだ
何らかの犯罪の動機が有り、その犯罪を自分にとって正当であると感じ……その上で、始めて
……なら完全犯罪にしよう………と成る。
小中学生の頃、出された問題を坦々と解いていた人には分からないかも知れないが
問題を出されると
『何故…この問題を解けというのか?』
出題者はどんな『答え』を期待しているのだろうか?
と、考えてしまうような子供にとっては…答えなんかより
何故この問題なのか?
どう答えさせたいのか?
に気を取られてしまう。
思考の途中乗車や途中下車の出来ないタイプの人間が『完全犯罪』を考える為には…当然だが
何故…犯罪を起こすのか
それはつまり…完全犯罪の為の絶対条件である。
では、犯罪の必然性は……何か?
自分が受けた『理不尽』が世の中では『理不尽』と認識されていない…なら犯罪を犯してでも『納得出来る結末』が必要だ。
が、理不尽であるからには、その犯罪は罰せられてはならない。
だから……完全犯罪を起こす『べき』なのだ。
全ての『完全犯罪』は、当然『確信犯』である。
さて、理不尽という動機は……まあ良いとして、
ソノ解消の為の手段は…『殺人』か『詐欺』か『窃盗』なのか……
此処では『テロ』や『戦争』『人類滅亡』はとりあえず除外しないと、コンナ半端なブログには荷が重いだろうから……
個人的理不尽の解消を極端に逸脱しないようにしておく。
まあ……個人的理不尽の解消の為に地球を破壊したところで別に構わないのだが……昔………
余りの日々の苦しさに…偶然
……本当にダダ偶然
世界の全ての人が、一斉に
「神よ、私達に『真の幸福を……』」
と、祈った………
その瞬間……
銀河系辺境の小さな太陽系第三惑星が…
……………消えた………
ってショートショートSFを作っちゃったから
もう地球を消すのは……良いかな…
さて、完全犯罪………まだまだ続く
一度でも
朝の寒さに震えた身には
タダタダ嬉しい
肌の温もり
その朝に
褥抜け出た身の罪を
取り返せたとも
おもいせつなし
きみのぬくみも
布団の端に
残す朝凍み
雪の朝
茹先炊(じょせんすい)