(この記事は、2020年10月19日の投稿記事を一部修正したものです。)
2018年10月1日、私が師であるSRKWブッダ(白川ブッダ)にお会いするため熊本旅行した時のことです。
その旅行の計画は、3ヶ月以上前に旅行会社に行きチケットも取り準備万端でした。旅行を10月にしたのは、その年の8月にはスウェーデン在住の娘家族が日本に一時帰国することが決まっていたことと、台風を避けたいという思惑からでした。

ところが、いざ熊本旅行が近づくと台風24号が発生したのです。それまでの間、旅行に影響するような台風の発生も無く安心していたのですが、台風24号の発生により旅行に暗雲が漂い始めました。それでも、早々に日本列島を縦断してくれたら熊本旅行に何の影響も無いはずでした。

事態は、全く思惑と外れた展開となりました。台風進路予想図を見ると、私が熊本に出発する10月1日早朝台風の位置は、東北付近にあり釧路を目指す進路です。
どう考えても、台風がまともに当たるとしか考えられません。よりによって、3ヶ月以上余裕をもって設定した日に台風襲来とは、自分自身の徳のなさを反省しました。

旅行日程は近づき、段々と出発日の10月1日は近づきますが「台風は、10月1日に釧路に上陸するよう設定」されているかのように進んで来ます。絶体絶命のピンチです。
ずっと、インターネットで台風情報を収集していても事態が良い方向に進展する気配は全くありません。99.9%熊本に行くことは出来ない、そう覚悟しました。

当時通っていた、トレーニングジム「アクアトピア」の知り合いも、「絶対に行けないはずだ!」と仲間で話しをしていたと後日聞きました。

既にご存じの方もおられるので、その結果はどうなったかと申しますと「私は、10月1日午後航空機の到着時間に確かに熊本空港の土を踏んで」いたのです。
何故?どうして?・・・自分でも、半分狐につままれた感じになりましたが、間違いなく熊本空港到着は現実に起こったことです。

問題は、なぜ釧路空港から航空機が飛べたか?と言うことになりますが、前日羽田から釧路に飛んだ飛行機が羽田には戻らず釧路空港駐機(釧路空港に泊まる)となったと言うのがその理由です。
ローカル空港である釧路空港に普通は駐機せず羽田に帰り、羽田から朝一番で釧路に来るというのが通常の運行なのですが台風の影響かどうか分かりませんが、9月30日に到着した便は羽田には帰らず釧路駐機になったと言うことで、それは珍しい出来事だったようです。

その辺の詳しいことはインターネットで調べても分からず、ただ「10月1日釧路発東京行き欠航」が決定したとも出ていません。これはどういうことなのか?全く状況が理解出来ず、とにかく当日朝早く釧路空港に行くだけは行こうと準備を整えました。
釧路空港に到着し、出発する場所を見ましたたら「たしかに航空機が一機止まって」います。台風の進路は、やや釧路から右方向に逸れ風の勢いも弱まっている感じです。

登場手続きをし、私は羽田行きの航空機に乗り定刻に出発することが出来ました。羽田空港に到着した後、熊本行きの搭乗口まで案内を依頼していたのですが、案内してくれた女性によると「本日の午前中、東北・北海道方面で飛び立てたのは私の乗った1機だけでした。」と話してくれました。

私は、釧路空港を出発し、大空に高く飛行機が舞い上がったときに、「勝った」と心の中で叫んだことを今でも覚えています。私にすれば、台風に打ち勝ち「無事に熊本に行けることを確信したので「勝った」」と強く心で思ったのです。
昔、仏典を読んでいて、覚りを開いたお釈迦様を身近から一時も離れず守護する「龍王」の話しを、良く覚えておりました。

当時私は、「覚り直前の身」でありながら「その現実をありのままに体験させて頂きました。」「龍神は、確かに存在するのです。」絶対に不可能とされた熊本行きを遮る台風を、いとも簡単に打ち破った力は、自然界の力を遙かに超えたものであると深く認識すると共に、その大いなる力に深く驚嘆せしめたと言うわけです。

世の中に、「こんな不可思議なことがあるのか」と自分自身が信じられませんでした。人間の頭で考えても理解不能ですが、私自身は「大自然を超える力を、まざまざと見せつけられた」と思っています。
「何を?」・・・「仏法(ダルマ)の威力をまざまざと・・・」、それは自然現象すら超越する力で人間の思考範囲を遙かに超えていました。
そう考えたら、「聖求を持ち」正しく仏道修行に励む修行者は「何の心配も要らない」と言うことに尽きます。
仏の威神力(いじんりょく)は、想像を遙かに超えているのです。「合掌」
※「仏教でいう「仏の威神力」とは、仏や菩薩がもつ、人知を超えた不思議なはたらきを指す語です。奇跡というより、衆生を救うために働く霊妙な力という意味合いが強いと説明されます。

「完」