昨日の記事、「東京都知事選 都政の刷新を期待」では、石丸伸二氏待望論を書きましたが、7月7日夜の開票作業では、下馬評どおり小池百合子氏の圧勝で終わりました。
小池氏は、支援してくれた政党などの組織票が入り、午後8時開票後すぐに「小池氏当確」(ゼロ打ち)を出しました。

応援していた、石丸伸二氏は(165万票・24.3%)得票数で2位に入り健闘するも及ばず落選しましたが、初挑戦としては驚異的な得票数を得てよく頑張ったと言えます。
石丸氏の選挙を支えた、5000名以上のボランティア及び関係各位様の努力と奮闘の賜です。

小池百合子氏は、得票数断トツ1位(271万票・42.7%)の圧勝でしたが、その前途には暗雲が立ちこめていると言わざるを得ません。・・・それは、「公職選挙法違反容疑」がかかっているからです。
以下は、弁護士で元衆議院議員の若狭 勝(わかさまさる)氏のYouTube動画を元ネタに書いて行きます。

それによると、「小池氏、蓮舫氏 当選でも刑事責任を問われ失職の怖れあり」と発言されており、蓮舫氏については6月25日の当記事、「蓮舫氏「都知事選における公職選挙法違反疑惑」」で書いていますので、そちらを読んで下さい。

若狭 勝氏は、「犯罪の嫌疑のない、公正・公平・国民のために仕事をしてくれる政治家を求めています」と述べ、小池氏、蓮舫氏の二人は、「どちらも支持出来ない」と言うのです。
公職選挙法と、その違反犯罪という観点に絞っていうと、「二人とも、公職選挙法違反・・・つまり犯罪の疑いが濃厚である。」と語ります。
蓮舫氏の時にも書きましたが、「罰金という刑事罰が確定すると、公民権停止になって失職する恐れがある。」のです。

小池百合子氏に関して述べると、「公職選挙法には「みなし規定」というものがあり、選挙運動そのものでなく、選挙運動の事前行為・準備行為であっても、犯罪であると規定している」と述べ、「小池氏は、候補者として推薦・支持されることを思いながら、知事としての地位を利用して、各市町村長などに出馬要請というものに関与していた、あるいは間接的に手助け援助していた等、出馬要請行為をさせていれば公職選挙法違反=犯罪になり得る。」と言います。

小池氏は、本年6月18日(火)午前9時、東京地方検察庁に、「都民ファストの会」の事務総長を務めた弁護士の小島敏郎氏(75)により、公職選挙法違反(虚偽事項公表罪)の容疑で刑事告発され、既に告発状が提出されている身の上です。

果たして、「検察は動くのか?」という疑問は大いに残りますが、「小池氏、蓮舫氏共に、当選しても刑事責任を問われ失職の怖れあり」という事態は、あり得ないことであり(選挙そのものは終わっても)その後暫く、この問題は尾を引きそうな雰囲気です。

これら一連の、「公職選挙法違反容疑」は両候補者の「身から出たサビ」としか言いようがありません。
今後は、検察に全てを委ねられますが、法令に基づきしっかり処罰して欲しいと願っています。