東京都知事 小池百合子氏の別の顔を考えてみます。それは、私が見た1枚の写真から始まります。
世界的な投資家であるジョージ・ソロス氏とのツーショットです。
2016年1月29日付 小池百合子氏の「X(エックス=旧ツィツター)」には、「ロンドン出張の際、ジョージ・ソロス宅を訪問。たっぷり一時間意見交換しました。ソロス氏は中露経済の終焉を断言、欧州のデフレ傾向への懸念、アベノミクス・構造改革の遅れを指摘。ソロス節は健在でした。」とあります。

小池氏は、世界経済にどれほど詳しいのか知る由もありませんが、悪名高いジョージ・ソロス氏とのツーショットを拝見して、私自身は「怪しい男に近づき、また何か良からぬ話をしてきたのではないか?」と勘ぐりました。・・・それ程、この両人は私にとって「怪しい存在」なのです。

ジョージ・ソロス氏は、経済や相場の世界に興味のない者には全く無縁な人物ですが、彼は(1930年8月12日生まれ)、ハンガリーブダペスト生まれのハンガリー系ユダヤ人の投資家です。
投資家であると同時に政治運動家でもあり、政治経済に関する評論家としても活動しており、自身を「国境なき政治家」と称しているようです。

私は、投資の世界に少し興味がありましたから、ジョージ・ソロス氏の名前は30年近く前から知っておりました。彼は、天才投資家として知られ「イングランド銀行を潰した男」として有名だったからです。

個人的に、2020年の大統領選挙を追いかけ、随所に出てきたのはアメリカの資産家たちが民主党に多額の資金を拠出して、選挙不正を助けたという事実です。当然、ソロス氏の資金もトランプ大統領の再選阻止に動いたことは間違いありません。

「カナダ人ニュース」というYouTube番組がありますが、私は2020年以降(同動画作成者)やまたつ氏の作成した動画をみてアメリカ社会の現状を学んで来ました。
ここでは特に、その動画の内容を紹介する記事ではないので省きますが、現在のアメリカの状況を鑑みるに小池百合子都知事の政治手法はアメリカ民主党の「それ」と(ほとんど)同じなのです。

アメリカ民主党は、すでに左翼政権といえるほどの状態になっています。その政策が、「いかに酷いものであるか」、その代表例は南部国境の不法移民問題です。バイデン政権成立後すでに、1000万人近くがアメリカに不法に入って来たと言われています。

最も、それ以上か同じくらい酷かったのは、新型コロナ対策です。・・・コロナワクチンの強制接種・ロックダウンの実施など、東京都知事として小池氏が行ったことは全てアメリカ民主党政権の取った手法と同じものでした。
大半の日本人は、アメリカでどのような動きになっているか知りませんから、小池氏の手法が適切と考えてしまいますが、民主党と反対に共和党支配州の知事達は指導力を発揮し、国民に必要以上の制約を課さないという政策が行われて来たのです。

まさに、アメリカという国は各州の力が強いのでレッドステート(共和党支持)とブルーステート(民主党支持)では、それぞれの州知事の考えと指導力が政策に反映され、(時に政策が)全く違うものになるというのも珍しくありません。
ちなみに、新型コロナの感染が最盛期においてブルーステート(民主党支持)の州では、厳格な感染対策を行っていましたが、レッドステート(共和党支持)ではきわめて緩やかな対策しか行っていませんでした。

すなわち、アメリカにおいてすら(新型コロナ対応として)「危険だから、厳密に対応する=民主党」と「たいした感染症ではない=共和党」という具合に、世論と対策は真っ二つに分かれていたのです。
このような状態を聞くに及んで、小浮百合子東京都知事はアメリカ民主党の思想的流れを汲む人間であるということが理解できるのです。
(つづく)