常連の人から、“神経痛が長引いて痛み止めばかりに頼っていると効き目がなくなるので食事で油の取り方を多めにして補ってみたらどうですか”と勧められた。
それで11月からは“トンカツ定食”や“てんぷら定食”や“ダブルフライ定食”など、それにデザートは“ドーナツ”にするなど、“揚げ物料理”の頻度を従来の三倍程度に引き上げた。
すると、二週間め頃からすこし神経痛の痛みが和らいでフルスイングで以前のように二ゲーム打てるようになって来た。
ところが、“一難去って又一難”の言葉通りに、今月の定期検診で、“脂肪肝です、年齢的に肝硬変からガンになる人が多いので今すぐに食事の改善をお勧めします”と言われた。
仕方が無いので揚げ物は週二回に減らして、その代わりに“野菜炒め定食”の回数を増やした。
野菜炒め定食は三軒通っているのだが、スーパーAZのフードコーナーの野菜炒め定食は600円也だ。
今時こんなに美味くて、凄く量が多くて、安いのは他に類を見ない有難い食事だ。
“野菜炒め定食”は大好きなのだが、殆どの処のモノが火を通し過ぎると量が減るので半煮えの状態で出して来られるのだが、このAZのフードコーナーの野菜は十分に火を通してあってこの量なので、物凄く食べごたえがあるのだ。
小倉の“とんこ”の野菜炒めと並んで日本一の野菜炒め定食だ。
神経痛的にはフルスイングではまた一ゲームしか打てないが、肝臓は大事にしなければ全てを失うので“細く長く”で行くしかない。
今年は糖尿病や神経痛や前立腺ガン治療の後遺症などの結構しんどい常連病に加え、膀胱炎や脂肪肝なんてのも入り込んで来たし、原因不明のわき腹の激痛や、歯を食いしばって打つことから根っこが割れた為に何本も歯を抜かれたし、再三再四転んで両ひざは痛い目に逢いっぱなしで、その時に打った小鼻はヒビが入ったらしくいまだに痛みはひかないし、左手首には130km/hのデッドボール二回と、もうこれでもか、これでもかと、まさに“弱り目に祟り目”の連続だった気がする。
そうこうしながらも、もはや男の平均寿命を五年超えて生かされている。
毎日酷い神経痛で寝ることもままならない結構つらい人生だが、いつまで生かされるのだろうか…
もう十分過ぎるほどに生かしてもらい、何年間もホームランを打ち続けられたことで何度もヒーロー気分を味わうことが出来て、本当に幸せな人生だった。
などと、転んだ怪我の為に今年はもうフルスイングでのバッティングは出来ない感じなので、年末は全く久ぶりに完全休養に当てようと思って一年を振り返っていたら、なんと弟子のD君からホームランを二本打って私を逆転したとの連絡が入った。
神様は簡単には休ませては下さらない感じだ。