前立腺ガン闘病 第二フェーズ  更なる検査期間 | 鹿児島のイチロー84歳 “十年前の状態に復活”を新目標に

鹿児島のイチロー84歳 “十年前の状態に復活”を新目標に

糖尿病の為に始めたバッティングセンター人生が二十数年を越えた。
81歳で「130km/hを打って7本のホームラン」という若者達でもやれないことが出来た。一応前立腺ガンを克服したので、
新たな目標として“十年前の自分への復活”に賭けてみようと思う。

4 月 14 日はいよいよ治療がはじまるものと思って、決死の覚悟を持って病院に行った。

 

しかし、ハリを刺す検査の結果を知らされるだけだった。

15 箇所刺されて 11 箇所からガンが見つかったとのこと。

それで次は転移を調べるためのCT 検査と、また別の日に MRI 検査して、ようやく治療に入るとのことだった。

 

気が短くて小心者の私は、強い目的意識のもとに動くクセがあって、決めた方向により強く動く反面、それを外されると完全に無気力、かつ脱力してしまうのだ。

 

二日間、ただあても無く走りまわったり、深夜のファミレスでスイーツを食いまくったりしていた。

 

 

昨夜ようやくにして気持ちの整理が出来て、何とかして次のステップを踏み出そうという気になった。

 

ガン闘病生活のうちの“第二フェーズ”として、もう一度 “最終検査期間”として考えることにした。

 

それは、生き甲斐の“ホームラン打ち”に専念して、ガンのことなどをはじめとして他のことは一切考えないということだ。

 

それで、即刻、スクワットと素振りを 30 回づつ 2 セットを、フルパワーをかけて行うことにした。

 

そして、メテオドームではガン宣告以前の態勢に戻して、ローテ日はフルパワーをかけて 2 ゲームを打つことにした。

ただ、それ以上打たねばならない時は、今後の治療のことを考えて、60 パーセントのパワー掛けで軽打に徹することとした。

 

 

今日はローテ日ではなかったが、最近健康法でバッティングを始めた人から指導を頼まれていたのでメテオドームに出かけた。

 

昔は高校球児だったそうだが、もう完全に打ち方を忘れているとのことだったが、なかなかどうしていいスイングをしていた。

 

私同様にホームランを打ちたいとのことだったので、打球の方向づけの仕方を重点的に教えた。

お手本を見せてくれと言われたので打って見せたが、80 パーセント以上をホームランゾーン方向に集中して見せることが出来て、ホームランも二本打って見せることが出来た。

 

打球の方向付けについては、軽いバットではスイングスピードが速くなって、一定の方向に打つ為には、タイミングの取り方もバットコントロールも難しくなるので、備えつけのバットより少し重たい 900g の竹製バットの購入を薦めておいた。

 

“即買いに行きます”と、目を輝かせていた。

 

私の 1200g バットでのホームランが中年男性を覚醒させたのは確かなので、何日ぶりかで気分が良かった。