初めて「さくら」に乗ってびっくりしたのがシートが格段に良くなっていることだった。
いつだったか忘れたが、テレビの収録の為に東京まで乗った「のぞみ」だったと思うが、シートの座面が奥行が少なくて尻の部分はまずまずだったが、太ももの裏の部分が少ししか無い為に、荷重を少ない面積で受けるので痛みが発生して、お蔭でくたくたに疲れ果てて東京へ着いたらしばしホームのベンチでへたり込んだことがあったからだ。
その時のイメージから又難儀な旅になると覚悟を決めていたのだが、写真のように奥行もたっぷりあったし、見た目もキレイで立派なものだった。
ただリクライニングと座面の角度のバランスは、まだまだクルマのソレには遠く及んでいなくて、一杯に倒すと逆に疲れる感じで、写真のように僅かに倒したところでなんとか体にフィットした。
荷物載せは見た目はきれいでいいのだが、下からはあまり見えないので、この世で二本しか無い“超・重量級バット”を盗まれやしないかと心配で居眠りするのが心配だった。
帰りは指定席がとれずに困ったが、切符売り場の人が“今ホームに入っている「みずほ」に乗られたら自由席が空いているはずですよ”と勧めて下さったので、その言葉に従った。
「さくら」に比べて「みずほ」という名前が耳になじみが無かったので新幹線の各駅停車なのかと思っていたら、なんと「さくら」より速くて鹿児島まで3時間46分で着く、最も速い新幹線だと判ってびっくりした。
「さくら」は4時間21分で料金は指定席で21500円也。「みずほ」は3時間46分で、料金は自由席で21110円也だった。
クルマで鹿児島から大阪を往復するとガソリン代と高速代で4万2、3千円かかるので、時間を考えたら新幹線も悪くないと思った。
ただ、私にとっては新幹線には大きな心配がつきものなのだが、それは次回へ。