今朝二男農園のビニールかけに行く時、ラジオから流れるインターバルシグナルと言う音楽を五十年振りくらいに聞きました。
昔牛飼いをしていたとき
ラジオから流れる
この放送開始前の音楽と共に
牛舎に響き渡る
ジーっという甲高い
モーターの音と
カッチャンカッチャンと言う
数台の
ミルカーの音が
聞こえてきたような気がしました。
寒い日は吐く息が白く
暑い夏は牛と牛の間で
汗をだらだら流しながら
乳搾り。
365日休むことなく
それでもそれが子供の頃から当たり前だったから不満もなく
過ごして来た日々が思い出されます。
子供達はちょろちょろ危ないのでしょっちゅうおぶって搾乳していました。
牛がおぶった息子の顔を
挨拶代わりに
ベロリって舐めて
泣き出した事も。
牛の舌はザラザラで
痛いのよ(笑)
その息子も
この初冬には親になる。
エコー写真に
ちっちゃなちっちゃな
手と足が写っていました。
無我夢中で子育てした日々はすっかり遠くなリました 。
今度は、母がしてくれたようにサポートする立場になりました。
母子共に無事に
その日を迎えられますように。
祈る気持ちと
そんな幸せを噛みしめながら
穏やかな穏やかな
一日が始まりました