しばらく空いてしまいましたが、覚えてらっしゃいますか🤣🤣💦💦
色んな気付きが押し寄せていて、まとめなきゃならないのに、私の脳ミソが追いつきません😱誰か脳ミソ貸して🙏💦
そーこーしてるうちに、本物のグテはインスタライブやったり、、メンタルをあの二人に煽られっぱなし😱😱😱
ということで、みなさんの記憶から消し去られる前に、ストーリーを進めます
前回のお話

【貴婦人達憧れの二人の貴公子】
近づく国王主催のポロのチャリティー競技会に向けて、キム公爵とチョン伯爵は交互にお互いの屋敷を行き来し、それぞれの近隣の領地で一緒に練習に励んだ
国王の『クレッセント』にキム公爵とチョン伯爵二人がメンバー入りしたことが社交界で知れわたると、貴婦人達が湧いた
その上チャリティー競技会で二人がデビューすると分かるやいなや
やれ新しいドレスだ、新しい靴だ、流行りの髪結師を手配だとブティックや美容師が一気に忙しくなった
二人がポロ専用の馬を使い基礎練習をしていると、日に日に練習場所になる領地内は馬車の往来が増え、見学者も増えていき、その分黄色い声も増えた
「やりにくい!!」
そのイライラした声と共に、マレットが力強く空を切った
この日は朝からキム公爵の機嫌が悪かった
毎度毎度
二人の一挙手一投足に婦人方の黄色い歓声が飛んでくる
日に日に増していく『奇声』にキム公爵もチョン伯爵も辟易していた
今回はキム公爵の屋敷内での練習だったが、屋敷とはいえ宮殿であるため貴族であれば立ち入りが許されていた
それでも練習場は柵で囲まれている馬場の中だったので、そこまでは誰も入ることは許されない
しかし、歓声だけは許可がなくても自由に二人の耳まで飛んできた
チョン伯爵は呆れ笑いで柵の向こう側を見た
すると更に歓声が強度を増して飛んできた
「あちらを向いたら余計に酷くなりますよ」
キム公爵が恨めしそうにチョン伯爵を見ながらそう言った
「はい、、うかつでした」
チョン伯爵はしまった・・というように柵側に背を向けた
いつも以上に見学者が多く耳をつんざく黄色い声も多かったので、馬も落ち着かない様子だった
キム公爵とチョン伯爵は何度も馬上で馬たちのご機嫌をなだめてやらねばならなかった
キム公爵はしびれを切らして、おもむろに馬から降りると、馬丁を呼んで手綱を渡した
チョン伯爵もそれにならい、馬から降りる
「チョン伯爵、アルミラージに乗って私の後に着いてきてください」
キム公爵が自身の馬であるアーサーに乗り換えるとチョン伯爵にそう言った
そしてキム公爵はアーサーの脇腹を軽くトンと蹴ると、『はっ!』と煽りを入れて駆け出した
チョン伯爵もそれに続き、アルミラージに乗り換えるとすぐさま後を追った
二人はそのまま馬場を出ると、みるみるうちに庭園の方へ駆けていく
見学していた婦人達からは
「あーー・・」という落胆の声と共に「テヒョン様ぁ!」「ジョングク様ぁ!」と二人を呼ぶ声が上がった
しかし、庭園はキム公爵家のプライベート区域になる為追いかけるわけにもいかず、どうにもならない
駆けていく二人の貴公子の後ろ姿は小さくなっていくばかりだった
【キム公爵の庭園にて】
庭園に差し掛かった所で、チョン伯爵はキム公爵に追いついた
そして、追いつくと自然にキム公爵の後ろ姿に視線が向く
駆け抜ける風にキム公爵の首に巻かれたクラバットがヒラヒラと揺れる
その度に美しい顎のラインが見え隠れする様がスローモーションで映る
チョン伯爵はそこにグイッと引き込まれた
『元々美しい方だけど、どうしてこんなに引き込まれてしまうのだろう・・』
キム公爵の容姿の美しさに加えて、馬の乗りこなしの優雅さ、佇まいの中に光る気品、王族の名に適う聡明さすら姿に満ち溢れる・・・
キム公爵が乗るアーサーの斜め後ろを駆けながらチョン伯爵は更に目が離せなくなってしまった
2頭の馬の蹄の音が、庭園内に心地良い響きとなって拡がっていく
そして、騒がしい見学者達からの目が届かない所まで来ると、常歩に戻していく
「やっと静かになったな・・・」
キム公爵がため息ながらにそう言った
そしてチョン伯爵へ振り返る
目が合ってハッとして、チョン伯爵は目を逸らした
さっきまでまるで聞こえなかった小鳥たちのさえずりが一気に耳に入ってくる・・・
駆けながらキム公爵に見惚れていたことがちょっと恥ずかしくなり
「キム公爵のご機嫌も戻られたでしょうか?」
と、笑いながら誤魔化すように聞いた
するとキム公爵はそれには答えず、しばらく無言でチョン伯爵を見ていたが、真顔になってこう言ってきた
「そろそろよそ行きの語り口調はやめよう。私のことは名前で呼んで欲しい。私も君を名前で呼ぶことにする」
「え?」
チョン伯爵は突然に一般の語り口調になったキム公爵に驚いた
「最近お互いに気心が知れてきているのに、言葉遣いがよそよそしい事に違和感を感じていてね。競技会ではこの違和感は邪魔になる。僕は君をジョングクと呼びたい。いい?」
「あ・・は、はい。」
チョン伯爵はどう応えたらいいのか分からず、しどろもどろになった
「私達の間には爵位による上下関係の隔たりを置きたくない」
「ありがとうございます。・・・では、私はテヒョン、、様とお呼び致します」
フッとキム公爵が笑った
「全然変わってないけど、、、ま、今はまだ仕方ないか」
そう言ってチョン伯爵の肩を叩いた
※ 画像はYou Tubeの公式から借りました