Yoっち☆楽しくグテを綴る♡ -10ページ目

Yoっち☆楽しくグテを綴る♡

テテとグクの Me Myself写真集にインスピレーションを得て【群青と真紅】をブログ内で執筆中です️

テテやはり出国🇫🇷でしたね
何日か前に同じCELINEのアンバサダーの方のスポがありましたもんね

今日のテテ、、、いつも以上にキラキラ✨と可愛い💕
ん❓赤い紐みたいなアクセ(?)は何だろう
最初見た時、トゥバのメンバーの誰かと思った😅ファッションがね、そんな感じだった


なんか鞄に可愛いの着いてるびっくり飛び出すハート
ちゃんとお顔が見えるようになってるし


あれ❓おかしいな🤔💦
ヒロノ、、購入してる❓←オイッ真顔

気付いたら勝手に指がポチして〜〜驚き
ソンミンス(손민수)してた🤣🤣🤣
来年カムバでワルツがあるから貯めないとって言ってたのにガーンハッ




画像お借りしました





だいぶ朝夕は涼しくなりましたね

6月に入り、暑くなり始めてから
私は朝の出勤前にコメダ珈琲に寄って
物語を打ち込んでいました
この年になって
初めて行きつけの店が出来たの(笑)
遂には、席に座れば何も言わなくてもアイス珈琲が甘さ抜きで出ました🤭
『モーニングはいつもので宜しいですか❓』
てな感じです😋

ああ、大人になったな、、、←遅っハッ

この時期は、戦闘のシーンから、大佐の容体急変と、かなり重い内容を綴っていたので、早朝に落ち着いて打ち込むことが出来て助かりました🙏

今年もあと3ヶ月、、、
群青と真紅もようやく終盤です



前回の物語
物語の続きが始まります✨✨✨


【喜びの再会】


テヒョンとジョングクは国王の執務室の前まで案内された。
「食事はここか?」
「はい」
「今日の陛下のご公務に支障はないのか?」
「本日、陛下のご公務はございません」
「そうか、、、珍しいな」
「お二人がご帰還されるとのことで、予備を含め3日間お休みを入れられました」
「3日も?」
「はい。予定されていたご公務は、他の王族の方々に委ねられました」
国王は過労で倒れて以来、公務の調整をうまく取り入れるようにしていた。
しかも今回は、テヒョンとジョングクの帰還の為に調整をしてくれたという事で、二人はとても有り難いと思った。

侍従が執務室の扉をノックして、
「お待たせ致しました。大公子殿下とチョン伯爵をお連れ致しました」
と告げると徐ろに扉を開けた。
「我々の他に誰かおるのか?」
侍従はただ笑顔で頷き、どうぞ中へと促した。テヒョンが入ろうと足を踏み入れた時、いきなり誰かに抱きしめられた。
「父上!?・・・いらしていたのですか?」
「テヒョン、、、待ち遠しかったぞ・・・」
「ご心配おかけ致しました、、父上、、、ただいま戻りました、、、」
「・・・本当にお前は帰って来たのだな?間違いなく私の息子が帰って来たのだな?」
「はい、、、」
父親の温かい迎い入れに、テヒョンの瞳に涙が浮かんだ。

「お帰りなさいませ、テヒョン様。チョン伯爵もご無事でようございました」
大公と一緒にテヒョン達を待っていたオルブライトが、親子を邪魔しないよう見守りながら静かに声を掛けた。
「オルブライト、、、ただいま」
テヒョンが涙ながらに応え、ジョングクは差し出された腕に応え握手を交わした。
大公は喜びに咽び泣いていたが、テヒョンの後ろに立っているジョングクに気付くと腕を伸ばして、引寄せて一緒に抱きしめる。

「ジョングク、、、よく戻ってきた!よく戻ってきた、、、、」
「ただいま戻りました、大公殿下、、、ご心配お掛けして申し訳ありません、、、、、」
大公はうん、うんと頷きながら更に涙を流した。二人に沢山言葉を掛けてやりたいのだか、何から言ってやればいいのか、気持ちが溢れ過ぎで言葉が出なかった。テヒョンとジョングクは二人で大公を抱きしめた。そして三人はしばらくそのまま再会の喜びを噛みしめる。
部屋の入り口には既に国王とセオドラ卿が立っていて、目の前の《三人の親子》を見守っていた。

「叔父上はお前達の無事を知るまでの間、ずっと寡黙に耐えておられ、帰りをひたすら信じて待たれていたのだぞ」
国王は抱き合う三人のそばに来て、両腕で包み込んだ。
「ああ、、、こうして息子達が無事に、揃って帰って来てくれた、、、それだけで私は感無量です。陛下」
そう言うと大公は急にその場に座り込んでしまった。
「父上!」
「ははは、、、大丈夫だ。安心したら力が抜けた、、、」
「どうぞ私達の肩に掴まって下さい」
テヒョンとジョングクが大公に肩を貸して、ゆっくり立ち上がらせる。そして近くにあった椅子に座らせた。

「改めて、、お帰りテヒョン」
大公は言いながら息子の頬を撫でた。
「ジョングク、、、もう身体は大丈夫なのか?」
「はい。しっかり療養させて頂きましたので」
ジョングクの答えに大公はにっこり笑って肩を撫でた。そして入口でまだ立ったままでいたセオドラ卿に声を掛ける。
「セオドラ卿!本当にご苦労様でした。息子達の世話をありがとう」
セオドラ卿は大公の前まで来ると、しゃがんで目線を合わせ握手をした。

「あなたが時折二人の様子を書いて送ってくれたおかげで、私は不安に苛まれる事はなかった。感謝しますよ」
「お役に立てる事が出来てようございました」
セオドラ卿は国王への報告の他に、大公へも手紙として二人の様子を書き送っていた。そこには父親同士の意思の疎通が感じられた。
「さあ、そろそろ食事にしよう」
国王が促すと大公もようやく立つ事が出来て、皆がそれぞれの席に着いた。
皆が席に揃った所で、グラスにシャンパンが注がれた。
「テヒョンとジョングクの帰還を祝して、乾杯!」
国王の明るい一声で食事が始まる。
国王主催の久しぶりの内輪の食卓は和やかに進んでいった。


食後、紅茶を飲みながら談笑していると、国王がジョングクに話し掛けた。
「ジョングク、フランスで《カタツムリ》を食べたというのは本当か?」
「はい。カタツムリといっても、エスカルゴという食用の物でございます」
「ほぅ、、、そのエスカルゴとかいうものをテヒョンも食べたのか?セオドラ卿はどうだ?」
「いや、、、私にはその勇気がございませんでした」
「私もでございます。あれを食べましたのは、我が息子だけでございます」
皆が一様に頷く。
「薄くスライスしたバゲットに乗せて頂きましたが、美味しかったですね〜〜。流石フランスは美食の国と言われるだけあります」

ジョングクが思い出しながら美味しそうに話すので、国王が更に興味を示した。
「ジョングクがそんなに言うのであれば、食してみたい。我が国でも取り寄せてみるか」
「この国であれが食べられるようになったら私は嬉しいです」
「キム公爵家のフランス料理に精通した敏腕シェフに、情報を貰えるよう話してくれるか?テヒョン」
「はい、では帰りましたら早速訊いてみます」
ジョングクだけでなく、国王も好奇心が旺盛だったので、本当に近い内にエスカルゴが英国に入ってくるかもしれないと、テヒョン達は思った。

そして何よりも生死の境を彷徨ったジョングクが、元気に回復しただけではなく、珍しいものを食べる位食欲旺盛なことが、活きる意欲に感じられて誰もが喜んでいた。
セオドラ卿は特に、悪夢のような日々を直接見ていただけに、今目の前で意欲的にフォークとナイフを動かして、帰国をした後も美味しそうに食べている息子の姿を安堵して見ていられた。
暫く談笑が続いた後、テヒョンとジョングクはお互いに目で合図をして、テヒョンの方から皆に声を掛けた。
「この場を借りまして、お話しておきたい事がございます」
「うん、申してみよ」
国王が許可をした。

「私は棒血を受け、ヴァンティーダとして覚醒致しましたが、すぐに血清を受けようと思っております」
国王は大公と目を合わせた。
「かなり苦しんで手に入れた超霊力であるぞ。それを解いてもよいのか?」
「はい。私の覚醒の目的はジョングクの命を助ける為でございました。それが果たされましたので、その力を保有する意味がなくなりました」
「おそれながら、私も申し上げたく存じます」
「ジョングクも何かあるのか?申してみよ」
「はい。私も血清を受けたいと思っております」
ジョングクは国王にそう話してから、父であるセオドラ卿の方を向いた。

「父上に何も相談せず、申し訳ございません」
セオドラ卿は目をつぶったまま何も応えなかった。
「テヒョンの場合とは違い、特殊な軍務を担うチョン伯爵家の実質《長》であるお前の発言には、今後の有事に際しての責任が伴う。理由を申してみよ」
「はい。私は戦闘の中で自分の中にある野蛮な部分を嫌というほど見ました。まるで血も涙もない悪魔です。戦争ですから、どちらかが死ぬか生きるかのせめぎ合いです。敵に温情など掛けていたらそれこそ仲間の命も危ぶまれます。そう考えれば悪魔になる事はよかったのかもしれません、、、」
皆静かにジョングクの話に耳を傾けていた。

「しかし、私の戦い方は怒りが先行し、私の善意も部隊を統率する者としての責任の許容範囲も超え、必要以上に残酷な殺し方をしてしまいます。私が真のヴァンティーダとしての自分を制御出来ないことが恐ろしいのです」
ジョングクは眉間にシワを寄せ苦痛の表情をした。
「そうか、、、よく分かった。それでそのお前の残酷な所業は証明する事が出来るか?」
「中佐のアンジェロが私のそばにおりましたので、彼は目撃者であったはずです」

「分かった。戦争中は随分とその事で苦労したのだろうな、、、辛かった思いをよく話してくれた」
国王は静かに労った。テヒョンは未だ苦痛に満ちた表情のジョングクを見て、そっと背中に腕を回すとそっと擦ってやった。
「本人自ら戦争中の話が出たので、関連するこれからの事を先に申しておく。
ジョングクの功績については評価されるべきだが、報告によれば本人も既に分かっているように、軍法に逸脱した所がある為、今後審議にかけられることになる」
「陛下!」
思わず立ち上がったテヒョンをジョングクが制した。

「まぁ待てテヒョン。ジョングクを裁判にかけるわけではないので安心しろ。戦争という国同士の有事に対して、きちんと検証する必要があるのだ。例え元凶を作った者が滅んだとしても、内容を精査し検証した結果は世界に示さねばならない。その事は軍人であるジョングクは充分に承知しているのだ」
ジョングクは穏やかな笑みを浮かべてテヒョンを見ると頷いた。
「今日は二人が揃い帰還しためでたい日だ。この話はここまでにしよう。
今の二人からの申し出については、一旦国王預かりとさせてもらう。よいな?」
「はい」
テヒョンとジョングクは頷いた。


昼が過ぎ二人はようやく家に帰ることになった。馬車寄せまでテヒョンとジョングクは大公とセオドラ卿と共に歩いていた。
「それぞれ家の者達は首を長くしてお前達の帰りを待っているだろう」
大公が言う。
「皆にはジョングクの容態の事で、沢山気苦労をさせてしまいました、、、、」
「本当に、父上の仰る通りです、、それと、パックスは元気でいてくれたのかどうかも気になります、、、」
「そうだよ、、僕もパックスに会いたい。公爵家にももっと慣れてもらわないといけないから、落ち着いたら連れて来るといい」
「はい、そう致します」
「ということは、婿入りはジョングクだけではなく、パックスもということになるな」
大公の言葉に皆が笑った。

馬車寄せには既に両家の馬車が停まっていて、オルブライトが先に待っていた。大公とテヒョンが馬車に乗り込む。
「じゃあ、またな」
見送るジョングクにテヒョンが声を掛けた。
「はい。お気を付けて」
「義父上もありがとうございました」
「殿下、こちらこそ本当にありがとうございました」
セオドラ卿は頭を下げた。
「ではな。また宮廷で」
大公が最後に声を掛けると、馬車は出発した。
「我々も参るぞ」
「はい」
ジョングクとセオドラ卿も馬車に乗り込み、家路に向かった。

___________


「懐かしい景色をこうして見ていますと、やはり帰ってきたのだと実感が湧き落ち着きますね、、、」
ジョングクは外の景色を眺めながら言った。息子の穏やかな表情を暫く見ていたセオドラ卿は、静かに訊ねた。
「まだ夜中に起きてしまう事があるのか?」
実はセオドラ卿はテヒョンから、ジョングクがうなされて夜中に何度も目を覚ましていた事を聞いていた。
窓から視線を外すとふぅ、、、っと息を吐いて応える。

「父上、、、私が直接殺めた敵方の人間は20人以上おります。・・・自分が戦争の名の下にどれだけの人間の人生を止めてしまう事になるのか、戦闘が始まる度に数えておりました」
「ジョングク、、、、」
「しかし20人を越えた以降、、自分自身が分からなくなり、戦闘になる度に敵への憎悪が増して、、、ヴァンティエストの責務を越え、、、私は悪魔に変わりました」

セオドラ卿は、敵だけでなく自分の内に潜む悪魔とも闘っていた息子の苦悩に、返す言葉を失った。二人は無言で各々の思いにふけいっていたが、ジョングクが話し始めた。
「父上、気になることがございます」
「なんだ?」
「アルテミエフでございますが、、、テヒョン様がヴァンティーダとニュウマリーの両方の血を受け継いでいる事を知っておりました」
セオドラ卿は眉間にしわを寄せて、険しい表情をした。
「それは本人の口から聞いたのだな」
「はい。覚醒していない事も知っているようでした」

「アルテミエフは洗脳を得意とするかなりの策士であったから、我々アイゼナ派に探りを入れてくるだろうとは思っていたが、、、やはり知っておったか、、、」
「父上、、、考えにくいことではございますが、やはり内部の者からの情報漏洩なのでしょうか?アルテミエフは『調べは付いている』という言い方をしておりました」
セオドラ卿は暫く考えていたが、
「陛下にご報告申し上げ、今回の戦争の近辺に宮廷の臣下として入ってきて、尚且つ辞めるのも早かった者がいたかどうか、調べて頂く必要がある」
「潜入者がいたかも知れないということですね?」
「まだ想像の域ではあるがな」


【其々の我が家】


キム公爵家________

「スミス様!馬車がじきにご到着だそうです!」
「もうすぐ殿下がお帰りでございます!」
公爵家の従僕達や女中達は、待ちに待った《主人》の帰還にいつもとは違って慌ただしく出迎えの準備をした。
「バタバタするでない!見苦しいぞ。デイビスはどうした?」
「既に外に出てお出迎えの準備をしております」
「なんと!私が出遅れてしまっているのだな」
スミスは慌てて外に出た。
「スミス様どちらにいらしたのですか?」
デイビスが落ち着き払った様子で言った。
「・・・お前を探しておったのだ」
スミスがそう言って、上がった息を整えていると馬車が到着した。
御者が扉を開く。先に大公が降りて来た。

「お帰りなさいませ、大公殿下」
「うん、テヒョンを連れて帰ってきたぞ」
大公の言葉の後にすぐテヒョンが降りてきた。
「ただいま!」
「お帰りなさいませ!殿下!」
デイビスが真っ先に迎え出る。
「デイビス!久しぶりだな。留守中変わったことはなかったか?」
「はい、、、ああ、お元気そうで、、、ようございました」
デイビスは元気なテヒョンの姿に感激した。テヒョンはデイビスの肩を優しく叩いた。そして、その後ろにスミスの姿を見付けた。

「スミス、、、ただいま」
テヒョンはスミスからの挨拶を待たずに、そのまま抱きついていった。
「お帰りなさいませ、テヒョン様、、、今日のこの日をずっと、ずっと信じてお待ち申し上げておりました」
スミスはテヒョンの背中を擦った。
王位を継承する公爵家の子息の養育を任されてから、責任者としてずっと我が子のように大切に養育してきた。成人してからは当主としての職務に勤しむ姿を見守り、また手伝い、補佐としても力を注いで来た。
スミスにとってテヒョンは、人生を懸けて尽くした《王子》だった。

その王子の命を懸けての婚約者への献身に、スミスは心を寄せたのだが、それは想像を遥かに超える忍耐が必要とされた。家臣としての技量は然ることながら、人としての真価までも試されるような思いだったのだ。信じて前に進むテヒョンを更に信頼して待つ。
親である大公と共に、見守る側の人生の大きな試練だったと振り返る。勿論、それは当人であるテヒョンの方が遥かに大きな試練だった筈だ。
元気な姿で帰還したテヒョンを目の前にして、スミスは何も言葉が出なかった。使命をやり遂げて戻った姿は、自信に溢れ威厳に満ちていた。

「スミス、そろそろお二人を中へ」
最後に馬車から降りてきたオルブライトが声を掛けた。
「これはこれは、、、中にお入りいただかずに、申し訳ありません。お寒うございましたな」
スミスは我に返り、テヒョンと大公を中へ入るよう促した。
宮殿内に入るとテヒョンは職員達から拍手を受けた。
「ただいま。皆には心配をかけたな」
テヒョンの言葉を受けて泣き出す者もいる。
「お帰りなさいませテヒョン様!」
「ミセス・ブラウン、、、ああ、そんなに泣いて、、、」
「チョン伯爵とご一緒にご帰国と伺って、、私は本当に安堵致しました」
「うん、、、ありがとう。さあ、もう泣き止んでくれ」

おいおいと泣いてテヒョンの帰りを喜んでいたミセス・ブラウンだったが、急に真顔でテヒョンの手を取った。
「テヒョン様!」
「おお・・・何だ?」
「お二人が無事に戻られたということは、ご婚礼の準備が再開されるという事でございますね!」
「うん、、、まぁ、、そういう事だな」
「こうしてはおられません!私はこれで失礼致します」
ミセス・ブラウンは水を得た魚の様にハツラツとして言うと、テヒョンと大公にお辞儀をした。そして、そこにいた数人の女中を連れてどこかへ向かって行ってしまった。

テヒョンはミセス・ブラウンの後ろ姿を唖然として見ていた。
「ミセス・ブラウンは泣いたり笑ったりと、相変わらず忙しないな」
大公が笑う。
「口にすら出しませんでしたが、テヒョン様の御婚儀が延期になった時、職員の中で一番落胆をしたのが彼女でしたから、先走ってはおりますが嬉しくて仕方がないのでしょうなぁ」
スミスが言うとオルブライトも頷いた。
「それだけ皆がお前の幸せを望んでいるということだな」
「はい、、、嬉しいことです」
テヒョンは嬉しそうに笑って応えた。


職員達からの出迎えに長く応えていたので、自分の部屋に戻るまで随分と時間を費やしていた。
久しぶりに部屋に帰ってきて、テヒョンは深呼吸をした。
「ようやく、本当に我が家に帰ってきたという実感が湧くな」
ジョングクの容態を知らされてから、色んな課題を越えて慌ただしくフランスへ立ったので、かなり久しぶりに部屋に帰ってきたような感覚だった。
「あの日の自分の精神状態すら覚えていないよ」
テヒョンは窓辺に向かうと、外の景色を見ながら言った。

スミスが紅茶を淹れながら、そっと応える。
「全ては《ジョングク様をお救いする為》。貴方様のお心はただ一心にそこに向かわれておりました、、、はい、紅茶が入りました」
「うん、、、そうだったな、、、」
テヒョンはスミスの紅茶を一口含むと、ゆっくり喉へ流し込んだ。
久々に味わうそのたおやかな風味と、胸に伝わっていく温かさをじっくりと確かめた。

ジョングクと共に我が国に戻り
我が家に帰ってきたのだ・・・

テヒョンはふた口目の紅茶を飲むと、英国の我が家の味を思う存分堪能した。
「やはりスミスの紅茶が一番だな。一緒に飲もう」
「嬉しゅうございます」

スミスは久しぶりに、テヒョンと一緒にお茶の時間を楽しんだ。
「あ、先ほどのミセス・ブラウンが言っておりました御婚儀の話で思い出しました」
「何だ?」
「人台に掛けてございますテヒョン様の婚礼衣装でございますが、ミセス・ブラウンが欠かさずお手入れをしておりました」
「そうだったのか、、、」
「お衣装を作られた工房からも、定期的にお手入れに来て貰ってはいたのですけど、、、人任せにしない所が彼女らしい。」
「私の婚礼衣装を大切にしてくれて、有り難いよ」
「御婚儀が延期になっていたことを思えば、仕舞わずに人台に掛けておいてようございましたな」

テヒョンは話を聞きながら、衣装のところへ行ってみた。そしてオーガンジーの掛け布を捲り衣装を見た。
「本当だ、、、、シワ一つ無い」
「ああ、本当ですね、、、」
「スミス、後でミセス・ブラウンを部屋へ来るように伝えてくれるか?サイズを確認したいから袖を通したいとな」
「はい。もう喜んで飛んで来ますでしょう」
想像がつく様子に二人で笑った。


チョン伯爵家______

「ジョングク様のお馬車が見えて参りました!」
チョン伯爵家の門番が屋敷に馬車が到着する事を伝えに来た。
すると帰りを待ちかねて、玄関の所で待機していた従僕や女中達がぞろぞろと外に出て並び始めた。見ると伯爵家の全職員が出て来ているようだった。
この度の主人の帰還は《生還》でもあるため、全員が緊張した面持ちで待った。
「よいか、ジョングク様のお姿を見ても、決して取り乱したりすることがないように!名誉あるご帰還であるのだから毅然と敬意の心でお迎えするのだ」
ハンスが厳しく注意を促した。

「パックスや、お前が待ち望んだご主人のお帰りだぞ。嬉しいか?」
ハンスの腕の中には、一緒にジョングクを迎える為にパックスがいた。皆が集まっているので、彼は何事かとキョロキョロと周りを見回すだけで大人しくしていた。
「馬車のご到着でございます!」
その掛け声の後に、ジョングクが乗った馬車が玄関前に到着した。
待ち構えていた職員達が、主人の姿を早く確認したいというように固唾を呑んで馬車の扉を見ていた。御者が降りて扉を開けると、パックスがハンスの腕から飛び降りて、馬車の中へ駆けて入っていった。
「あ!これ!パックス」
ハンスは呼び止めたが、相手は動物なのでもう諦めた。

「パックス!!」
パックスはジョングクの声を聞くと、狂わんばかりにキュンキュンと鳴いて主人の懐へ飛びついた。
セオドラ卿は笑いながら先に降りた。
「お帰りなさいませ!」
職員達が出迎える。
「お疲れ様でございました、、、」
ハンスが深々とお辞儀をして迎えた。
やっとパックスを宥めたジョングクがパックスを抱いて降りてきた。
「お帰りなさいませ!!」
職員達が大きな声でジョングクを迎えた。
「皆ただいま。留守中はありがとう。この通り元気に帰りましたよ」

ジョングクの元気な声と姿を見ると、一人、また一人と感極まって泣き出した。
「これこれ、、、取り乱すなと申したであろう、、、」
そんな言葉も虚しく、連鎖のように皆が泣き出していった。
「ハンス、、、帰ったよ、、、」
ジョングクが、パックスを抱いたままのハンスの肩を抱いた。
「ジョングク様、、、、お待ち致しておりました、、、ハンスは、、ハンスは、、、」
せきを切ったようにハンスは泣き出した。職員達の誰よりも嗚咽をしながらジョングクを迎えた。

「なんだ、ハンスが一番取り乱しているではないか」
セオドラ卿の一言で、皆が泣き笑いをした。
「申し訳ありません、、、」
「いいんだ、、、私の方こそ皆には本当に心配を掛けた。すまない」
職員達は皆首を横に振った。
「お帰りを信じてお待ちしておりました」
「お元気なお姿を拝見出来て、嬉しゅうございます」
職員達からの温かい言葉に、ジョングクの瞳から涙が溢れる。

「さあ、中へお入り下さいませ。ジョングク様のお部屋は既に暖かく、貴方様をお待ちしております」
ジョングクはセオドラ卿と共に屋敷の中へ入って行った。
ジョングクの部屋は綺麗に整理整頓がされていて、暫く使われていない状態であるのが見て分かったが、今は暖かく温められて、紅茶を淹れられる準備もされていた。
久しぶりの自分の部屋にようやく気持ちが落ち着いてきた。ぐるりと見渡して、ふとベッドの上に視線が止まった。
近付いてよく見ると、それはジョングクがテヒョンに贈ったあのガウンコートだった。

「これはテヒョン様がお忘れになったのか?」
紅茶のポットにお湯を注いでいたハンスが手を止めて応えた。
「いいえ、貴方様が出征した後、殿下が宮殿へお帰りになる際に置いて行かれたのですよ。」
「そうだったのか、、、」
「殿下はその代わり、貴方様のガウンコートをお持ち帰りになりましたよ」
ジョングクは綺麗に畳まれたテヒョンのガウンコートを手に取った。
「当初のご予定では、ジョングク様が職務を果たされて、無事に帰還されるまで、貴方様のガウンコートを着てお待ちになるおつもりだったようですよ。誠にお可愛らしい事をなさるお方だと思いました」

「でも私が負傷をして、あろうことかそんなテヒョン様に多大なご負担をおかけしてしまったのだ、、、」
「そういう風に仰いますな・・・ジョングク様。私は大公子殿下がフランスへ出発する時に、パックスと一緒にお見送りをさせて頂きました」
「うん、テヒョン様から聞いたよ」
「あの御方の神がかった崇高なお姿は、とても棒血を受けて苦しまれたとは思えない程、凛々しかったことを覚えております。殿下はとても強い信念をお持ちでいらっしゃいました。僅かな可能性だけでも、突き進んで行ける精神力を持っていらっしゃるなど、並み大抵のことではございません」

「うん、、、私はテヒョン様のその尊い勇気のおかげで生き長らえたのだ、、、」
「貴方様はヨーロッパの救世主、殿下はその貴方様の救世主でいらっしゃいます。私どもには神にも等しい方々でございますよ」
ハンスはそう言ってジョングクの手を握りしめた。
「ジョングク様、、、改めて、お帰りなさいませ。元気になられてお戻り頂けて、、、本当に、本当に嬉しゅうございます」
「ハンス、、、」
ジョングクはハンスを抱きしめた。

生まれてからずっとそばにいてくれた、チョン伯爵家の執事だ。彼の懐の温かさに触れ《家》に帰ってきた、もう本当に戦争は終わったのだと、安堵することが出来た気がした。
後は軍人としての残された責務を果たすだけだと心に言い聞かせた。
ジョングクはテヒョンのガウンコートを羽織り、想い人だけでなく命の恩人にまでなってくれた事への感謝を思い込めた。


つづく_______

※ 宮殿の画像はお借りしました



テテとグクに関する事しか書きたくなかったのだけど


あまりにも耳を疑う情報が入るもんだから😮‍💨



ご存知の方も多いかと思いますが

Diorに移ったピーターさんのインスタのコメント欄が

🐥氏のファン(本当にファンなのだろうか🤔)からの

〈テテとグクをアンフォローしろ〉とかなんとか、、、そんな書き込みで


まぁ〜酷いことになってるらしいね


これって🐥氏には悪影響しかない

ブランドのイメージにも影響するし

こんな野蛮なファンダムを持つアンバサダーをいつまでも持つわけにはいかないと、解任させられるかもしれない


相変わらず🐥氏は表に出て来ないけど

益々出辛いんじゃないのかしら


本当に🐥氏のファンなら

その大切な推しの足をすくうことはしちゃならないと気付いて欲しいよ



テテもグクもWラやる度にアンチコメ送られてるみたいだけど

嫌いなら来ないでもらいたいよ💢


さとうみつろうさんが

タイムリーな記事を書いてらしたので

シェアしますね


芸能人て大変だよね😌💨


https://ameblo.jp/mitsulow/entry-12932223687.html




楽しそうな二人貼っておきます💙❤️